♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2025 / 07 / 23  05:06

夏の冷えが、冬の不調を呼ぶ?

夏の冷えが、冬の不調を呼ぶ?

中医学の養生の考え方のひとつに

冬病夏治というものがあります。

 

「冬病夏治」とは、

冬に悪化しやすい慢性疾患を、夏のうちに整えておこうという知恵です。

 

たとえば

冷え、ぜんそく、リウマチ、関節痛、しびれなど

寒さや陽気(エネルギー)不足が原因となる症状は、

夏の間に「陽気を養う」ことで好転が期待できるとされています。

 

 

🔹なぜ「冬の病を夏に治す」のか?

東洋医学では、季節の変化と身体の状態は密接に関係していると考えます。

冬は寒さで体が縮こまり、陽気が不足しがち

夏は自然界の陽気が最も旺盛な季節

 

つまり…

 

「体が自然に開き、陽気が高まる夏こそ、体質改善のチャンス!」

 

体のエネルギーが満ちやすいこの時期にこそ、

冬に備えた「予防的ケア」を行うのが理にかなっているのです。

 

 

夏は汗をかいているから大丈夫、と思いがちですが、

実は現代の生活では体が冷えやすい要素がたくさんあります。

冷たい飲み物やアイスの摂りすぎ

冷房の効いた室内で長時間過ごす

薄着やシャワーだけで済ませがち

 

これらが内臓(特に脾や胃)や手足の冷えにつながり、

陽気の消耗や気血の巡りの滞りを引き起こします。

 

その結果

食欲不振、下痢、手足のしびれ、腰痛、関節の痛みなど、

さまざまな不調が現れやすくなるのです。

 

🌻夏の養生ポイント

☀ 冷やしすぎない暮らしを心がける

☀ 温かい食事や、温性の食材を意識的にとる(生姜、ねぎ、味噌、羊肉など)

☀ 湯船につかる、腹巻きや薄手の羽織で冷え対策をする

☀ 朝や夕方の軽い運動で陽気を高める

 

そして、つらくなる前に、季節の力を借りて整えていく…

それが「冬病夏治」の知恵です。

 

暑い時期こそ心身を整えましょう⭐️

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2025 / 07 / 22  05:43

「肩こり」と「ふくらはぎ」の意外な関係

「肩こり」と「ふくらはぎ」の意外な関係

 

肩こりに悩んでいる方はとても多いと思いますが

原因は姿勢の悪さや使いすぎなど様々ですが、実は 「ふくらはぎ」 に原因があることもあるのです。

 

「え?肩とふくらはぎってそんなに離れてるのに関係あるの?」

そう思われるかもしれませんが、実は深い繋がりがあるのです。

 

🔹ふくらはぎと肩こりをつなぐ“筋膜”の仕組み

私たちの身体は、筋膜という薄い膜によって全身の筋肉が包まれ、繋がれています。

この筋膜は足の裏から頭の先までつながっており、

ふくらはぎ(下腿三頭筋)

太もも裏(ハムストリングス)

腰や背中(脊柱起立筋)

首〜頭(頭蓋筋膜)

 

と連動しているため、どこか一箇所が硬くなると、他の部分にまで影響が出てしまうのです。

 

特に背骨を支える「脊柱起立筋」が硬くなると、首の可動域が狭くなり、首や肩まわりの筋肉も硬直。

結果として 「肩こり」 につながってしまいます。

 

 

🔹ふくらはぎは「第2の心臓」

ふくらはぎは、重力で下にたまった血液を心臓へ押し戻す「ポンプ」のような役割を持っています。

この筋肉が硬くなると、血流が滞り、全身の循環が悪くなります。

ふくらはぎがパンパンに張っている

触ると冷たい

硬くてしこりのような感触がある

 

こういった状態は、全身の機能低下のサインかもしれません。

 

🔹「トリガーポイント」による関連痛

さらに、筋肉のコリや緊張が引き起こす「トリガーポイント」は、

その場所以外にも痛みを飛ばす(関連痛)

頭痛、めまい、生理痛、動悸などの 不定愁訴 にもつながることがある

 

と言われています。

 

トリガーポイントができる原因は「動かさなすぎ(不動)」と「使いすぎ」。

長時間の同じ姿勢や筋肉の酷使が影響します。

 

  

🔹足のサインに要注意

足がパンパンに張る

足が重だるい

足がつりやすい

スネ(前側)が疲れやすい

 

こんな症状がある方は、ふくらはぎのケアがとても大切。

肩こりの根本改善につながることもあります。

 

というわけで

足を緩めないと

上半身も緩まないということもあるため

足は疲れていないと感じていても

緩めてあげることをオススメします。

 

お身体の不調、ふくらはぎから見直してみませんか?

お気軽にご相談ください◡̈

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2025 / 07 / 21  05:29

自律神経の乱れ、イライラ…【肝】の乱れかも?

心と体を整える夏の“肝”ケア

 気温が高い日が続きますが、外と室内の温度差や、夏の疲れ、気づかぬうちにたまったストレスによって、自律神経のバランスが乱れやすい時期でもあります。

 

こんな不調、ありませんか?

