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【ストレートネック】の意外な原因

「ストレートネック」
近年まで「肩こり」などと一緒に考えられていましたが、肩こりだけでなく首こりや頭痛、眼精疲労、めまい、吐き気、そして時には顎関節症や側弯症などを引き起こす、可能性があるストレートネック。
実はストレートネックの人は急激に増えていとその原因の1つがスマートフォンの使い過ぎと言われています。
ストレートネックで姿勢が悪くなると首の筋肉の影響が、筋膜で一続きである頭皮やおでこにも生じ、なんとおでこのシワにまで発展するこも。
スマホを持つ手は体の前方下方向にあるため、それを見るために自然と頭部は肩口よりも前に突き出ます。それが首へのダメージとなり、様々なトラブルに発展します。
本来、首の骨は重たい頭部の衝撃を吸収するために緩やかに前弯のカーブを描いています。頭部の重さはボーリングの球ほどの重量があるので、頭が前に突き出ると頸椎の前弯カーブが損なわれ、頸部がストレートになります。これがストレートネック。
重い頭部が前方に突き出しているときに起こる症状
• 肩こり
• 首こり
• 頭痛
• めまい
などの原因となっています。
そして血液が流れる血管は首の骨の穴を通るのですが、この穴は首の骨が軽く曲がることを前提として一直線になっているので、首の骨が一直線になると血管はまっすぐでなくなるので脳は常に血液不足の状態になるのです。
ストレートネックで血液が不足すると
血液が運ぶのは、
• 栄養
• 酸素
• 熱
などで老廃物も押し流します。
血液の流れがスムーズでなければ、栄養や酸素が不足し様々な弊害が現れます。
肩こりや首こりはもちろん、
• イライラしやすい
• 不眠
• うつ症状
血液の流れを悪くさせているストレートネックになる姿勢を改善しない限り血液の流れは悪化します。
ストレートネックの隠れた原因は姿勢以外にある
スマホが原因でストレートネックになっているとは言ってもならない人もいます。
その差は何なのでしょう。
その答えは
胃腸などの消化器にあります。
実は消化器系が弱っている人は猫背になりやすく、結果としてストレートネックになりやすい状態なのです。
下痢をしやすく腹痛などの症状に襲われやすい人は猫背であることがほとんどだそうです。
胃腸が弱っているという状態は胃腸が冷えている状態なので、身体はお腹の熱を逃がすまいと身体を丸める習性があるからです。また多い冷たい飲み物の飲み過ぎなど身体を冷やし過ぎていることが内臓の不調を招きます。
結果として猫背のなで肩で、首が前に突き出した姿勢になりやすくなるのです。
そこにスマホなどのストレートネックを助長する生活習慣が加えられることでストレートネックの症状は悪化します。
ストレートネックを改善するには
ストレートネックを改善するには姿勢を正すことと、まず胃腸の弱りを改善することも重要です。
胃腸が弱っている人は、胃腸が下がりやすいので内臓が下に降りて胃下垂となります。
そんな人は股関節の血管が圧迫されやすいので、足が浮腫みやすいのも特徴です。
胃腸を弱らせる要因は、
• 消化不良
• 食べすぎ
• 冷え
などになります。
消化不良の原因は早食いでよく噛まない人に多く見られます。
顎周りに脂肪がつきやすかったり口があまり開かなかったりする人は、意識して噛むことが大切です。
食べる量もありますが寝る前の食事も要注意です。
胃腸の強さが問題であっても消化力には時間帯も関係します。
寝る3時間前には食事を終えて、腹八分目にするというのは胃腸の健康を守るために大切なのです。
日常で気をつけることは
・パソコンの時には画面から顔を離すのこと
・座るときには椅子に深く座って背もたれにくっつきます。
・肘も前に出過ぎないように意識することで顔が前に出にくくなります。
・スマホをする時はなるべくうつむかないようにします。
時代が便利になればなるほど起こる身体の不調…
小さなことの積み重ねが大きな痛みや病気を招くことも、そして逆に小さな心がけが、それを防ぐこともできます。
なぜ体が「こわばる」のか

