♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
冬と【腎】のはなし

いよいよ冬本番という感じになってきました
東洋医学の五行論では
冬は『補陽温腎』といい、腎臓を大事にすることが冬を元気に乗り切るために重要だと考えます。
五行論とは自然界に存在する物資を【木】【火】【土】【金】【水】に分け
五行(木、火、土、金、水)
季節(春、夏、長夏、秋、冬)
五情(怒、喜、思、悲、恐)
五臓(肝、心、脾、肺、腎)
六腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)
と結びつけて考えます。
【冬】は五行で5番目の【水】、
五臓の腎臓はこの【水】に属していて、
身体を循環する水分の代謝をしているために、深く関係しています。
また、五情の【恐】にも関わりがあるため、【腎】が弱ると不安や、恐れの感情が強くなると言われています。
五官(目、舌、口、鼻、耳)でいうと、腎は耳と関係しているので、恐れや不安の感情が強いと、耳鳴りやめまいなどの症状がが出ることも。
冬は冷えて血流の悪さにより腎臓の働きが低下し、次のような不調が現れやすくなります。
♦むくみ
♦頻尿
♦息切れ
♦呼吸困難
♦めまい
♦耳鳴り
♦難聴
♦節々の痛み
♦抜け毛や薄毛
腎臓は、体の老廃物をろ過して尿にしたり、汗や体内の水分をコントロールする「水の代謝」
血圧のコントロール、骨を作るビタミンⅮを活性化させカルシウムの吸収、生殖機能や、発育をコントロールする役割もしています。
また、呼吸する際に肺からの空気を取り込む納気作用で、肺と連動することで正常な呼吸が行われています。
つまり腎に空気を取り込めないと、深い呼吸ができなくなります。
そして腎は、生まれつきの「先天の気」といわれる両親から受け継いだ「気」を蓄え
これは年齢と共に減少してしまいますが
それを補うのが、食事などから取り入れる「後天の気」です。
そして腎臓は右と左があり
二つあるので、それぞれ働きが違います。
右は、肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品(陽性)のろ過を、左は砂糖、果物などの甘いもの(陰性)をろ過しています。
なので食べた物によって、いずれかが目詰まりを起こしたりします。
たとえば肩の
左が凝っていると感じるなら陰性食品の影響を、
右が凝っている時は、陽性食品の影響を受けている
可能性があります。
右肩が痛い時は、動物性食品を溶かすような野菜をとると目詰まりが取れ
ネギやしいたけ、ジャガイモ、ニンニクや香りの強い野菜が毒消しをしてくれます。
左肩が痛い時は、甘いものや陰性食品の影響を受けている可能性があり
それらを控えることが大切です。
また不思議なことに
腎臓病で見られる浮腫(むくみ)の改善に小豆の
小豆サポニンが有効であることが分かっていますが
小豆は腎臓のような形をしているのです。
同じ形のものは、それらが創られるプロセスで、同じようなエネルギーが働いてできたものと考えられ、
病気とは本来の臓器のもつ波動が乱れたものと考えられるので、波動がほぼ同じである食べ物を食べ、乱れを修正すれば病気が治ると考えられてきました。
また黒い色の食べ物が腎を癒す
とも言われるので
黒豆、黒胡麻、ひじき、きくらげ、黒酢
なんかもオススメです。
また冬はエネルギーを蓄える時期です。
「過度」な活動、運動と
〇〇しすぎ、睡眠不足には注意して
しっかりと休息し
腎を労わることを意識して
師走と寒い冬を乗り越えましょう。
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脳の疲れを取るには…

脳が健康であれば、心と身体も健康でいられます。
脳の疲労回復のポイントは、「五感」だそうです。
五感とは、視覚(見る)、聴覚(聴く)、味覚(味わう)、嗅覚(嗅ぐ)、触覚(皮膚で感じる)の5つの感覚で
外界の情報や生命をおびやかす危険をキャッチするセンサーのため、五感で得た情報は瞬時に脳へ送られ、次の指令が瞬時に下されるようになっています。
五感と脳は密接な関係にあり、脳が疲れていると五感が鈍くなったり、逆に五感が鈍ることによって脳の疲れを引き起こしたりというように、五感は脳の疲れにも影響しています。
現代人は五感が鈍っているといわれ
原因は、「情報過多」です。
スマホでは四六時中、情報を得ることができて便利は反面
必要以上な状態に囲まれる生活をしています。
これらの情報を全てキャッチしていると、脳はパンクしてしまうため、知らないうちに五感を鈍感にすることでそれを防いでいるのです。
逆に
「最近ニオイがわかりにくい」
「音が聞こえにくい」
「味がしない」
など五感が鈍くなっているなら身体からのSOSです。
すぐに体を休め体調を整えていきましょう。
🌿五感を刺激して脳をクリアに
①視覚
五感の中で、視覚は80%を占めている感覚です。
文字情報ではなく、花や空を見上げたりして、本能の脳を刺激することが大切です。
②聴覚
虫の音や芝生を踏みしめる音などの控えめな音を感じることは、聴覚を刺激するのに有効で、好きな音楽を聴くのも◎
③味覚
好きな物を快く食べ、脳を満足させ、旬の味覚を取り入れ、舌で季節を感じることも大切です。
④嗅覚
好きな香りを嗅ぐことで脳が瞬時にリラックスします。季節の変化も香りで感じてみると◎
⑤触覚
肌に手を当てることは、それだけで気持ちよさにつながります。脳に一番近い頭皮のマッサージは、脳の疲れに有効です。
大切なのは「自分の感覚を意識する」こと。
何かに気を取られて、自分自身の感覚に集中できないときは、一旦立ち止まることも必要で
時にはぼーっとして感覚をオフすることも重要かもしれません。
新しい一週間、年末に向けて
体も心も労わりながらお過ごし下さい◟̆◞̆
人間も冬眠状態に…?

