♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
肩こり、姿勢、呼吸に大切な「前鋸筋」とは
デスクワークや長時間同じ姿勢を続けると
姿勢は丸くなり、いわゆる猫背や巻き肩になります。
すると、肩こりや首こり、呼吸の浅さなどにつながるわけですが
正しい姿勢や呼吸に重要なのが
「前鋸筋(ぜんきょきん)」という脇の下の脇腹の筋肉です。
あまり耳にしないですが
手をあげたり、回す時「脇の下あたりが痛い」「ひっかかる感じがする」場合は
前鋸筋が硬くなっているかもしれません。
🔹前鋸筋の働き
胸郭と呼ばれる胸椎と胸骨、肋骨で構成される部分と肩甲骨をつなぐ重要な筋肉で
「肩甲骨の動き」に作用します。
どんな人が硬くなるかと言うと、
デスクワークや車の運転の長い人です。
ずっとある角度で手を前にしていることによって、前鋸筋がずっと縮んだ状態になります。
するとだんだん硬くなり、肩甲骨を外に引っ張る力が加わり、肩甲骨が外に開き、背中の筋肉も引っ張られ、肩、背中のハリが出て肩甲骨の可動性も悪くなります。
また、呼吸をする際の補助的役割もしているので、この前鋸筋が硬くなると「深く呼吸が出来ずに、息が詰まるような感覚、「呼吸がしにくい」という症状
が出てきます。
前鋸筋が緩むことによって
- 巻き肩
- 猫背
- 肩こり
- 呼吸の浅さ
が改善されます。
前鋸筋はストレッチや
前鋸筋周辺の筋肉を指圧で緩めることができますが
セルフケアでは
「脇をさすり、回す」方法が有効です。
・脇の下を摩擦で熱くなるくらい
さすった後、触りながら腕を前後に各5回ずつ回す
だけ!
です。
何故、さすって肩を回すだけで緩むのか?
人間には「体性感覚」という
皮膚の感覚と、筋肉・腱・関節の感覚があります。
皮膚の感覚には、触っている感覚や熱の感覚(熱い、冷たいなど)痛みの感覚などがあり、筋肉・腱・関節の感覚には、手足や身体の位置・運動・抵抗・痛みや物の重量などの感覚があります。
体性感覚は、皮膚が伸ばされたり、筋肉が緊張したり緩んだりする際に、その状態を感知して脳に伝えてくれます。
「さする」と、この「体性感覚」を利用でき、摩擦で熱くなるまでさすると、そこに感覚ができ、無意識に筋肉使えるようになるそうです。
その状態て肩を回すことで、「前鋸筋を使いながら肩を動かす」という事を身体に覚えさせることができます。
なので
脇の下をたまにさすってあげてみてくださいね。
奏では指圧のコースにストレッチが含まれています。グイッとストレッチ伸ばされたい方はお待ちしています◟̆◞̆
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