♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
腰痛と脳の関係
腰痛…
肩こり同様多くの人が悩んでいるひとつですが
腰痛に関しては原因が特定できないものがほとんどだと言います。
姿勢、歩き方、日常のクセ、内臓の不調
これらから来るものは、何となく原因がわかっているものですが
明確な原因が特定しきれない腰痛を「非特異的腰痛」といいます。
非特異的腰痛は
「脳の不具合」から起こると考えられ、これは脳科学でも明らかになっています。
実は腰の問題よりも、脳の痛みを感じるシステムの不調により痛みが引き起こされていることもあります。
通常痛みの信号が脳に伝わると、脳からドーパミンという神経伝達物質が放出され、鎮痛剤にも使われるμオピオイドという物質が脳内で大量に放出されます。その結果、痛みが緩和されたり、感じにくくなるのですが
ストレスが脳機能に影響を与えた結果、ドーパミンが放出されにくくなり、痛みが長引いたり、わずかな痛みも強く感じるようになってしまうのです。
また、
体がどこも痛くない人の脳の中では、常に痛みに対して「ブレーキ」がかけられています。
例えば、机の角に足を強くぶつけたとき、その場では痛みを感じると思いますが、
徐々に痛みは軽くなり、その後なにか別の作業を行なっていると痛いことを忘れることはよくあると思います。
これはぶつけた後、すぐに回復したわけではなく、痛みを受けたその部位の痛みに対して脳がブレーキをかけている結果生じる現象なのです。
ブレーキ作用をコントロールしている脳の部位
物事を前向きに捉える部位と関係し
人はポジティブな気持ちになると前側の脳の表面に近い部位である「外側前頭前野」という部位が強く働きます。
この部位の活動が高くポジティブな思考を持った人は痛みを感じにくいと研究でわかっているそうです。
そのことから前向きでポジティブな感情が痛みに対するブレーキ作用を強くするとされています。
…とはいえ、痛いのにポジティブになれるか!
というのが本音だと思います。
脳と痛みの研究でとても面白いものがあり
その研究とは、
痛みを持つ人自身がこういった痛みに対する正しい知識を得ることによって、ネガティブな思考や誤った痛みの認識というのが改善され、慢性の痛みに改善がみられたというものです。
痛みが体のどこかがおかしいからではなく、
痛みによって脳が変化してしまったから起きている。
と、理解することで運動や生活に対する恐怖感が薄れ、結果としてポジティブな考え方ができるようになり、痛みのブレーキ作用が高まったと結論付けられています。
この脳の変化で起きている腰痛の場合
30分~1時間程度の有酸素運動は痛みのブレーキ作用に関わる外側前頭前野の活動を増加し痛みを軽減するといわれています。
長く続く腰痛は
体の組織が壊れてているわけでも、気持ちの問題ででもなく、「脳の不具合」によって起きているこもがあり
長く痛みにさらされれば誰でも起きる可能性があるのです。
でも、改善できる可能性は必ずあるということを
信じることも大切かもしれません。
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