♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
口呼吸と鼻呼吸のはなし
最近、眠りが浅い、途中で起きてしまう…
そんなお悩みの方が多いです。
睡眠の浅さの原因は様々ですが
「口呼吸」が原因の一つになることも。
本来の呼吸は「鼻呼吸」なのですが、多くの人は「口呼吸」をしていると言われます。
哺乳動物の中で「口呼吸」をしているのは人間だけで、哺乳動物にとって、口は食べるための器官なのですが、人間は進化の過程で言語を獲得し言葉を発するようになったため、口でも呼吸ができるようになったと言われています。
口呼吸は本来の人間の機能ではない、補助的な役割の呼吸です。
激しい運動をした後は口呼吸になりますが
これは、体が酸欠状態になり急いで大量に酸素を取り込まなければならないからこそ、たくさん酸素を取り込める口での呼吸に一時的なっているにすぎません。
現代人はスマホやPCなどによって下を向くことが多くなり、鼻呼吸のための気道確保ができず、楽に呼吸できる口呼吸になってしまっているのです。
口呼吸は、直接空気を口から肺に吸入することになります。そのため、空気中にある小さなごみや埃、細菌やウイルスなどを直接体内に取り込んでしまうことになります。
また、口呼吸によりいびきをかいたり呼吸が途切れたりすると、脳から「呼吸に異常が起こっている」という信号が出て心身が緊張し、睡眠が阻害されてしまいます。
さらにはメンタル面にも影響があり
口呼吸になると、頭が重たくてスッキリせず、熱っぽい感じがしたり、睡眠にも重大な悪影響を及ぼすので昼間に眠気が生じたり、集中力低下が起こります。
これは、鼻腔の奥のところが脳を包んでいる頭蓋の底部と接していることと関係があり
冷たい外気は鼻腔を通る際に温められますが 頭蓋底部は特に脳の活動で熱をもっているので、それと接触する空気は素早く温められます。
脳底部には血管が通っていてその空気によって血液が冷やされますが、それは車のエンジンの加熱を防ぐラジエーター(冷却器)のような役割をしていて
口呼吸ではこのラジエーター(冷却器)が機能しないので、脳が効率よく冷却できない、脳はスッキリとしないというわけです。
🔹鼻呼吸のメリット
- 口の渇きやのどの乾燥を防ぎ風邪予防
- いびきの軽減・予防に
- 筋肉にたくさんの酸素が届けられるので疲労物質の乳酸が減少し、デトックス効果が高まる
- 基礎代謝が上がり、痩せやすい体になる
- 集中力アップ
🔹鼻呼吸の練習
横隔膜呼吸+鼻呼吸
素潜りやピラティスの呼吸法は横隔膜呼吸ですが、これを鼻呼吸のみで行います。
この呼吸法では横隔膜の柔軟性が高まり、
胸筋や背筋はもちろん肺の周囲のインナーマッスルも鍛えられ、呼吸筋を鍛えることで、間接的に鼻呼吸が楽にできるようになります。
【やり方】
お腹がぺったんこになるまで鼻から息を吐いたら、最大限に鼻から息を吸います。
そして、ゆっくりと最大限に吐きます。口はしっかり閉じて行い、徐々に回数を増やしています。
人は平均、1分間に15~20回
1日に約3万回も呼吸をしています。
この呼吸の質は体や心、脳にも大きな影響を及ぼします。
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