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2025 / 10 / 08  05:54

季節の変わり目の不調を整える「脾」のはたらきとは

季節の変わり目の不調を整える「脾」のはたらきとは

季節の変わり目になると、

なんとなく体が重かったり、朝起きるのがつらかったり…

そんなときは「脾(ひ)」の働きが弱っているサインかもしれません。

 

脾は胃とペアになり、食べたものを消化吸収して

栄養を「気」「血」「水」へと変えて全身に届ける働きを担っています。

さらに、必要なものと不要なものを仕分け、

不要なものは体外に排出する“整理上手”な臓器でもあります。

 

また、脾には

・内臓を正しい位置に保つ

・血が漏れ出さないようにコントロールする

といった役割もあり、体を内側から支える大切な存在です。

 

ただし脾は「湿気」と「冷え」に弱い性質があります。

そのため、梅雨の時期や季節の変わり目には、

だるさ・頭重感・むくみ・下痢・ニキビ・やる気の低下など、

さまざまな不調が現れやすくなります。

 

🌞 脾と胃のゴールデンタイム

午前7〜9時は「胃」に、9〜11時は「脾」にエネルギーが集中します。

この時間に朝食をとることで、消化吸収の力を自然に高められます。

反対に、朝食を抜く習慣が続くと、胃や脾が“空回り”してしまい、

消化機能の低下につながります。

  

🥶 冷たい飲みものに注意

脾は、食べ物の中の水分を温めて蒸気に変え、

その蒸気で体をうるおす働きも持っています。

冷たい飲食物が入ると、この加熱作用が妨げられ、

水分が体内に滞り、結果として「冷え」や「むくみ」を引き起こします。

  

🦵 脾と足の関係

脾の経絡(エネルギーライン)は、足の内側を通って下腹部へとつながっています。

そのため、脾が弱るとこのラインの流れが滞り、

足の内側が張ったり、むくみが出やすくなります。

 

 

💺 座りっぱなしにも注意

東洋医学では、長時間同じ姿勢で座ることを「久坐(きゅうざ)」と呼び、

これが脾を弱らせる原因になると考えられています。

座りっぱなしで猫背になると内臓が圧迫され、

血流や代謝が低下して冷えやすくなるためです。

 

  

🕊 脾を整えるためにできること

□ 朝食をしっかりとる

□ 冷たいもの・油っこいもの・水分のとりすぎに注意

□ 同じ姿勢を長く続けず、こまめに体を動かす

 

 

脾をいたわることで、心身のバランスも自然と整っていきます。

季節の変わり目こそ、体の声に耳を傾けて、

あたたかく、やさしいケアをしてあげてくださいね。

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