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季節の変わり目の不調を整える「脾」のはたらきとは

季節の変わり目になると、
なんとなく体が重かったり、朝起きるのがつらかったり…
そんなときは「脾(ひ)」の働きが弱っているサインかもしれません。
脾は胃とペアになり、食べたものを消化吸収して
栄養を「気」「血」「水」へと変えて全身に届ける働きを担っています。
さらに、必要なものと不要なものを仕分け、
不要なものは体外に排出する“整理上手”な臓器でもあります。
また、脾には
・内臓を正しい位置に保つ
・血が漏れ出さないようにコントロールする
といった役割もあり、体を内側から支える大切な存在です。
ただし脾は「湿気」と「冷え」に弱い性質があります。
そのため、梅雨の時期や季節の変わり目には、
だるさ・頭重感・むくみ・下痢・ニキビ・やる気の低下など、
さまざまな不調が現れやすくなります。
🌞 脾と胃のゴールデンタイム
午前7〜9時は「胃」に、9〜11時は「脾」にエネルギーが集中します。
この時間に朝食をとることで、消化吸収の力を自然に高められます。
反対に、朝食を抜く習慣が続くと、胃や脾が“空回り”してしまい、
消化機能の低下につながります。
🥶 冷たい飲みものに注意
脾は、食べ物の中の水分を温めて蒸気に変え、
その蒸気で体をうるおす働きも持っています。
冷たい飲食物が入ると、この加熱作用が妨げられ、
水分が体内に滞り、結果として「冷え」や「むくみ」を引き起こします。
🦵 脾と足の関係
脾の経絡(エネルギーライン)は、足の内側を通って下腹部へとつながっています。
そのため、脾が弱るとこのラインの流れが滞り、
足の内側が張ったり、むくみが出やすくなります。
💺 座りっぱなしにも注意
東洋医学では、長時間同じ姿勢で座ることを「久坐(きゅうざ)」と呼び、
これが脾を弱らせる原因になると考えられています。
座りっぱなしで猫背になると内臓が圧迫され、
血流や代謝が低下して冷えやすくなるためです。
🕊 脾を整えるためにできること
□ 朝食をしっかりとる
□ 冷たいもの・油っこいもの・水分のとりすぎに注意
□ 同じ姿勢を長く続けず、こまめに体を動かす
脾をいたわることで、心身のバランスも自然と整っていきます。
季節の変わり目こそ、体の声に耳を傾けて、
あたたかく、やさしいケアをしてあげてくださいね。
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