♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 12 / 17  08:06

脳のエネルギー源?!ケトン体とは?

食べ物に含まれる栄養素によって体は

正常に働くことができます。

 

その栄養素で

三大栄養素のタンパク質、脂質、糖質(ブドウ糖)がエネルギー源となります。

 

長時間、仕事や勉強を続けて疲れてくると甘いものを欲しくなることがあると思います。

 

糖分は「頭の回転を速くする」と思われていますが

実は脳を麻痺させているのです。

 

確かに、ブドウ糖は脳のエネルギー源になりますが、一方で、糖質を過剰に摂取すると“糖質依存”に陥り、脳が徐々にむしばまれていきます。

 

糖質を摂ると

まず、血糖値が急激に上昇し、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。

インスリンは血液中のブドウ糖を除去しようとするので、今度は血糖値が下がりすぎ、正常値よりも低い状態になります。

 

すると、脳のエネルギー源となるブドウ糖が足りなくなり、脳がガス欠を起こして機能しなくなります。

 

また、血糖値が急激に下がると、脳の働きに必要なアミノ酸が枯渇し、神経伝達物質が作れなくなって、脳が麻痺状態になります。

 

昼食後の会議は眠くなるのは糖質を摂って脳が機能不全に陥るからなのです。

 

 

そして恐ろしいのは、糖質には中毒性があるということです。

砂糖や炭水化物を日常的に摂取していると、より多くの量を食べないと我慢できなくなり、その欲求が満たされないと、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。

 

ブドウ糖なしでも脳は活動できる

近年の研究で、“ケトン体”という物質が、脳のエネルギー源になることが明らかになっています。

 

簡単に言うと

ケトン体とは、炭水化物などの糖質の摂取を制限したときに、体内で発生する物質です。ブドウ糖が不足してくると、蓄えられた中性脂肪がエネルギー源となりますが、この時に肝臓で作られるのがケトン体です。

 

ケトン体はあらゆる細胞でエネルギー源となりますが、中でもケトン体を使うのは心臓と腎臓、そして脳の神経細胞です。

 

心臓も腎臓も脳も24時間ノンストップで働いていますが、糖質をカットすると、休みなしでフル稼働するこれらの組織にケトン体を供給するため、中性脂肪がどんどん分解されて消費します。

 

 

血液中のケトン体が多くなっている状態を「ケトーシス」と言います。

この働きは、飢餓状態になっても生れるようにヒトが持っている非常手段です。

 

ケトーシスの状態になると

・糖尿病の改善

・認知症予防

・動脈硬化予防

・ガンの予防

・ダイエットや美肌、アンチエイジング

などの効果があると言われています。

 

 

 

ケトン体を増やす食事=ケトン食とは

糖質を抑える

主食と間食を抑え、エネルギー源を糖質に依存しないために

◎積極的に摂っていい食品

  野菜(葉もの)、海藻、きのこ、大豆製品(豆腐・納豆・おから)、ナッツ、アボカド、魚介類、鶏肉、

  卵、水、お茶・コーヒー・紅茶、オメガ3系脂肪酸(DHAEPA)

 

〇摂っていいが控えめに

  肉(牛・豚)、乳製品、果物、根野菜、イモ類、蒸留酒(ウィスキー・焼酎は控えめに)、

 エキストラバージンオリーブオイル

 

△極力控えめに

  主食(ご飯・パン・麺類・ピザ・ナン)、和菓子・スウィーツ類、加工肉、ビール・ワイン・日本酒、

  乳酸飲料、スポーツドリンク、ジュース類、オメガ6系脂肪酸 (リノール酸など)

 

×基本的に摂らない

 菓子類、白砂糖、合成添加物

 

 

そして

ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸は小腸で吸収された後、肝臓に運ばれケトン体に代謝されるそうです。

 

ケトン食はサッカーの長友選手が推奨するファットアダプトから注目され始めた説も。

ファットアダプトについてはこちら

https://izumi-kanade.com/info/2687120

 

ぼーっとしたり、疲れやすい、太りやすい方は糖質過多の可能性があります。

急にあまりにも減らし過ぎるのは危険ですので、あくまで「控える」ことから始めてみてくださいね。

 

私もここ半年ほど、緩ーく糖質カットをしていますが、体の軽さと、睡眠の深さ、頭のスッキリ感を実感しています。

 

食べ物の取り方で

体も心も脳もより健康になれるかもしれません☺️

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