♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
【脾】を労り、むくみ・疲れにくい体に
季節の変わり目
元気がでない、むくみやすい、食欲がない、肌のたるみなど…何だか調子が良くないという方は
「脾」が弱っているかもしれません。
無理をすることが多い人や、胃腸を酷使しがちな人は「脾」が弱ることで様々な不調を引き起こす可能性があります。
「脾」の働きは
- 消化吸収
- 全身に栄養を運ぶ
- 水分代謝
- 血液が漏れ出ないように統制する
- 内臓を正しい位置に維持する
- 筋肉や四肢を司る
特に大事な役割は栄養の吸収で
吸収した栄養物を「気・血・水」に変え、全身へと運ぶ「運化」という働きをしています。
つまり「脾」が弱ると、まず消化吸収の能力が落ち
消化不良、食欲不振、胃のもたれ、食後のだるさ、軟便や下痢などの症状が起きてきます。
「脾」に負担をかけるのは食事(特に甘いもの)や過労のほか
「思」という感情です。「思」とは考えたり、悩んだりする感情で、思い悩んでいる時には、喉が詰まった感じがしたり、胃腸の働きが悪くなって食欲が落ちやすくなりますね。
そして、ストレス等でイライラしている状態を東洋医学では「肝が高ぶる」と捉えますが
高ぶりすぎた肝は脾の働きを邪魔するそうです。
ある鍼灸師の方がこんな例えをしていました。
肝はジャイアンで、脾はのび太。肝が高ぶる=ジャイアンが強くなると、元々強弱の関係にある脾ののび太が弱る」
だから、その状態を助けるために、ジャイアン=肝を抑え、のび太=脾を助ける処方が必要だとのこと。
脾の負担を少なくするには
- 冷たいもの、甘いものの油もを摂りすぎない
- 水分やお酒を飲みすぎない
- あまり思い悩まない
つい酷使してしまう胃腸をなるべく労りながら
ストレスはこまめに発散して「脾」に負担をかけない生活を心がけてみてくださいね。
自律神経を乱れさせないためには…
自分の意思とは無関係に24時間働き続け、生命活動を維持してくれるのは「自律神経」です。
血液循環や呼吸、消化、免疫、排泄、体温調節、生殖など、様々な生命維持活動の調整を行ってくれる大切な存在です。
主に交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は逆に休ませる役割を持ち、状況に応じてそれぞれが働くことで、自律神経は私たちの身体を常にベストな状態にしようとしています。
例えば暑い時に汗をかいて体温を下げる、食事をした時に食べ物を消化するといったことも、この自律神経の働きの一つです。
この自律神経の働きが乱れると、様々な症状や不調が現れてきます。
自律神経の乱れによる症状
・身体的な症状
身体がだるい、眠れない、発汗、ほてり、動悸(どうき)、息切れ、めまい、頭痛、食欲不振、下痢、便秘など
・精神的な症状
イライラ、不安、やる気がでない、パニックになりやすいなど
自律神経が乱れる原因は
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- 偏った食事
- 音や温度、気圧などの外的なもの
- 人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的なストレス
- 過労
- ホルモンバランスの乱れ(更年期など)
- 疾患によるもの
そして、「したい」ことを我慢しているというのも
自律神経の乱れになります。
というのは自分の「したい」は「したい」ことではなく「しなければならない」ではないか?