寒くなったのもあり、最近は体が「こわばっている」方が多く見られます。
そもそも「体のこわばり」とはどんな状態なのかというと
医学的にはこわばり=「筋緊張の亢進(こうしん)」といいます。
筋肉は、例えるとゴムのように弾性があり、適度に伸びたり縮んだりして「筋力」を発揮します。
この「筋力」は、人が重力に抗して姿勢を維持したり、運動したりする際にすぐに活動するために必要なものです。
筋肉が伸びきった状態では弾性がなく、適度な張力を瞬時に発揮することができませんが
硬すぎてもいけません。
適度なテンション(張力)が保たれた筋肉の状態を「筋緊張」といい
使っていない時には緩んでいる弛緩(しかん)状態にあります。
本来は緊張と弛緩が繰り返されるのですが
常に身体に力が入った状態の緊張状態が続くと、弛緩状態が得られず筋肉のいわゆる「コリ」に繋がっていってしまいます。
なぜ緊張状態が続いてしまうのかは
- 姿勢
- 精神状態
が大きく影響するからです。
腰痛や肩が凝りやすい人は、精神的に緊張しやすい性格であったり、肩と腕に負担がかかりやすい姿勢を日常的に続けていたりすることが多いです。
原因となる姿勢や生活習慣、ストレス源を減らすことが肩こりや腰痛を改善するための一番の近道ですが
まずできること、変えることは
「呼吸」です。
★こわばった体を弛緩させる呼吸★
・楽な姿勢で座り、背骨を伸ばしましょう。
・ゆっくりと深呼吸を行い、できるだけ上半身の力を抜いて、できるだけ脳をのんびりと休め、次に息を60%ほど吸い込んだら、ゆっくりと息を止め、鼻をつまんでも構いません。
・喉、首、顔をリラックスさせ、からだの内側で起きるすべての出来事、湧き起こる感覚に意識をむけます。
・少し息苦しくなってきたら、少し息を止めたままキープしゆっくりと吐いて、深呼吸を5回ほど繰り返し、味わいます。
・その間、からだの内側で起きる感覚を優しく味わっておきます。
何かとバタバタしたり、考えることが多かったり
思い悩んだりと
常に体が緊張状態になっていないでしょうか?
1日一回、なるべく眠る前に弛緩する時間を
意識的に作ってあげてくださいね。
https://izumi-kanade.com/free/yoyaku
秒速5センチメートルでリラックス

触れるという感覚である「触覚」には、様々な種類があります。
質感を識別したり、動きを感知したり、
温度や痛みを感知したり...
全身を覆う皮膚には、外界の刺激から身体の内部を守るだけでなく、何かが触れたときに反応する感覚器としての役割があります。
これを “皮膚感覚”あるいは“表在感覚”といい
そして、この皮膚感覚は、触覚や痛覚、温度覚などから成り立っています。
近年、「C触覚線維」という神経が発見され、
毛根にからみつくように線維が伸びており、皮膚表面をさするときに生じる毛の振動を感知し、刺激を脳に伝える役割があります。
そのため触覚によって快や不快、安心感や嫌悪感といった感情を喚起させるという不思議な特徴を持ちます。
そして、脳をリラックスさせる働きを持ちます。
触覚のC繊維が使われると、脳の意識や感情に関係する、脳の島皮質が活発になります。
また、副交感神経が活性化しリラックス反応が得られます。
このC繊維を使う条件は、
「柔らかいこととゆっくりであること」
柔らかい素材に触れていると、C繊維が使われます。
手触りのよいものに触れていると、気持ちがリラックスする、というのは経験したことがあると思いまが
神経には、髄鞘(ずいしょう)と呼ばれる、
電線を包み込む層があるものとないものがあります。
髄鞘がある神経は有髄繊維、
ない神経は無髄繊維といいます。
髄鞘があると、神経は情報の伝達が飛躍的に速くなるので、有髄繊維は情報を速く伝え、
無髄繊維はゆっくり伝えます。
C繊維は無髄繊維です。
情報をゆっくり伝えるので、
ゆっくりとした刺激によって使われます。
ゆっくりとは、具体的には秒速5cmくらい
さらにC繊維が使われると、信頼や愛情をつくるオキシトシンも分泌され
オキシトシンは、脳内ではセロトニンを活性化します。セロトニンは、不安や緊張を緩和し、脳の働きを安定させます。
つまりゆっくり触れる、触れられることによる皮膚への刺激は、手の密着や圧迫、手の温かさ、触れられている位置、なでる速度などが、神経の働きをとおして脳に伝わり、自律神経系、内分泌系、免疫系に影響を及ぼし全身に作用します。
そして、その刺激を心地よいと感じることによって、不安の緩和、孤独からの解放、安心感の獲得、自尊心の回復など、情動面によい影響をもたらすそうです。
ちょっと疲れているとき、
秒速5cm
ご自分の腕を撫でて試してみてください◟̆◞̆
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ヒートショックプロテイン効果