月や太陽のリズムで1年は
春夏秋冬の四季、二十四節気に分けられ、さらに七十二候に細分され、
それは、季節を知る目安であるとともに、カレンダーのなかった古来の人たちにとって農作業やさまざまな行事の指標となりました。
七十二候では12月12日からは『熊蟄穴(くまあなにこもる)』
と言われる期間で
文字通り、熊が冬ごもりの時期に入り穴にこもる頃…
熊や動物は冬眠しますが、そもそも人も人間である以前に動物なので
人間も冬になると、それと似たような状況になります。
冬に余計なパワーを消費しないように、身体が反応してしまうのです。
冬に食欲が増すのも身体が冬になる前にエネルギーを蓄えようとしているからだそうです。
体調や気持ちの変化は、クマと同じように身体が環境の変化に適応しようとしている
生き物として身体に備わっている仕組みなのです。
だから冬は
・朝が起きられない。
・気持ちがスッキリしない。
・食欲が増す
などが起きやすくなります。
そしてそれは、日の光が関係しています。
日照時間は夏至が最も長く、冬至に向かって徐々に短くなっていきますが
実は現代の生活は光を浴びることが絶対的に足りていないと言われます。
冬は日の長さが短くなるだけではなく、
室内にいる時間が長く身体が感じる光そのものが足りないことが、
冬眠のような症状を感じてしまう原因と言われています。
大事なのは目に日光が入ることで
無理に外出しなくても、窓際で日光に当たるだけでもいいそうです。
寒くても冬はなるべく朝に重点を置いて、日光を意識するようにし、
身体を冬眠状態から目覚めさせ、冬も元気に過ごしましょう。
眠りの浅さ、ダルさ、ご相談ください。
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とれない疲れ…ホルモンから?

心や体の不調が実はホルモンが原因で起こっていることもあります。
体のホルモンの生産地として土台となる器官が、〝ストレスの腺〟といわれる「副腎」
左右の腎臓の上にあるピラミッド型をした臓器です。
重さは5gと、とても小さいですが、
近年の研究では、高血圧、慢性疲労、うつ症状、糖尿病、アレルギー、花粉症、動脈硬化、性欲低下、不眠、認知障害…など、実に多くの不調・疾患に副腎で作られるホルモンが関わっていることが判明しました。
仕事、人間関係などのストレスや、偏った食生活や運動不足などによって副腎の機能低下が続くと、ホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労、精神不安、食欲不振、下痢、アレルギー症状などの様々な症状を引き起こし
これは副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)症候群と言われます。
- いつも眠く、寝てもつかれがとれない
- 朝、起きるのが辛い
- 塩分や糖分の濃いものが欲しくなる
- 抜け毛が多くなる
- 慢性的に便秘
- 冷え性
- 顔や腕にシミができやすくなった
- 関節が痛む
- PMSがひどい
- 疲れているのに寝れない
- ちょっとしたことでイライラしてしまう
- 集中力がなくなり記憶力も鈍くなる
- 気分が落ち込みやすく、何もかもが嫌になる
副腎が分泌するホルモンの中でもコルチゾールはストレスに対処し、生命維持に欠かせない「スーパーホルモン」です。
この副腎はなかなかダイレクトにアプローチするのは難しいものですが
一番は日常の食生活を改善することです。
副腎が疲弊していると、細胞は体に貯蔵された栄養素を使い果たしてしまい、常に新たな栄養素を必要とします。
しっかり機能するためには、まず食べたものがきちんと腸で消化され、栄養が吸収され、不要なものはスムーズに排泄されるようにしなければなりません。
そのためには腸内細菌のバランスを整え、腸の粘膜を丈夫にして、細胞を活性化するのが大切です。
腸が荒れて炎症が起こると、副腎はコルチゾールをどんどん分泌して炎症を食い止めようとし
その結果、副腎が疲弊し負のスパイラルが起きます。
副腎疲労がある人の共通点はこの腸の炎症で
その炎症やアレルギーの元になるのが小麦に含まれるグルテンと乳製品に含まれるカゼインという物質だといわれ、
小麦粉を使った食材や乳製品をできるだけ減らしたり、味噌、納豆、漬物などの伝統的な発酵食品から植物性の乳酸菌を摂ることが改善のカギです。
そして副腎へのセルフケアとして
副腎周辺の皮膚にマイルドな刺激を与えること。『皮膚は露出した脳』と言われていて、皮膚への刺激は心に直接影響を与えていると言われています。
手を当ててタッチする
副腎のあたりに直接手を当てて、優しく温めるように触れるというそれだけです。身体心理学の研究によると、このエリアに焦点を当ててタッチすることで、副腎の過活動を抑えてくれたり、不適応状態になっているのを手助けしてくれます。
シャワーなどで温める
シャワーをお灸のように副腎あたりに当てることによって、副腎の活動を抑制することができます。
熱いシャワーを浴びると表面温度が一時的に上がりますが、その後の放熱作用(熱を発散させようとする力)で身体の内部や脳の温度を低下させるので、より熟睡できて心身ともにリラックス効果を高めます。
【効果的なシャワーの浴び方】
・少し熱めのお湯を頭から顔、胸、お腹、脚と順番に、1カ所につき30秒程度かけてから全身に移動させます。
・特に腰の部分は、やや熱め(41度から43度くらい)のシャワーを1分ほど集中的にかけましょう。副腎の活動を抑えることによってストレスホルモンを低下させることができます。
気づかぬ疲労=副腎疲労の人はかなり多いと言われています。
私自身も食事を変えたことにより、体が劇的に変わったひとりです。
小麦製品が好きな方は大幅にカットすることは逆にストレスにもなりかねないので
緩く実践したり、その他のケアをすることをオススメします。
以前書いた副腎疲労のブログから奏を見つけて下さった方がいましたが、整体では副腎にダイレクトにアプローチするというよりは
体を整え全体の臓器の働きを良くすることで副腎の疲労、負担を軽減させると考えます。
取れない疲れ…もしかしたら副腎疲労かもしれません。
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【脳が疲れている】サイン

