♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
意外と知らない疲れのはなし。その疲れ、【腸疲労】から?
疲れ…
というものを感じる時はどんな時でしょうか?
激しい運動の後、仕事などのストレスで精神的につらかった時など
状況にもよりますが、さまざまな原因で起こる疲れは、人によって感じ方もさまざまです。
激しい運動の疲労は、寝たり休めば回復するような気がしますが
以前は、肉体的な疲れの原因は「乳酸がたまること」だとされていました。
でも最近では、乳酸はどうやら疲れの「原因」ではなく、「結果」として溜まるものだということがわかってきているそうです。
そして疲労と精神状態、免疫、そして腸内環境との関係性が明らかになっていて
慢性的に回復しない疲労感は
腸の疲れ=腸疲労からきている可能性と考えられるのです。
腸が「第二の脳」と言われるように
腸は内的・外的な変化を敏感に察知し、まるで意思を持つかのように行動します。
腸は消化された食べ物を体の中に吸収する大切な臓器と同時に
有害なものを体の中に取り込まないように防御する役割もしています。
腸内には1000兆個以上の腸内細菌が共生していますが、通常は共生している微生物を排除することはなく
外から入り込んだウイルスや悪い菌に対して、免疫という機能を使って戦い、体を守っています。
何らかの原因で腸が疲れると
腸内で細菌の異常増殖し乳酸を過剰につくり出し、だるさや脳機能の低下を招くことになります。
さらに、精神安定に必要なホルモンであるセロトニンを腸内で90%以上も合成しているため、腸内環境の悪化はメンタルの不調を引き起こすことも…
つまり腸の健康は、心身の健康に直結しているのです。
腸の疲れ改善には
油っこいもの、炭水化物や甘いものの取り過ぎに注意することが大切ですが
2つ目は食事の際によく噛むこと。
よく噛み、食べ物の消化を促すことで、腸の負担を減らすことができ、食事の栄養をムダなく効率的に吸収できます。
3つ目は菌とエサをセットで取ること。
腸内で善玉菌を増やすためには、腸内で働く善玉菌が含まれる発酵食品と善玉菌のエサとなる食物繊維を取ることが大切です。
4つ目は水を毎日しっかり飲むこと。水は便秘にも効果的です。
5つ目はオメガ3脂肪酸を取ること。
えごま油や、さばなどの青魚に含まれているオメガ3脂肪酸「DHA・EPA」は、大腸のエネルギー源になり、腸の動きをよくします。さらに腸の炎症を抑える働きもあります。
このほか、ストレスをためない(ストレスが大きくなると交感神経優位になり、腸内細菌が働かない状態になります)、おなかを温める、といったことも心掛けたいことです。
腸を良い状態に保って、健康的な生活を送りましょう。