ということです。
「しなければならない」ことをし続けていると、あたかもそれが自分の「したい」ことと勘違いしてしまうことがあります。
例えば、頭では「したい」と思っているのですが、体はボロボロの状態で疲れ切っていると
これは、「しなければならない」ことを「したい」ことと勘違いしていたりします。
もしかしたら、「休みたい」が本当にしたいことかもしれません。
本当に求めていることは自律神経がしたいことで、それをすることで自律神経は活性化するらしいのです。
でも忙しいとやることが多すぎて、複雑すぎると脳と体がいっぱいいっぱいになって、自律神経がパンクしてしまいます。
パンクしてしまった自律神経には
何をしたらいいのかより、何をやめたらいいのか、が先です。
しんどいこと、嫌いなこと、やりたくないこと
やめられることは一つ一つやめてみる。
生活をシンプルにして、脳と体が落ち着くことだけにして
次は少しずつ、やりたいこと、好きなことを増やしていく…
勇気がいりますが、何かをプラスすることより
「やめること」
大切かもしれません。
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【桃の節句】の本当の意味
3月3日
「ひな祭り」ですが「桃の節句」とも言われます。
「節句」とは「季節の節目になる日」
お祝いとしての行事だけでなく、昔から日本人が自然の摂理に沿って一年を健康に生きるための知恵が宿っています。
節句はもともと中国の「陰陽五行」思想が日本に伝わったもので、稲作を中心とする日本人のくらしに合わせて取り入れたとされます。
桃の節句は、女の子の成長を祝う日ですが
元来は無病息災を願う厄祓い行事でした。
古代中国には、三月の初めの巳の日(上巳)を悪日として、川辺に出て不浄を除くため水で祓(はらい)をおこなうという風習があったそうです。
陰陽五行の思想では、奇数は縁起の良い「陽」、偶数は縁起の悪い「陰」と考えられ
五節句は、「奇数が重なり大変めでたい日」
その一方で、「陽の気があまりに強すぎて不吉である」と考えられて厄除けや禊がおこなわれていました。
それが、節句行事の始まりとされています。
桃には、邪気を祓う力があると信じられ
中国では子孫繁栄をもたらす霊木であり、その実は不老長寿の仙薬となるという説もあったそうです。
それだけでなく、桃は「百歳(ももとせ)まで生きられるように=長寿をまっとうできるように」という不老長寿の願いがこめられているという説もあり
いずれにせよ、
様々な願いがこめられた大切な日ということですね。
古くから伝わるものには
様々な想いが詰まっているだけではなく
意味があるからこそ、時代が変わっても、受け継がれています。
季節の節目ということで、とにかく寒暖差が激しい
この頃…
何かと忙しい時期でもありますが
体と心のケアも忘れずに★
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〇〇〇を緩めて、グッスリ
昼間は眠いのに、いざ布団に入ると寝付けない…
ということがあるかもしれません。
実は
筋肉の張り="筋緊張"は、脳の覚醒と密接に関係してます。
筋肉の緊張は緊張が脊髄を通って脳に伝わるため脳が興奮してしまうからです。
つまりリラックスさせるためには筋肉の緊張を取る必要があります。
普段から緊張しやすい人や、心配事などがあると
筋肉も緊張してしまい、その出来事が終わっても
筋肉の緊張がなかなか低下しない…ということもあります。
この緊張を緩めるためのポイントとなるのは
股関節です。
股関節を動かすために筋肉同士が結びついているので、
股関節を緩めると、関係しているすべての筋肉の緊張が低下し、からだ全体の力が抜けていくのです。
逆に言うと
股関節が硬くなってしまうと、脳脊髄液の循環が滞り、結果、脳への血流も阻害されると考えられます。
股関節を緩めることは難しいイメージがありますが
簡単なストレッチがあります。
仰向けで右足のひざを90度外側に曲げます。
左足も同じように、ひざを90度外側に曲げてみて
右足とのひざの浮き具合を比べて、ひざが高く浮いている方が、股関節が硬い方です。
そちら側のひざを曲げた姿勢のまま5分ほどキープし
重力でひざが床に向かって押されていくので伸ばされた感じがしたら曲げていたひざを伸ばします。
両方やってもokです。
股関節は全身、脳にまでつながっているということです。
奏では股関節の動きに重要な内転筋や臀部の筋肉も
しっかりほぐしていきます。
疲労回復や脳のためにも股関節、緩めましょう。
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3月の過ごし方
1月2月3月は行く、逃げる、去るなんて言われますが
この前お正月だと思ったら、あっという間に3月です。
少しずつ日が長くなり、寒さもゆるんで植物が芽吹とき、この時期を「発陳(はっちん)」といって、冬の間じっとためこんできたエネルギーで、心身を動かし始める季節です。
また昨日も書いたように「肝」の働きも活発になります。
肝は葉や枝のように「上へ伸びる」エネルギーを持っていて、体の中に気や血の流れを作り、目や筋肉の働きも担っています。
症状も「上にのぼる」ため、めまいや頭痛、花粉症など頭周辺のトラブルや、筋肉のこわばりなどが出やすくなると考えられています。
さらに、日ごとや朝晩での気温差が大きく、天気もバラバラなので、疲れやすくもありますね。
冬の間にためたエネルギーを発散し始めるとき…
そんな時にじっと動かないでいると、余計に陽気にのぼせて頭痛やのぼせ、肩こりが出たり、なんとなくだるく感じられたりします。
体の上部に昇りがちな気を下ろすためにも、なるべく脚を動かしましょう。
花や新芽も美しい頃、散歩がオススメです。
また、筋肉にこわばりが出やすい季節なので、
ストレッチやヨガなどキツくないもので
緩やかに体をほぐすのがおすすめです。
私も先日、浜離宮恩賜庭園に行ってましたが
春満開!とても気持ちよく、たった数時間でも
春は何かを新しく始めるのにも良いとされます。
今までやりたいと思いつつ手を出せなかったことや
や 中断したままになったりしていたものも
何かを始めてみるのも良いかもしれません◟̆◞̆
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