何かとバタバタする師走は
体ではなく頭(脳)が疲れている…
そんな感覚があるかもしれません。
人間の脳は、ほかの動物とは違って、
生命活動をつかさどる脳幹などよりも、大脳新皮質が占める割合が多いのが特徴です。
大脳新皮質が大きくなることで、ただ生きるのではなく、運動や感覚、思考、認知、記憶などが発達してきましたが、
時代の流れとともに昔よりも便利になった反面、「ストレス社会」と言われるのも現実です。
痛みや不調など、体が発する少々のサインなら無視して、我慢してしまうことが増えてしまうと「体と脳との間にズレ」が生じていきます。
本来「疲れたー!」という疲労は大事な生体アラームですが
疲労の正体は、脳にある自律神経の働きをコントロールしている視床下部などの神経細胞の疲弊、つまり「脳の疲労」であると断言されています。
脳の疲労に気づかないと、
体の「神経系」「内分泌系」「免疫系」からなるホメオスタシス(生体などを一定の状態に保ち続けようとする傾向)が「神経系」から乱れ、内分泌系・免疫系に影響し、さまざまな不調が出てきます。
そしてその脳の疲労は
大脳新皮質の眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)で「疲労感」として自覚しているそうです。
疲労がたまってくると周辺注意視野を狭めて、目から入ってくる情報を少なくし、脳を休ませようとします。
・視野が狭くなる
・不注意になる
のは脳疲労のサインです。
そして
脳の前頭前皮質の体積が大きな人は、ネガティブな出来事をポジティブに受け止め、感情に受けるストレスから身を守りやすい性格である傾向があるという研究結果もあります。
頭皮の硬くなってませんか?
そのサインは「頭皮」にわかりやすく出ると言います。ストレスがたまったり、疲れるとその状態が頭皮に現れ、頭皮がむくんでブヨブヨになったり、過緊張による血行不良でカチカチになったりします。
頭皮の硬さは
・目の疲れ
・肩こり頭痛、首のコリ
・髪の毛
にも影響します。
そして、頭皮が硬いと思考まで硬くなり、頭の回転が悪くなったり、作業がはかどらなかったりすることも…
まずは目の後ろを押してみましょう
ココが圧して、ズンときたり痛ければ
頭皮も硬くなり
脳は疲れているかもしれません。
シャンプーの時に頭皮マッサージをするのが
おすすめです。
両手の5本の指で、後頭部の頭皮を細かくつまみほぐす。場所を変えながら、後頭部全体をほぐしていく。
腕が疲れる…という方はヘッドマッサージは
やはり、人にやってもらうのが1番だと思います笑
最近視界が狭い、不注意が多い…
思い当たる方は脳が疲れているサインです。
頭皮のマッサージで改善するかもしれません◟̆◞̆
頭、目の疲れもご相談くださいね。