♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
鼻づまりが脳の働きを低下させる?
暖かくなると同時に花粉症状が出てきて
鼻が詰まったり、ムズムズしたり...
花粉症の方や風邪をひいて鼻がひどく詰まったときに頭がぼーっとした経験があるかもしれません。
実は鼻の不調から
集中力の低下や注意力散漫、記憶力など
脳の機能低下にもつながるのです。
実は、鼻呼吸と脳の働きは深く関わっており、
パソコンの仕組みと似ています。
少し前のパソコンは長時間使用すると突然高速で
ファンが回ったりする経験があるかもしれませんが
これは熱を持ちすぎたCPU(処理装置)を冷却するためにファンによって温度を下げるためで
このパソコンのCPUにあたるのが、脳なのです。
またパソコンは温度が高くなりすぎると突然電源が切れたり、エラーが頻発するといったトラブルが起きますが
人間も同様で、熱が高いと頭がぼーっとしてくらくらします。
そうならないようにするのが冷却ファン。
それに相当するのが鼻(呼吸)です。
鼻呼吸では鼻腔を通過する際に、たくさんの血管や副鼻腔に触れることで脳の温度を冷却すると考えられています。
これは鼻呼吸に頭蓋底(脳の底)を冷却する働きがあるためで
鼻が詰まって鼻呼吸ができなるなると
頭蓋底を冷やせなくなり「いつも頭がボーッとする」「集中力が続かない」といった症状が現れるほか、イビキがひどくなったり、睡眠が浅くなったりします。
また睡眠中に鼻づまりがあると脳波上に微小な覚醒反応が起こることも分かっていて
本来、体を休めるための睡眠ですが、これが不十分では疲労を回復できません。
睡眠が不十分だと記憶力の低下や、日中の眠気を招くことにもつながります。
また
昼間は問題なく、夜寝る時、特に横向きに寝ると鼻がつまる場合があり、これは自律神経の不安定さが関係します。
自律神経には、動いている昼間は交感神経が優位に働きます。
すると鼻の血管は収縮して粘膜が縮み、鼻の通りが良くなります。
寝る時は副交感神経が優位となり、もともと鼻がつまりやすくなります。
また片方の腕を圧迫すると、そちら側の鼻がつまり、反対側は通りが良くなります。圧迫した側は副交感神経、反対側は交感神経が優位になるためです。横向きに寝ると、下になった腕が圧迫されて、そちらの鼻がつまってしまうことかあります。
そして
鼻は左右で違いがあり
どちらの鼻が呼吸しやすいかで変わってきます。
右が呼吸しやすい場合(左鼻が詰まっている)は、いわばアクティブなモード
左がしやすい(右鼻が詰まっている)場合は
リラックスなモード
といえるようです。
特にイメージしやすいのは、眠気との関係です。
- 眠たい時 → 副交感神経系が優位 →左の鼻が通っている
- 眠気ゼロ・覚醒している時 → 交感神経系が優位 → 右の鼻が通っている
逆に言うと、左鼻が詰まっていると
眠りにくいといことになります。
ヨガでは昔から伝統的に左右の鼻のバランスを整える方法が行われていました。
方法は、簡単です。
- 片方の手を使って、ピースサインをつくる
- 人差し指と中指を眉間にあてる
- 親指と薬指を、小鼻の近くにおいて、左右の小鼻を交互におさえる
- 例:左(吸う)→右(吐く)→右(吸う)→左(吐く)・・・続く(左右どちらから始めてもOK)
1分でも3分でも、続けてみるとだんだん集中して心も落ち着いてきます。
また鎖骨付近を指圧などで圧すと鼻が通ると仰る方がいますが
鼻づまりは、リンパの流れを整えることでも緩和されることがあります。
リンパ全体の流れを促すとされる場所が鎖骨付近にあるからです。
またもともと鼻に不調が出やすい方は
副鼻腔炎や蓄膿症などに気づいていないケースもあり
これが脳や体の不調に繋がっていることもあるんだとか。
たかが鼻づまりと考えずに
鼻も整えることをオススメします。
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