♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2022 / 11 / 25  07:34

ソマティック

 

以前、ソマティック心理学という本を読んだことがあります。

 

ソマティックの「ソマ」はギリシャ語由来の言葉で「からだ」を意味します。

一般的に言われる身体=
「からだ」body は外から見える物質的なカラダで、ソマsoma は内部から感じ取るカラダというニュアンスです。

 

医療において最近まで「ココロとカラダ」を2つに分けて考える傾向にありましたが元々は1つであり

東洋医学では「心身一如」という考え方が昔からあります。

 

ソマティック=「カラダから入って、ココロを癒す」方法が、いま注目されているのです。

 

脳や心と体は一体で

心の問題は体に反映され、体の問題は心に反映されるという考え方があります。

 

 

ソマティクスでは、心身一如を基本とし、いわゆる身体body矯正ではなく、

自分自身の感覚で身体を理解し、ケアしようという考え方です。

 

 

身体の緊張は筋肉の疲労とは別に

心の力みグセから生じることがほとんどです。

 

「心の力みグセ」は

  • 熱くなる・感情的になる
  • 執着する・拒絶する
  • 急ぐ・焦る

などです。

 

人の心は流動的です。変わりやすい天気のような心に伴い、影響を受けているのが私たちの「身体」です。

 

「心」が動くと、自律神経系やホルモンのバランスが変化し、その変化に応じた司令が身体の隅々まで届き、身体も変化します。

 

それが心の「こわばり」でも「ゆるみ」でも

それは身体の内側にある臓器にも影響します。

 

だからこそ

時々立ち止まって「心」と「身体」がどんな状態かをチェックしメンテナンスをしていくことが大事なのです。

 

 

「癒しは気づきから始まる」

と言われます。

 

自分の身体が、あるいは心の内側が、今何を感じているか?

 

チクチクする、ザワザワ感、痛み

 

その感覚が何か自分にメッセージを発しているとしたら?

 

その「気づき」から客観的に見ると

自分の身体や心が今1番何をして欲しいのかに気づいてあげらます。

 

 

自分の心と身体に目を向ける習慣をつけることの大切さ、改めて感じています。

 

体調を崩したり気持ちがマイナスになりがちな冬ですが、

今身体や心が欲していることは何か、ちょっと向き合ってみると、気づくことがあるかもしれません。

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2022 / 11 / 24  07:49

【脳の栄養失調】が心、体の不調に?

 

怒ったり・喜んだり・不安になったりと、日々さまざまな感情が生まれますが、この感情を作り出している「心」とは本来はどこにあるのでしょうか。

 

それは「脳」の中だと考えられています。

 

脳の中には神経細胞があり、神経伝達物質を介して情報の伝達をしていますが、この神経伝達物質が不足すると感情のコントロールがうまくできなくなり、心の不調を引き起こすと言われています。


神経伝達物質の中でも

「心の安定のためのセロトニン」

「活動性のノルアドレナリン」

「喜び・快楽のドーパミン」

3つが心と深く関わっています。

 

本来この3つの神経伝達物質は、絶妙なバランスをとり元気な心を作り出していますが

不規則な食習慣などにより、神経伝達物質が正常に作られず、脳の栄養不足が続くと、神経伝達物質のバランスが崩れて、怒りっぽくなったり、不安な気持ちが強まったりと心の不調を引き起こします。


では神経伝達物質を安定的に作り出すためには、どのような栄養素が必要なのでしょうか。

 

【タンパク質】
不足すると集中力ややる気の低下に

脳の活動に必要な神経伝達物質。
タンパク質が不足すると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質がつくり出せなくなり、集中力ややる気の低下を招きやすくなります。

【ビタミンB群】
不足すると不眠や集中力低下の原因に

脳内で重要な役割を果たしているビタミンB群。
特に、ビタミンB6、葉酸、ナイアシンなどは、セロトニンやドーパミン、ギャバをつくり出すために必要不可欠な栄養素です。
不足すると、セロトニンやドーパミンが減少して不眠に悩まされたり、新聞や難解な本が頭に入ってこなかったりといった集中力の低下が現れるようになります。

【ミネラル(鉄)】
不足すると疲労感や立ちくらみの原因に

セロトニンやドーパミンを作る上で欠かせない栄養素。
特に、鉄は全身に血液を運ぶ役割を担っているため、不足すると脳内の酸素も不足し、疲労を感じやすくなったり、立ちくらみなどの症状が現れたりします。

【脂質(コレステロール)】
不足するとストレスを感じやすくなる

脂質の中でも特にコレステロールは、ストレスに対抗するために分泌されるステロイドホルモンの材料。
不足すると、脳の機能が低下したり、ストレスを感じやすくなったりします。

 

 

体だけでなく精神機能を担っている脳は、生命活動の中枢であり、たくさんの栄養を必要とします。
すなわち、摂取された栄養に大きく影響を受けることになります。

 

栄養素が偏らないように、なるべく数多くの食品をバランスよく食べること、

 

食事の時間をなるべく一定にすることは、生体リズムを調整するためだけでなく、脳が「安心」するためにも重要です。

 

そして

栄養素だけではなく「心を満たすこと」も

やはり大切なことです。

 

いよいよ師走が近づいています。

 

疲れ、ストレスは蓄積する前に

リセットしてくださいね。

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2022 / 11 / 23  07:27

【勤労感謝の日】本当の意味

【勤労感謝の日】本当の意味

 

1123日は勤労感謝の日です。

 

文字通りイメージする

「働いている人に感謝する日」や「働けることに感謝する日」

 

でもありますが

 