寝つきが悪い・眠りが浅い

朝から疲れている・だるさが抜けない

イライラしやすく気持ちが不安定

肩こり、腰痛、背中が張る

呼吸が浅く、息苦しさを感じる

目の乾きやショボショボ感

足がつりやすい

 

こうしたサインがいくつも当てはまるなら、もしかすると「肝(かん)」の経絡の巡りが低下しているのかもしれません。

 

東洋医学でいう「肝」は、西洋医学の“肝臓”とは少し概念が異なります。

血液や体液、栄養を全身に巡らせ、精神の安定を保ち、自律神経の調整も担う大切な役割を果たしています。

 

特に「肝」はストレスの影響を受けやすい臓器。

精神的なことだけでなく、気候や環境の変化、過労、目の酷使、夜更かし…こうした“日常の小さなストレス”の積み重ねでも、肝は疲れてしまうのです。

 

「五労(ごろう)」とは?

東洋医学には、五臓に負担をかける“過剰な行動”を示す「五労」という考え方があります。

久行(動きすぎる)→肝を傷つける

久視(目を使いすぎる)→心を傷つける

久坐(座りすぎる)→脾を傷つける

久臥(寝すぎる)→肺を傷つける

久立(立ちっぱなし)→腎を傷つける

 

「久行(きゅうこう)」とは、常に頭も体も動き続けていて、ゆったりと休むことができない状態を指します。

肝は、そんな“せかせかした心と体の疲労”にとても敏感です。

 

「肝」を整える食養生

 ストレスを感じやすい方や、この時期に不調が出やすい方には、次のような食材がおすすめです。

 

肝の働きを助けるもの

 ねぎ、空心菜、紫蘇、しょうが、ミント、なつめ など

→ 巡りを良くして、気血の流れをサポート。

 

熱や炎症を鎮めるもの

セロリ、トマト、菊花、ハマグリ、アワビ、ゴーヤ など

→ 肝にこもった熱をクールダウン。

 

また、東洋医学では「酸味」は肝の働きを整える味とも言われています。

梅干しや酢の物、柑橘類なども、適量であれば肝に良い作用が期待できます。

 

反対に、脂っこいものや揚げ物、アルコールの摂りすぎは、肝を過剰に働かせてしまうため注意が必要です。

 

肝」をいたわる生活のヒント

ゆっくり深呼吸をする時間を持つ

夜ふかしをせず、しっかり睡眠をとる

デジタルデトックスで目を休める

湯船に浸かり、副交感神経を優位に

ストレッチや軽い運動で巡りを促す

 

この夏を健やかに過ごすためにも、

必要なのは、がんばることではなく、“ゆるめて、整えること”かもしれません。

 

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2025 / 07 / 19  05:34

【土用】とは

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「土用の丑の日=夏のうなぎ」で知られる“土用”ですが、

実は…土用は年に4回あり

 

立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間、季節の節目にあたる時期です。

今年は今日から土用期間に入ります。

 

この土用は、

季節と季節の“橋渡し”のような期間で

一つの季節を静かに終わらせ、次の季節に心と体を整えていく準備のときとされます。

 

昔の人は季節の変わり目は体調を崩しやすいから、しっかり労わろうということを自然の原理として知っていました。

 

土は命を育み、命が還る場所と言われ

そんな「土」の力が働くのが、土用であり

 

東洋医学では「土=脾(ひ)」と関係があり、

“脾”は消化・吸収などを担う、胃腸を含む消化器官全体を意味します。

 

つまり、胃腸が疲れやすいタイミングでもあります。

 

季節の疲れが出やすい時期は

まずはリズムを整えることが大切です。

 

また土は「変化と調整」の象徴。

終わりと始まりのはざまで

次の季節へと移ろい

 

土用は、私たちの体と心にも“変わり目”が訪れるタイミングです。

 

調子が崩れやすいこの時期は、

無理をせず、自分を整える「養生」の時間として大切に過ごしたいですね。

 

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2025 / 07 / 18  05:22

整体観念

整体観念

整体観念という言葉があります。

 

ここでいう「整体」とはマッサージのような「整体施術」のことではありませんが

 

私が仕事でも自分の人生においても大切にしている概念です。

 

簡単に言うと

人間の体と心を「ひとつのまとまり(=整体)」として捉え

「木ではなく森を見る」とも言われます。

つまり「すべてはつながっている」という視点で心や体の状態をまるごと観察するという考え方です。

 

 

「臓器」「器官」「感情」「季節」「生活習慣」など、一見バラバラに見えるものを総合的に診るのです。

 

また昼は「陽」、夜は「陰」と考え

活動(陽)と休息(陰)のバランスを大切にしています。

 

これは「天人相応(てんじんそうおう)」という

自然界のリズムと人間のリズムは、つながり合っているというものです。

 

私たちも自然の一部であり

昼にしっかり活動し、夜はしっかり休む

そんな自然の流れに沿った暮らしが、本来のリズムでもあるのです。

 

この流れに逆らって生活を続けていると、心や体のバランスが崩れ

不調の原因になってしまうこともあります。

 

また不規則な食事は、消化吸収をつかさどる「脾(ひ)」の働きを弱め、

体を支えるための土台の力=筋肉や骨を養う力もダウンさせてしまいます。

 

すると体だけでなく心の余裕も失われ

ストレスが抜けず、イライラしたり、眠れなくなったり…

そんな悪循環の背景には、内臓の疲れが隠れている場合があるのです。

 

もしかしたら、不調は「気のせい」でも「根性のせい」でもなく

体のどこかとの “つながり” が、少しだけ乱れているだけなのかもしれません。

 

忙しい毎日こそ、少し立ち止まって

「自然のリズムと自分のリズムが合っているかな?」

と見つめ直してみるのも、心身の整え方のひとつです。

 

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