♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2022 / 04 / 10  07:48

【歯ぎしり】と体、心

 

朝起きた時に顎や顔が痛かったり

なかなかとれない首や肩のコリ

 

気づかぬうちにしている

歯ぎしり・食いしばり・噛み締め」が原因になっているかもしれまん。(ここでは以後、歯ぎしりとします)

 

歯ぎしりは歯が削れてしまったり、強い人は折れてしまうこともあるほか

顎関節症や頭痛や肩こり、腕のしびれ、腰痛、倦怠感なども引き起こすことがあります。 

 

また睡眠時無呼吸症候群との関連も高いそうです。

 

 

実は歯ぎしりの原因に科学的根拠が明確となっているものはなく、一概にこれが原因だと定義づけられたものはありません。

 

でも最も有力な原因の説はストレスです。

 

人は強いストレスを感じると無意識に体を揺らすなど仕草、行動にあらわれますが

歯ぎしりもストレスによる動作の一つと考えられ、歯ぎしりによってストレスを発散しているといわれています。

 

また

 

過度の集中

 

も食いしばりの原因になります。

仕事や運動、家事など何かの行為に集中している時、気付かない間に歯を食いしばることが

癖になっているケースも。

 

そして

もうひとつ、内臓との関係です。

 

歯ぎしり予防の漢方に「抑肝散」というものがありますが、東洋医学では歯ぎしりは「肝」が関係していますが

 

実は春は「」にダメージが出やすいのです。

 

春の陽気とともに「陽」がグングン満ちてくることで、内臓も全体的に活性化してきます。

 

「肝」も活性化し、冬のあいだに体中に溜め込んでしまった不要なもの(老廃物や脂肪など)をとにかく一気に解毒しようとしてフル稼働、疲弊しやすい状況を強いられて「肝」が疲れてしまうと、本来の機能にあれこれ不調が現れてきます。

 

「肝」にたっぷり貯蔵されているはずの「血」が不足することで精神的に安定せず、イライラや不眠、気持ちの浮き沈みや巡りが滞ることで肩こりや筋がつりやすくなったりします。

また、春の「陽」の気の急激な上昇は「血」が体の上部に溢れ出して停滞しやすいので、頭痛や鼻詰まり、めまいやふらつきなどの「上半身の症状」が出やすくなるのもこの季節の特徴のひとつです。

 

花粉症の症状の中でも、目の充血やかゆみ、鼻詰まり、喉の炎症など体の上部に「血」が停滞することで起きる症状は、この「肝」の乱れに由来するものとされています。

 

また

 

「怒りは気を上げ、喜びは気を緩め、恐れは気を下ろし、悲しみは気を消す」という言葉があります。

 

大きな感情の変化は、内臓を傷つけ

不眠・不安・歯ぎしりなどを引き起こすとも考えられるのです。

 

 

歯ぎしりの解消法は

調べると、ほぼ「ストレスを溜めない」と書いてあります。

 

簡単にできれば苦労しないという話ですが

自分に合ったストレス解消法を見つけることも大切かもしれません。

 

歯ぎしりだけでなく、この時期に生じやすいイライラや不眠、肩こりやむくみなどのプチ不調は、実は心と体からのサインで

体の中で生じる小さなアンバランスがプチ不調という形でメッセージを出しています。

 

無視せず、小さなサインの状態でアクションを起こすこと

 

大きな痛みや病気につながらないために必要なことかもしれません。

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