「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」と1948年に定められました。

 

また勤労感謝の日の起源は、飛鳥時代から続くと言われている「新嘗祭(にいなめさい)」に由来しているそうです。

 

新嘗祭とは、1123日に行われていた五穀豊穣を祝い恵みに感謝する古くから伝わる宮中祭祀で農作物の実りに感謝し、農作物を神様に供え、天皇に食べていただく習わしです。

 

勤労感謝の日は働く人、働けることに感謝をすることと同時に、農作物の恵みに感謝する日でもあるということです。

 

忙しく、目まぐるしく過ぎ去る日々に自分のことは後回しになってしまうという方も少なくないかもしれません。

 

 

周囲に感謝しつつ

 

いつも頑張っている自分もいたわったり

 

ご褒美をあげる

 

 

そんな一日があれば、忙しくなる年末年始も

乗り切れるかもしれません。

 

師走の前にこの日があるのも何となく頷けますね。

 

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2022 / 11 / 22  07:57

疲れやすい、ぼーっとする…は【血虚】?

 

何だか疲れやすかったり、ぼーっとしやすい

 

東洋医学ではカラダの栄養を血(けつ)と呼び

血(けつ)の量が少なくなり不足している状態を血虚といいます。


血は血液だけでなく、皮膚や髪の毛、爪、筋肉、骨、臓器、さらにはホルモンに至るまで、カラダを作る原料になり、私たちのカラダを物質面から支え、健康を維持していると考えられているのです。

 

貧血と似ていますが貧血とは赤血球の量が不足していることに対して

血虚は赤血球が不足するのではなく「血液中の栄養素」が不足している状態を意味します。

 

血虚になると

  • 顔色が悪い
  • 舌の色が白っぽい
  • 手足が冷えやすい
  • 眠りが浅い
  • 唇の色が薄い
  • 爪に血色がない
  • 肌が乾燥しやすい
  • わけもなく不安になる
  • 髪の毛のハリやコシが無くなってきた
  • 足がつりやすい
  • よく夢を見る
  • 疲れやすい
  • 目が乾く

 

血虚タイプの体質改善の

◆ポイント

・血を補う食事をする

・夜更かしは血が消耗するので避けましょう。

 

豚や鶏のレバーや、肉類を積極的に摂取したり
ホウレン草やニンジンにも血虚を改善する効果が期待されています。

 

 

◆生活習慣

脳を使うのも血を消耗させるので、できるだけ夜遅くまで勉強や仕事、パソコン、テレビゲームなどをするのは避け、しっかり睡眠を取るようにしましょう。

 

不眠気味の場合は香りを使ってリラックスするのもおすすめです。

柑橘系のアロマテラピーなどが◎

 

 

人間の身体はとてもよくできていますが、1つの狂いから全身の乱れにつながることもよくあることです。

 

「なんとなく」感じる不調は、身体からのサインだと考え、無視せずに早めに対処してくださいね。

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2022 / 11 / 21  07:42

雨の日の体の変化

雨の日の体の変化

 

比較的天気が良かった今月、久しぶりの雨で

やたら眠い、頭が重いなどで駆け込む方が多かった週末でした。

 

この時期、体がやけに重ダルかったり、何となく体調がすぐれなかったり

 

季節の変わり目によく起こることではありますが

ただの疲労とは違い、自律神経が大きく関わっている場合が多いです。

 

自律神経は意識していなくても体の調節をしてくれる神経で、活動的な交感神経と休養するための副交感神経

 が相互にバランス良く働くことで、動いたり休んだりとうまく体をコントロールしてくれています。

 

この自律神経の働きは晴れたり雨が降ったりといった天気の変化にも対応しますが、この中で気圧と湿度の変化は特に自律神経に影響を与えます。

 

気圧が下がると起きている時でも体を休ませる副交感神経の方が優位に働いてしまうため、雨や曇りの日に体の重だるさを感じやすいのです。

 

さらに気圧の低下は体内でヒスタミン(発赤・かゆみ・浮腫・痛みや気管支収縮などのアレルギー症状を起こす原因物質)も増やし、これが気持ちを高ぶらせる交感神経を刺激してしまうため、体に痛みやかゆみなどを感じたり

血行不良や疲労物質がたまりやすくもなってしまいます。

 

ちなみに天気によって体調が左右されやすい人と

そうでない人がいます。

 

関係しているのは耳の内耳にある気圧を感知するセンサーで、感度は人それぞれ違いますが感度が高い人ほど気圧の変化に敏感で、症状が出やすくなると考えます。

 

内耳のセンサーが敏感な人というのは

一概には言えませんが、考えられるのは、耳の血行不良であったり、神経伝達がうまく作用していないということです。

 

その多くに「スマホ首」とも呼ばれるストレートネックの人が挙げられます。

背中が丸く、首と肩が前に突き出している姿勢によって首こり・肩こりが悪化し、内耳の血行が滞ってしまうそうです。

 

また気圧に敏感になるのは日々の疲れやストレスが抜けていない証拠でもあります。

 

やはり食事、睡眠などの規則正しい生活は大切ですが、意識してできることは呼吸です。

 

呼吸は、いわば意志と自律神経をつなぐものだといわれ
深呼吸をすると、乱れた自律神経のバランスをある程度整えることができます。

 

そして、気圧によって頭痛が出る人は

症状が出る前に耳の血行を良くすることをオススメします。

 

耳マッサージや耳を温める耳温熱などを試してみて、自分に合ったものを取り入れるのがよいでしょう。

 

天気、気圧、季節

上手に付き合っていきたいですね。

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