♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2021 / 09 / 10  07:42

自然の摂理【アーユルヴェーダ的・秋の養生】

 

 

涼しい日が続き、残暑はどこへ行ったのやらという今月ですが

 

体の疲れとともに、

物事が思い通りに進まない

頑張っているのに報われない気がする

特に理由が無いのにイライラする

 

など気持ちの面でも不安定になるというお声もチラホラ聞きます。

 

アーユルヴェーダの視点から見ると

夏に蓄積したピッタ(火のエネルギー)が秋に向けて乱れやすくなるからだと考えられます。

 

アーユルヴェーダのざっくりしたことは

 https://izumi-kanade.com/info/4082181

 

初秋に増えるピッタのエネルギーの主な役割は消化です。

ピッタのバランスを崩して上手く機能しなくなると、消化不良、発熱、下痢、口内炎や胃炎などの炎症が出やすくなったり

発疹や湿疹など肌のトラブルも多くなりがちです。

 

そして

ピッタの消化は食べ物だけでなく

外からの情報の処理、感情や感覚の処理、

様々な物事の理解や判断など

言い換えると「知性の消化」にも作用するため

 

うまく働けば喜びや充実感、自信や勇気を手に入れることにつながりますが

消化がスムーズに進まないと、感情の未消化が生じてイライラや怒り、ストレスの発生へと繋がっていくことになるのです。

 

そして

 

気温が下がる晩秋に増えるヴァータ(風)のエネルギーの主な役割は、全ての動きと神経伝達で

自律神経の働きとも深く関わるヴァータが不安定になると、不安、恐怖心、心配性など心が不安定になりがちです。また、不眠、冷え症、便秘、乾燥肌などの症状も多くなります。

 

今年はこの晩秋が早く到来してしまったため

切り替えができないまま、両方の影響を受けやすいのかもしれません。

 

この時期はまず夏に溜めたものを

クールダウンをさせてから

次の季節に向かうことが大切とされます。

 

🌿秋に取り入れたいこと

・甘味・苦味・渋味の食べ物(例:ぶどう、りんご、梨など季節の果物)

・規則的な生活(特に寝る、食べる時間を一定にする)

・油分と水分が適度に含まれた温かい食事

・月光浴

・アロマなど良い香り

・シルクやコットンなど肌触りの良い衣類

・スケジュールを詰め込み過ぎず、ゆとりを持つ

 

🌿避けたいこと

・カフェイン、アルコールなど刺激物を避ける

・辛味・塩味・酸味の強い食事

・食べ過ぎ(揚げ物や脂っこいも)

・人ごみ

・寝不足

・カラダを冷やす行為

・パン、シリアルなど乾燥した物の食べすぎ

 

秋のフルーツの甘味は「冷性」というクールダウンさせる性質を持っているので、ピッタが乱れやすい夏〜秋にはオススメです。

 

また視覚器官はピッタと関わりが深い感覚器官で目が疲れた時には、ジリジリとした灼熱感を感じやすくスマホやパソコンの画面を見続けると消耗されるので

目に冷やしたおしぼりを当てる

のもオススメです。

 

時に

ものごとがスムーズに進まなかったり

何となく虚しい気持ちになったり

 

それもある意味、自然の摂理でもあり

 

ないもの、できないことより

今あるもの、できることに目を向けることも

大切なのかなと思います。

 

この時期は特に

無意識に頑張りすぎの体や心、

たまにクールダウンさせてあげてくださいね。

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