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【脳の栄養失調】が心、体の不調に?
怒ったり・喜んだり・不安になったりと、日々さまざまな感情が生まれますが、この感情を作り出している「心」とは本来はどこにあるのでしょうか。
それは「脳」の中だと考えられています。
脳の中には神経細胞があり、神経伝達物質を介して情報の伝達をしていますが、この神経伝達物質が不足すると感情のコントロールがうまくできなくなり、心の不調を引き起こすと言われています。
神経伝達物質の中でも
「心の安定のためのセロトニン」
「活動性のノルアドレナリン」
「喜び・快楽のドーパミン」
の3つが心と深く関わっています。
本来この3つの神経伝達物質は、絶妙なバランスをとり元気な心を作り出していますが
不規則な食習慣などにより、神経伝達物質が正常に作られず、脳の栄養不足が続くと、神経伝達物質のバランスが崩れて、怒りっぽくなったり、不安な気持ちが強まったりと心の不調を引き起こします。
では神経伝達物質を安定的に作り出すためには、どのような栄養素が必要なのでしょうか。
【タンパク質】
不足すると集中力ややる気の低下に
脳の活動に必要な神経伝達物質。
タンパク質が不足すると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質がつくり出せなくなり、集中力ややる気の低下を招きやすくなります。
【ビタミンB群】
不足すると不眠や集中力低下の原因に
脳内で重要な役割を果たしているビタミンB群。
特に、ビタミンB6、葉酸、ナイアシンなどは、セロトニンやドーパミン、ギャバをつくり出すために必要不可欠な栄養素です。
不足すると、セロトニンやドーパミンが減少して不眠に悩まされたり、新聞や難解な本が頭に入ってこなかったりといった集中力の低下が現れるようになります。
【ミネラル(鉄)】
不足すると疲労感や立ちくらみの原因に
セロトニンやドーパミンを作る上で欠かせない栄養素。
特に、鉄は全身に血液を運ぶ役割を担っているため、不足すると脳内の酸素も不足し、疲労を感じやすくなったり、立ちくらみなどの症状が現れたりします。
【脂質(コレステロール)】
不足するとストレスを感じやすくなる
脂質の中でも特にコレステロールは、ストレスに対抗するために分泌されるステロイドホルモンの材料。
不足すると、脳の機能が低下したり、ストレスを感じやすくなったりします。
体だけでなく精神機能を担っている脳は、生命活動の中枢であり、たくさんの栄養を必要とします。
すなわち、摂取された栄養に大きく影響を受けることになります。
栄養素が偏らないように、なるべく数多くの食品をバランスよく食べること、
食事の時間をなるべく一定にすることは、生体リズムを調整するためだけでなく、脳が「安心」するためにも重要です。
そして
栄養素だけではなく「心を満たすこと」も
やはり大切なことです。
いよいよ師走が近づいています。
疲れ、ストレスは蓄積する前に
リセットしてくださいね。
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