♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
【大寒】の過ごし方
毎日寒いですね。
1月20日からは二十四節気では「大寒」
一年で最も寒さの厳しい時期となります。
二十四節気は古代中国で作られた暦のことで季節の変化を示す指標として、主に農業で使われていました。
春夏秋冬の四季はをさらに6つに分割した4×6=24で、二十四節気の暦になります。
「大寒卵」というものがあります。
名前の通り大寒の日に産まれた卵のことで
この卵を食べると金運や健康運が上昇すると言われ、縁起が良い卵だそうです。
昔は寒いこの時期は卵を産まなかったそうで
そのため、寒い季節に産まれる卵は大変貴重なもので、寒さに負けることなく産み落とされた卵には滋養があり、強運を持っていると信じられ、縁起物として扱われるようになりました。
健康面といえば
この時期は寒さで力が入って首や肩の筋肉が固まりやすく
こわばりや、つかえているような感覚をそのままにしておくと、気(心)のめぐりも滞りがちに…
冬になるとネガティブな感情を抱きやすいと感じている人は特に体の巡りを良くすることが大切です。
外に出たくない!と言う方は簡単にできる
指や手の平にあるツボ押しがオススメです。
実は指先にはツボが集中しているので、そこを刺激することで全身の緊張を緩める効果が期待できます。
🍀肩や首の凝り、頭痛には「中指」のマッサージ
中指の付け根から爪の横まで全体的にもみほぐし
根本をつまみ、徐々に爪先まで移動させながら押していくのが効果的です。
🍀背中の緊張には「手の甲」をマッサージ
手の甲を刺激する際は、反対の手で包み込むようにマッサージする手を持ち、親指を使って手の甲の真ん中あたりを優しくさするように手首の方から指の付け根へ向かうように、押してあげてください。
大寒の次の二十四節気は「立春」です。
春の始まりを告げる「立春」は、本来の暦ではお正月にあた大事な節目でその前にあたる大寒は、年末や大晦日と同じようなものです。
大掃除とまではいかなくても
身の回りや体、心も断捨離やデトックスして
スッキリさせると、春の新しいエネルギーを取り込みやすくなると言われます。
今月の疲れも蓄積する前にデトックスしてあげてくださいね。
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体のバリア機能【衛気】のチカラ
寒さが一段と厳しくなり、まだまだウィルスとの戦いは続きそうですが
中医学では免疫力アップには「衛気(えき)」を高めることも重要と考えています。
ウイルスや細菌、花粉などから体を守るには、「衛気」のチカラが大切なのです。
「衛気」とは、体表を保護し外邪(がいじゃ)の侵入を防御する「気」で
人体が本来持っている免疫力の中でも、特に皮膚や粘膜といった体表部分に働くエネルギーのことです。
免疫力を調整し皮膚や粘膜をバリアのように丈夫にすることで、ウイルスなどから体を守ってくれます。
体表に衛気という目に見えないバリアを張り巡らせると、邪気の侵入を阻止し、病気になる前に防ぐことができるわけです。
秋から冬は防御壁となる皮膚、鼻、気管支、など「肺」に関係の深い機能が弱まるので、インフルエンザなどが流行しやすくなります。
本来「衛気」は日常生活の中で自然とつくられるものだから、生活が不摂生であると不足がちになります。
(1)睡眠が不足
(2)食生活が偏ったり食べ過ぎで「衛気」の原料である栄養が不足
(3)疲労やストレスで「衛気」を消耗してしまう
(4)運動不足で気のめぐりが悪くなっている
では、この衛気はどこで作られているのかというと
まず、「衛気」の元となる「気エネルギー」は胃腸(脾(ひ))の消化を通して、作られます。そして、その気エネルギーの一部が肺に送られて、肺が「衛気」のバリアを張り巡らしています
つまり「衛気」を強くするには、
① 胃腸の働きを整えて、質の良い「気のエネルギーを豊富につくる」
② 肺で、丈夫な「衛気」バリアを張る
ということです。
ポイントとしては
①「脂っこい、甘い、味の濃い」食事を避けて胃腸の負担を軽くする
②黄色い食べ物で「脾(胃腸)」をいたわる
(かぼちゃ、さつまいも、トウモロコシ、にんじんなど)
③ 「肺」をうるおす白い食べ物をとる
(豆腐、レンコン、山芋、大根、白菜、梨など)
④ 定期的な呼吸で肺を元気に
