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2025 / 07 / 29  05:33

東洋医学から見る「感情」と「体のめぐり」の関係

東洋医学から見る「感情」と「体のめぐり」の関係

東洋医学では、

血の流れが悪くなると「瘀血(おけつ)」、

水の巡りが滞ると「痰湿(たんしつ)」という病気のもとになる物質が生まれると考えられています。

 

その原因は、運動不足や食べすぎ・飲みすぎだけでなく、

感情の乱れによっても引き起こされることがあります。

 

 

🌿怒りすぎると「血」が滞る

 

「肝」は怒りと関係が深い臓器。

イライラしたり怒りの感情が続くと、交感神経が緊張し、血管がギュッと縮まってしまいます。

その結果、血の巡りが悪くなり、肩こりや頭痛の原因になることも。

 

 

 

🌿悩みすぎると「水」が滞る

 

「脾」は思い悩むことと深い関係があり、体の水分バランスを整える働きもあります。

ネガティブな思考が続くと胃腸の動きが鈍り、水の巡りも悪くなってしまいます。

胃に水が溜まって「ポチャポチャ」と音がしたり、食欲が落ちたり、吐き気が出たりすることも。

 

 

 

このように、感情の乱れが続くと

「血」は“瘀血”に、「水」は“痰湿”に変わり、

体のあちこちに影響を及ぼすようになります。

 

 

 

🌿大切なのは「心を穏やかに保つこと」

 

昔の東洋医学書には

「恬淡虚無(てんたんきょむ)」

心を静かにし、欲を持ちすぎないことが、元気(=真気)を巡らせる

と書かれています。

 

つまり

心が落ち着いていれば、自然と体のめぐりも整い、健康につながっていき

これは病気の予防だけでなく、日々の暮らしすべてにプラスの影響を与える大切な心がけということです。

 

 

🌬感情が乱れたときは、まず呼吸を整える

 

心がざわついたときには、ゆっくりとした腹式呼吸を。

それだけでも、感情が落ち着き、体のめぐりも少しずつ整っていきます。

 

「未病(みびょう)」のうちにケアすることが、健康への第一歩です🌱