♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
体が欲するもの
疲れているとき「酸っぱいものを欲する」とか
イライラすると「無性に甘いチョコレートが食べたい」
それは心や体が発しているサインだったりします。
食べものの
酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛い(からい)・鹹(しおからい)の5つの味=五味
それぞれが関係する臓器器官の働きを助け、活性化させてくれるといいます。
これらをそれぞれの作用に則った形で「バランス良く摂る」ことを「五味調和」と言います。
例えば五味は臓器、そして感情と関係し
「酸」は肝臓や胆のう 感情は怒り
「苦」は心臓や小腸 感情は喜び
「甘」は脾臓や胃 感情は思う(クヨクヨ)
「辛」は肺・大腸 感情は悲しみ
「鹹」は腎臓や膀胱 感情は恐れ
この働きを助けたり、感情を癒します。
逆に言えば、肝臓が悪くなると、怒りっぽくなったり、「酸」すっぱいものが食べたくなり、
辛いものを好むようになったら悲しみを抑えていたり、肺や大腸の働きが落ちているのかも…とと考えられたりします。
そして
酸…収斂作用があり、筋肉を引き締め、汗や尿などが出過ぎるのを防ぐ反面、摂り過ぎると胃に不調が出たりする
苦…余分なものを排泄し、乾燥させたり、カラダ熱や水分を体内から出す。摂り過ぎると肺や大腸に不調が現れたり、体毛が抜けやすくなることもある。
甘…滋養強壮やリラックス効果、体を緩める。摂り過ぎると体にだるさを引き起こす
☆辛…滞っているものを発散させ、巡りをよくし、体を温めたり、発汗を促す。摂り過ぎると肝臓や目の不調に繋がる
☆鹹…固いものをほぐす作用があるので、便通を促す。摂り過ぎると血圧が上がったり、小腸や腎の機能を損なう場合がある
実は冬は腎臓が一番働く季節なので
「腎」を助けるのに必要なのは「鹹(かん)」塩辛い味です。
塩気の多い食べ物には、体を温める作用があるからで
血液内の塩分濃度が高まると、エネルギーの燃焼作用が盛んになり体温が上昇します。
塩分の摂取は寒さに耐え、体が冷えるのを防ぐための昔の人の知恵であり
「腎・膀胱」の機能を補い、泌尿器の働きを助けて、体内の水分代謝を調整する働きがあります。
女性に多い「チョコレートが食べたくなる」
のは
緊張や我慢、ストレスなどで心や体がぎゅっと凝り固まった時に
セロトニン不足や瞬時に気分を高めたいため
本能的にチョコレートを求める
そうで
また
マグネシウム不足が考えられます。
甘味は心や体を緩めてくれる反面、
多すぎると発散の力が強くなりすぎるため、落ち着きがない状態を作ってしまうこともあります。
血糖値が急に上昇・下降することも影響を与えていると言われています。
やはり何でも
バランス良く補うことが大切です。
本来、人は昔から「体にとって、その時に必要なもの」を食べてきましたが
どうしても偏食がちになり
その結果臓器が疲れたり
感情が乱れやすいということもあるのです。
心と体と味…
意外な関係性を知っていることで
心身を必要なもので整えることができるかもしれません。
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