⑤質の良い睡眠で「衛気」をチャージ
冬になる風邪をひきやすい人と、いつでもパワフルで元気な人がいますよね。
人は皆、両親から生命エネルギーをもらって生まれ、これを「先天の精」といい、生まれ持った「精」の量には実は個人差があるのです。
足りない精を補うのは食べ物です。
これを「後天の精」といいますが
体に入れるものがジャンクフードや栄養の足りないものだと、エネルギーを十分に補えず、虚弱体質になったり、冷えやすく風邪をひきやすくなったりします。
ジャンクフードもたまにはOKだと思いますが
冬は特にエネルギーをしっかりチャージして、免疫力を意識したいものです。
そして、まずは睡眠。
睡眠の質が悪い場合は、それを改善することも大切です。
眠りの浅さ、呼吸の浅さ、疲労感…ご相談ください。
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自律神経が整い、代謝も上がる…【横隔膜】を動かす効果
今日のワードは「横隔膜」
横隔膜のことなんて、あまり意識することは
ないかもしれませんが
とても、とても大事な働きをしています。
横隔膜は名称に“膜”とありますが、実はれっきとした筋肉です。
胸郭の下部にあるドーム型の筋肉で、収縮すると胸腔を広げて空気を取り込み、弛緩すると胸腔が狭まり、空気が排出されます。
いわゆる腹式呼吸です。
横隔膜の周りには体幹のインナーマッスルが、
上下には内臓があるので
横隔膜を意識的に動かすだけで心身に様々な良い影響をもたらすといわれます。
まず、横隔膜を動かすことで筋肉や内臓が動くと
基礎代謝が上がります。
基礎代謝は生命維持のために生きているだけで消費されるエネルギーのことで、なんと1日の消費エネルギーの約70%を占めます。
そして
息を吸うとき、肋骨の表裏にある肋間筋が伸縮し、肺が横に広がり、同時に横隔膜は縮んで下がるため、肺は広がり、酸素を取り込みやすくなります。
つまり、横隔膜を伸縮しやすくすると、体内に酸素を取り入れやすくなるわけで
体内が豊富な酸素で満たされれば、代謝と血流がよくなり、肩こりや腰痛が改善したり、肌がキレイになったり、痩せやすい体に繋がるのです。
さらに、さらには
肺を大きく膨らませることは、自律神経の調整にもつながり、心にも良い影響があります。
横隔膜を動かすためにはまずは周辺を緩めるストレッチから
その名も「お願いストレッチ」笑
1.椅子に浅く腰掛け、胸の前で両手を合わせます。「お願い」🙏のポーズです。
この時、背もたれに上体を預けないのがポイントです。
2.腕がぴんと伸びるまで、なるべく顔の近くを通りながらまっすぐ頭上に伸ばします。
3.その状態で、胸を前後左右に大きく膨らませるイメージで、深呼吸を3回繰り返します。
4.手を胸の前にゆっくり下ろします。
筋肉が緩んだところで、次にやることは…
横隔膜を動かす一番の方法は
「呼吸」なのです。
ただし、無意識に行う胸式呼吸では、横隔膜はほとんど動きません。
呼吸は、腹筋や肋間筋などそのほかの呼吸筋を使って意図的に横隔膜を動かし、鼻で吐く・吸うをゆっくり繰り返すことが大切です。
呼吸は、無意識に行われる「代謝呼吸」
意識的に行う「随意呼吸」
心の変化に伴って変わる「情動呼吸」に分けらます。
それぞれが脳幹、大脳皮質、大脳辺縁系といった脳の呼吸中枢によってコントロールされているのですが横隔膜をしっかり動かすには、「随意呼吸」が必要なのです。
🍀横隔膜を動かす「4・4・8呼吸法」
(1)息を吸い込む→胸部が広がり、横隔膜が収縮
息を吐き切って、おなかが膨らむように2~3回呼吸した後、腹式呼吸で4秒かけて息を吸う。
(2)息を吐く→胸部が縮み、横隔膜が緩む
4秒息を止めた後、8秒かけてゆっくりと息を吐く。これを4回×2クール程度繰り返す。
横隔膜を動かすだけで疲労回復になったり
疲労しづらい身体へと変わっていきます。
奏では横隔膜周辺の筋肉もしっかり緩めるよう施術しています★
横隔膜、動かしましょう!
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【中途覚醒】なぜ?
パッと目が覚めたら夜中だったり
途中で何度も目が覚めて、一度起きるとなかなか寝つけなくなる…
いわゆる「中途覚醒」は結構多いお悩みです。
眠りが浅かったり、熟睡感が得られなかったり、何度も目が覚めてしまう「中途覚醒する」のはなぜでしょうか?
