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肝心要(かんじんかなめ)!な【肝】を労わりましょう
昨日の話の流れから今日は「肝」についてです。
「肝」は感情とも関係が深いということに触れましたが、
「肝臓」は英語で「Liver」
「Live」は生命から来ているとされ
肝臓=生きる人という意味にもなるそうです。
日本語でも「肝心要」かんじんかなめ
「肝要」などと言うように
重要な臓器として認識されています。
でも、西洋医学的な「肝臓」と東洋医学的な「肝」とは少し概念が異なります。
東洋医学いう「肝」は「肝臓」を指すだけでなく
もっと広い範囲での働きを捉え
鍼灸などで「肝が弱い」と指摘されても「肝臓」が悪いとか病気ということではありません。
肝はざっくり
①血液の貯蔵【蔵血】
②気・血・津液の循環を調節 【疏泄】
③自律神経や精神のバランスを保つ
④解毒、骨格筋や目の調整
の役割をし
精神を安定させ,新陳代謝を行い,全身に栄養を供給するという名前通り肝心な働きをしています。
そしてなぜお酒をたくさん飲んだりしなくても
「肝」が弱るのかは
臓器の中で「肝」が一番、精神的なストレスを受けやすいからです。
逆にストレスの影響を受けやすい人を、漢方では「肝」が弱っていると考えます。
ストレスを感じると交感神経が緊張して、肝臓を動かす副交感神経がうまく働かなくなります。 交感神経の緊張は内臓の血液量も減少させ、肝臓に余計な負担をかけることにつながります。
この状態を「肝気鬱結」といい次のような症状が出てきます。
●イライラ・気分の落ち込み・決断力がない・緊張しやすい
●疲れ目・ドライアイ・目がピクピクする
●食いしばりであごに力が入る
●首・肩・背中が張りやすい
●おなかの張りや胸の詰まり感
ちなみに
「やたら酸っぱいものが食べたくなる」
という方もこの肝がお疲れかもしれません。
酸味、酸っぱいものは肝の働きを促すとされます。
コンビニでよく見るお菓子やドリンクの
「酸っぱいもの」シリーズ、だいたいヒットするそうで、ストレス過多の人が多いから、売れるんだそうです。
そして
良い香りをかぐと、心が落ち着くことがありますよね?
香りの良いものは「肝」の働きを整えてくれるので、薬膳料理でも香り野菜やハーブティーなどはストレス対策によく使われ
アロマでもやはり酸っぱい系の香り=柑橘系はより「肝」の働きを良くするものとして知られています。
・スイートオレンジ
・ベルガモット
・グレープフルーツなど
そして、「肝」にダメージを与える行動を「久行」と呼び、せっかちに動き回る状態を表し常に頭が働き、ぼーっとすることができないタイプで
私は当てはまるので、色んなものにお酢をドバドバかけます笑
肝はのびのびしているのが好きな臓器なので
やはり、この時期こそ「のびのび」するのが
良いということです。
ストレスを感じやすい方、
自覚がなくても気分が落ち込んでいたり、イライラしやすかったり、目が痙攣したり…
という方は
適度に酸っぱいものを食べたり
アロマの良い香りを嗅いだり
そして、なるべくのびのびと過ごしましょう◟̆◞̆
アロマトリートメントもオススメです♡
奏ではアロマトリートメント意外のメニューでもヘッドマッサージの時などにアロマを使って施術しています◟̆◞̆
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