♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
ソマティック
以前、ソマティック心理学という本を読んだことがあります。
ソマティックの「ソマ」はギリシャ語由来の言葉で「からだ」を意味します。
一般的に言われる身体=
「からだ」body は外から見える物質的なカラダで、ソマsoma は内部から感じ取るカラダというニュアンスです。
医療において最近まで「ココロとカラダ」を2つに分けて考える傾向にありましたが元々は1つであり
東洋医学では「心身一如」という考え方が昔からあります。
ソマティック=「カラダから入って、ココロを癒す」方法が、いま注目されているのです。
脳や心と体は一体で
心の問題は体に反映され、体の問題は心に反映されるという考え方があります。
ソマティクスでは、心身一如を基本とし、いわゆる身体bodyの“矯正”ではなく、
自分自身の感覚で身体を理解し、ケアしようという考え方です。
身体の緊張は筋肉の疲労とは別に
心の力みグセから生じることがほとんどです。
「心の力みグセ」は
- 熱くなる・感情的になる
- 執着する・拒絶する
- 急ぐ・焦る
などです。
人の心は流動的です。変わりやすい天気のような心に伴い、影響を受けているのが私たちの「身体」です。
「心」が動くと、自律神経系やホルモンのバランスが変化し、その変化に応じた司令が身体の隅々まで届き、身体も変化します。
それが心の「こわばり」でも「ゆるみ」でも
それは身体の内側にある臓器にも影響します。
だからこそ
時々立ち止まって「心」と「身体」がどんな状態かをチェックしメンテナンスをしていくことが大事なのです。
「癒しは気づきから始まる」
と言われます。
自分の身体が、あるいは心の内側が、今何を感じているか?
チクチクする、ザワザワ感、痛み…
その感覚が何か自分にメッセージを発しているとしたら?
その「気づき」から客観的に見ると
自分の身体や心が今1番何をして欲しいのかに気づいてあげらます。
自分の心と身体に目を向ける習慣をつけることの大切さ、改めて感じています。
体調を崩したり気持ちがマイナスになりがちな冬ですが、
今身体や心が欲していることは何か、ちょっと向き合ってみると、気づくことがあるかもしれません。