実は人は年齢を重ねると、眠りは浅くなる傾向にあり加齢によるものはある程度、自然なことだそうです。年齢を重ねると眠りが浅い時間が増えていくので、
また、強い緊張を感じるタイプの人は自律神経が休まらず、中途覚醒を引き起こすことが多いと考えられます。
そもそも動物にとっての“正常な睡眠”とは、命の危険が迫ったときにいつでも覚醒できる状態を指しています。
眠っている間も自分を守るための機能が働いているため地震や騒音、異臭、寝具による違和感など、周囲の環境変化による外的刺激や、
アルコールやカフェインなどの刺激物、体調、精神的ストレスなど内的刺激が覚醒の原因になることもあります。
ざっくりストレスと言っても色々ありますが
人がストレスを受けたときに、脳下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモン【ACTH】というホルモンが出ます
このホルモンには、本来外敵から身を守るために、睡眠を抑制 して、身体を緊張させる働きがあるため、分泌されると深い睡眠を得ることが出来なくなります。
しかも、矛盾したことに、このホルモンの「分解」は、睡眠中のみに行われるために、強いストレスを受けていると、分解にかかる時間を確保するために、「眠りたい欲求」が高まってしまいます。
つまり、ストレスがかかると、「眠りたいのに眠れない、熟睡できないという状態」が続くことになります。
そして中途覚醒が気になる方が増えた要因としては
「動く機会が減った」が大きいのでは?と言われます。
睡眠の質と日中の活動の質はほぼ比例し
中強度の運動を習慣化すると、深い睡眠がとりやすくなります。
一日の中で最も体温が上がるのは、就寝時間の3~5時間前なので、そのタイミングで10~20分程度、ウオーキングなどの軽く息が弾む運動を習慣化してみるのがオススメです。
それが面倒な場合は
湯船に浸かることをオススメします。
本来は夕方あるいは夜の入浴が効果的で
深い睡眠のために就寝直前の入浴が良いとされていますが、寝付きを悪くしてしまう可能性もあるので、就寝の2~3時間前の入浴が理想的。
また、半身浴(腹部までを湯船につかり、約40度のお湯で30分ほどの入浴する)も、寝付きが良くなる効果が認められています。
やはり一番の疲労回復法は睡眠です。
その睡眠が浅ければ、疲れはとれずジワジワと蓄積していまいます。
眠りの深さは呼吸を改善することも大切です。
呼吸、眠りの浅さ…ご相談ください◟̆◞̆
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意外と知らない【冬バテ】
寒さが厳しい日が続き、なんだかすっきりしない、やる気が出ない、集中力が続かないなど…
漫然とした不調は「冬バテ」と言われるものかもしれません。
冬バテは簡単に言うと自律神経の乱れから起こります。
夏バテに比べ、冬バテという言葉はあまり浸透していませんが、暑さ・寒さを調節する機能は「自律神経」であるため、寒さ調節が頻繁になると自律神経が乱れます。
人間にとって寒さは最大の脅威です。
一般的に体温は36.5℃前後が正常ですが、35.5℃になると自律神経機能が正常に働かなくなります。
体温維持は生命維持に重要なことから、身体は体温が下がると、全力で体温を上げようと働くのです。
温度が下がると身体が体内の温度を上げようと、自律神経をはじめとしたシステムが一生懸命働いた結果、疲労をもたらすと言います。
さらにストレスなどで体温を調整する能力が低下したり、生活習慣が乱れていると自律神経機能は低下するため、近年冬バテする人が増えているんだとか。
特に温度差が激しい環境で生活している人、ストレスが強い人、運動不足の人は冬バテをしやすいと言えます。
東洋医学で冬は「閉蔵」といい、
もろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもる季節
言い換えると「充電」の季節です。
人もこれに従って、
内臓を養い、よく眠り、あたたかくして、気を逃がさないよう春に備えることが大切だと考えられています。
①食事、②睡眠、③運動、④ストレス解消
です。
ストレスを感じ常に交感神経が優位の生活を送る人が増え、特に冬は寒さに加えて、年末年始の多忙によるストレスや睡眠不足、さらにご馳走様を食べる機会も多く胃腸にも負担がかかり、不調をきたすことがあります。
そしてずっと都会にいると情報過多で、頭も心も疲弊し、それにすら気づかないこともあります。
医学の父、ヒポクラテスは「人は自然から遠ざかると病気に近づく」という言葉を残しています。
寒い時こそ、日々の生活から離れて、自然の中に身をゆだねてみるのも良いかもしれません。
冬バテ解消には
血流もカギになります。
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