♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
2022 / 12 / 30 08:44
ネガティビティバイアス
今年、今月、昨日は
どんな楽しいことがありましか?
そう考えると、見つけようとはするけれど
普段なにげなく生活していると、「楽しい」「嬉しい」「心地よい」といったポジティブな感情を味わうことなく過ごしてしまうものです。
残念なことに
人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質があり
これを心理学ではネガティビティバイアス
といいます。
ネガティビティバイアスは、もともと人類が進化する過程で災害や事故などの身の危険から守る防御としての役割があり
命を奪いかねないさまざまなリスクに特別な注意を払い、敏感になり、結果として記憶に長く留めておく脳の機能が発達したのです。
長い歴史の中で、人はネガティブな刺激をより速く認識するようになり、幼少時の頃の嫌な記憶(大けがをした、誰かに叱責された)と比較すると、楽しかった体験や嬉しかった記憶は残りづらいものなのです。
でも
ご飯が美味しいとか
親しい人との楽しい会話とか
お風呂でホッとするとか
小さな幸せを意識してズームアップして眺めてみたり、ほんの少しでも、1つでも、楽しいと思えることを「意識して作る」
そして
意識的にポジティブな情報に意識を向けることも大切かもしれません。
今年の振り返りは
辛かったことより楽しかったことを探してみてください。