♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2025 / 07 / 21  05:29

自律神経の乱れ、イライラ…【肝】の乱れかも?

心と体を整える夏の“肝”ケア

 気温が高い日が続きますが、外と室内の温度差や、夏の疲れ、気づかぬうちにたまったストレスによって、自律神経のバランスが乱れやすい時期でもあります。

 

こんな不調、ありませんか?

寝つきが悪い・眠りが浅い

朝から疲れている・だるさが抜けない

イライラしやすく気持ちが不安定

肩こり、腰痛、背中が張る

呼吸が浅く、息苦しさを感じる

目の乾きやショボショボ感

足がつりやすい

 

こうしたサインがいくつも当てはまるなら、もしかすると「肝(かん)」の経絡の巡りが低下しているのかもしれません。

 

東洋医学でいう「肝」は、西洋医学の“肝臓”とは少し概念が異なります。

血液や体液、栄養を全身に巡らせ、精神の安定を保ち、自律神経の調整も担う大切な役割を果たしています。

 

特に「肝」はストレスの影響を受けやすい臓器。

精神的なことだけでなく、気候や環境の変化、過労、目の酷使、夜更かし…こうした“日常の小さなストレス”の積み重ねでも、肝は疲れてしまうのです。

 

「五労(ごろう)」とは?

東洋医学には、五臓に負担をかける“過剰な行動”を示す「五労」という考え方があります。

久行(動きすぎる)→肝を傷つける

久視(目を使いすぎる)→心を傷つける

久坐(座りすぎる)→脾を傷つける

久臥(寝すぎる)→肺を傷つける

久立(立ちっぱなし)→腎を傷つける

 

「久行(きゅうこう)」とは、常に頭も体も動き続けていて、ゆったりと休むことができない状態を指します。

肝は、そんな“せかせかした心と体の疲労”にとても敏感です。

 

「肝」を整える食養生

 ストレスを感じやすい方や、この時期に不調が出やすい方には、次のような食材がおすすめです。

 

肝の働きを助けるもの

 ねぎ、空心菜、紫蘇、しょうが、ミント、なつめ など

→ 巡りを良くして、気血の流れをサポート。

 

熱や炎症を鎮めるもの

セロリ、トマト、菊花、ハマグリ、アワビ、ゴーヤ など

→ 肝にこもった熱をクールダウン。

 

また、東洋医学では「酸味」は肝の働きを整える味とも言われています。

梅干しや酢の物、柑橘類なども、適量であれば肝に良い作用が期待できます。

 

反対に、脂っこいものや揚げ物、アルコールの摂りすぎは、肝を過剰に働かせてしまうため注意が必要です。

 

肝」をいたわる生活のヒント

ゆっくり深呼吸をする時間を持つ

夜ふかしをせず、しっかり睡眠をとる

デジタルデトックスで目を休める

湯船に浸かり、副交感神経を優位に

ストレッチや軽い運動で巡りを促す

 

この夏を健やかに過ごすためにも、

必要なのは、がんばることではなく、“ゆるめて、整えること”かもしれません。

 

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