海外からは「日本人の肌は、きめ細やかで美しい」と賞賛されるといいます。
それは、日本人は昔からお風呂文化があり湯船に浸かり、体に熱を加える(刺激を与える)ことが日常的にされていたから、ともいわれています。
あまり聞き慣れませんが
ヒートショックプロテインというものがあります。
ざっくり言うと
傷んだ細胞を修復する特徴を持った「タンパク質」で人間の細胞のなかに、もともとあるタンパク質の1つです。
体に熱による刺激が加わったとき、つまり体温の上昇するタイミングで作られる(増える)ことから、ヒートショック(熱ショック)という名前がつけられています。
しおれたレタスを約50℃のお湯に約2分間浸すと、HPSが増えて細胞が強化され、シャキッと新鮮さを取り戻す現象があります。
人間にも同様で、ヒートショックプロテインが出ると、細胞が修復され
その特徴を活かして、免疫力を高める、コラーゲンの生成を増やす、代謝を活発にする、といった健康や美容を促進する効果が期待と近年注目されています。
・日常生活での疲れを軽減
・病気の予防、回復をサポート
・ストレスを防ぐ
・炎症を防ぐ
・鬱の予防
・癌予防
ヒートショックプロテインを増加させる為には熱ストレスで深部体温を38度程度に上げること
なので
少し息がきれるくらいの運動、お風呂、サウナ、岩盤浴、よもぎ蒸しなどが効果的。
細胞は水分を除けば、ほとんどがタンパク質で できています。
ヒートショックプロテインはストレスなどにより細胞の中で増え、構造がおかしくなったタンパク質を修復して元気にしてくれる素晴らしい存在なのです。
日本人は昔から湯治という温泉を利用した治療法を行なってきましたが
このようなことを本能的に知っていたのかもしれません。
寒くなってくる時期、なるべくお風呂に浸かってしっかり身体を温めて寒さに負けない体に★
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【皮膚】と脳、心、体

あらゆる機能を司る「脳」はとても大事な器官、そして脳と密接に関わりがある第2の脳は「腸」、さらには第3の脳は「皮膚」だといわれています。
生まれる前の母体で細胞分裂する際に脳と皮膚は同じルーツから生まれ、よく似た仕組みを持っていることから『第3の脳』と言われています。
お風呂で「あ~気持ちよいなあ」と感じたり、腹痛時に手でおなかをさすってもらうと「痛みが和らいだ」と感じたりするのは、実は体の表面の皮膚がキャッチしたものなのです。
また、人間の皮膚にはアドレナリンなどの脳内物質を感じとる受容体があるため、様々な感情を作り出す役割も担っています。
そもそも皮膚の役割とは1つが生命を維持するための「防御機能」もう1つが環境の変化を感知する「感覚機能」。
「防御機能」は体液の流出を防ぎ、体外からの異物侵入を防いでくれます。「感覚機能」は、周囲に起こった現象を知らせる機能で、何かを理解するためには不可欠な役割を果たしています。「鳥肌が立つ」などの表現はこの「感覚機能」がすくいとった現象であり、私たちの目には見えない情報を、皮膚は鋭く受け取ってくれているのです。
皮膚が『第3の脳』と言われる理由
「皮脳同根」という言葉があります。
皮膚と脳は同じルーツを持つために密接に繋がっていることを示した言葉です。確かに、ストレスがたまるといつもより肌荒れひどくなったりします。これはただの肌荒れではなく、心から出される危険信号ともいえるのです。
“直感”は、皮膚感覚から?
皮膚には、温かいとか痛いといった感覚をキャッチする神経が備わっていますが、これらの「五感」に加えて「心地よさ」「気持ちの悪さ」「怖さ」などの感覚も実は肌で感じているのです。
例えば「温泉に入ると、気持ちがよい」とか「触ってみたら気持ち悪かった」という感覚は、「皮膚が感じた感情」と言えます。こうして考えると、「鳥肌が立つ」「身の毛がよだつ」「温かい人、冷たい人」「肌が合う、肌が合わない」 など、皮膚感覚で感じた取った現象を表わした言葉が意外に多いですね。
皮膚は、目には見えない情報を受け取る感覚に優れていて、感情のアンテナのような役割を果たしているのかもしれません。
人間の皮膚には、「セロトニン」「ドーパミン」「アドレナリン」などの脳内物質を受け取る皮膚受容体があることから、いろいろなことを感じ取るのです。「セロトニン」は幸せや癒し、「ドーパミン」は快感や意欲、「アドレナリン」は活動的にしてくれる脳内物質であることから、正に「肌で感じて感情を作り出す」ということになります。
赤ちゃんをマッサージすると、赤ちゃんの表情はとても穏やかになり、安心感に満たされていきます。
これは、皮膚に備わった“快”を感じる神経によるもので、赤ちゃんの心が満たされるのはもちろん、脳や全身の発達を促す働きもあるのです。
私たち大人も頭が痛くなったり、肩がこったりすると、無意識に手で患部を押したり、もんだり、さすったりします。
マッサージをすると血行が促されますが、その理由は一酸化炭素という血管を広げる物質が出て、血管の中だけでなく皮膚表層の表皮細胞も一酸化炭素を放出します。
その結果毛細血管が拡張され、疲れを癒した上にリラックスした状態になるのです。
「肌に触れる事で脳に信号が伝わり、触れている筋肉をゆるめなさいと言う信号が脳から発する」とも言われています。
そしてもう一つは触れることによって
脳内から幸せホルモン=オキシトシンが放出されますがオキシトシンの効果というものは、ものすごいパワーがあるそうです。
皮膚はすごい力を持っています。
そしてマッサージの効果=筋肉に働きかけるだけではなく、実は心にも作用するのですね。
大切な皮膚、労ってあげてみてくださいね★
https://izumi-kanade.com/free/yoyaku