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夏は【ピッタ】を整える
ピッタとはマクスの話ではありません。
人は性格、体型、体質などがそれぞれ違いますが
自分自身の心と身体の状態を知り、健康的な生活を送る方法を伝えているのが
東洋医学、アーユルヴェーダ
今回はアーユルヴェーダについてです。
どちらかというとアーユルヴェーダはあまり馴染みがないかもしれませんが
「生命の科学」とも呼ばれるインド・スリランカにおける伝統医学です。
アーユルヴェーダでは、人の体には
「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」と呼ばれる3つの生命エネルギーがあるとされ、この3つを
“ドーシャ”と呼びます。
人は皆3つすべてのドーシャを持っていますが、3つうち、1つもしくは2つ優勢なドーシャがあります。
これらの「ドーシャ」がバランスの取れている状態が健康とされ
そのバランスが崩れると健康を損なう状態になると考えます。
🔹3つのドーシャ
VATA(ヴァータ):風のエネルギー
軽・冷・乾・粗・動の性質を持ち、肉体の運動、感覚の刺激や神経の伝達、呼吸といった働きを司ります。
PITTA(ピッタ): 火のエネルギー
熱・鋭・流・変・液の性質を持ち、体内における化学変化、食物の消化・吸収、代謝といった働きを司ります。
KAPHA(カパ):水のエネルギー
重・冷・遅・油・緩の性質を持ち、身体に結合エネルギーとして、肉体の構造や体力の維持、同化作用といった働きを司ります。
特に暑い夏の時期には、“ピッタ“の火のエネルギーの影響を多く受け、日々体内に蓄積していきます。
肌が赤らむ、過度に発汗する、イライラしたり気が短くなる、のどが渇くなど
ピッタは体の熱と代謝を制御する火のエネルギーでアーユルヴェーダでは
「類は類を増大させる」と言われるように
気温の上昇によって体内のピッタがさらに過剰になる傾向があります。
エネルギーのバランスを崩してしまうと消化の力が弱まり体内に毒素を残しやすくなりますが
ピッタは特に油もの、アルコール、辛いもの、カフェイン、刺激物などの摂りすぎでバランスが乱れてしまいます。
ピッタのバランスを整えるためには、
肉体的にも精神的にもリラックスとクールダウンです。
クールダウンとは冷やすのではなく熱を外に出すイメージです。
🔹まずは適切な水分補給
日中に水をこまめに常温で飲むことが◎
熱い飲み物や冷たい飲み物が体に入ると、体は体温の調整をしなければなくなり、消化が妨げられる可能性があります。
食ゴーヤやキュウリ、スイカなどウリ科のものや葉野菜、ミント、パクチー、クミンといったハーブやスパイスなど
冷たい食べ物ではなく優しくクールダウンする食材は熱を効率よく排出してくれます。
そして
ぬるめのお風呂にゆっくり入ることもおすすめです。
体の熱の冷まし方はこちらも
https://izumi-kanade.com/info/4034034
8月、些細なことでイライラしやすいと言った声もよく聞きますが
ピッタは"燃える"イメージなので
ある意味夏だから仕方ないのです笑
…が
だからこそ
もともとピッタのエネルギーが強い人は、よりバランスを崩しやすいともいえるので
イライラしやすい人は
体の熱をとり、なるべく穏やかに落ち着いた状態でいられるように生活習慣や食習慣を見直してみるのも良いかもしれません。
体の熱を放出するには、筋肉を緩め、血流を良くすることもオススメです◟̆◞̆
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