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グルコーススパイク
食事は健康に深い関わりがありますが
食後に眠気がおそったり、イライラが止まらなかったり、ダルさがあったり…
ひとつとして考えられるのが「血糖値」の影響です。
そもそも
「血糖値」とは一体なんでしょう?
私たちは、食事で糖質(炭水化物)を摂り、
糖質はご飯やパン、麺類、果物などに含まれていますが、
これが体内でブドウ糖となり、活動エネルギーとして使われます。
この時、血液中にどれくらい糖が含まれているか、示す数値が血糖値。
もちろう食後は血糖値が高くなりますが、健康であれば、やがて血糖値は正常に戻ります。
そして急激に血糖値が上がったり下がったりする急上昇急降下をグルコーススパイク(血糖値スパイク)と呼ばれ、
これが様々な不調を引き起こすと言わ れています。
血糖値が乱高下することで、血管が傷つき、脳梗塞や心筋梗塞になてしまうという研究が発表されました。
空腹時に砂糖入りの甘いものやパンなどGI値の高い食品をいきなり食べると、血糖値が急上昇します。
血糖値が高くなると、一時的には集中力が増したりいい気分になったりします。
でもその継続時間はわずか30分ほど。
血糖値が急上昇すると膵臓から
インスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急降下します。
この状態をグラフにするとトゲ(スパイク)のように見えることから、
グルコース(血糖値)スパイクと呼ばれています。
血糖値が急降下した後の脳ではエネルギー源のブドウ糖が充分補給されないため、集中力が落ちたり、頭がボーッとしてパフォーマンスが下がり
さらに
血糖値が急激に下がると
普段は気にしないことに不安を感じて落ち込みやすくなります。
そして症状として
やたら眠くなる、疲れやすい、やる気が起きない、集中力が続かない、不安、動悸、といったものがあります。
これが血糖値が原因と気づかず、診療内科で自律神経失調症やうつと判断されてしまうケースもあるそうです。
身体は命の危機を感じ
副腎という臓器からアドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは交感神経を刺激して緊張感やストレスレベルが上がり、
今度はドーパミンの分泌量まで増加します。
アドレナリン、ドーパミンは
気分が高揚するいい作用を持つ反面、共感性が低くなるため他人の言動にイライラしたり、
内向性の高い人では自分に対してイライラして自己否定感が強くなることもあります。
さらにドーパミンは脳の報酬系を刺激するため中毒性もある言われています。
血糖値スパイクを引き起こす要因
・糖質の多い食事
・清涼飲料水
・ストレス
・運動不足
特に缶コーヒーやエナジードリンクなど
には想像以上にたっぷりの糖分が含まれているため、知らず知らずに血糖値を急激に上げていることになります。
グルコーススパイクの予防法
◦糖分の多い食事を避ける
◦食べる順番を変える
◦ゆっくり食べる
◦食後1時間の運動
中でも食べる順番をサラダや豆腐→おかず→ご飯
というように、食物繊維を先に食べると
血糖値の上昇は穏やかになります。
あまり血糖値が高いという自覚がなくても食べる順番を
変えるだけて、ダイエット効果もあるそうです。
忙しい時ほど心と体を元気にする食事を楽しみたいものですね。
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