♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
不通則痛
腰痛、頭痛、神経痛、生理痛..
痛みって辛いですよね。。
辛いのを我慢するくらいなら良くないとわかっていても鎮痛剤を飲んで痛みを抑えてしまう人も多いと思います。
「痛み」や「炎症」は
原因物質=プロスタグランジンが関与していると言われ、
鎮痛剤は、このプロスタグランジンの生成を阻害することで、「痛み」や「炎症」を止めています。
原因物質が作られなければ、症状がおさまりますが、一方で副作用もあります。
鎮痛剤で多い副作用は、「胃もたれ、胃痛」などの消化器症状。
そして鎮痛剤の作用としての「解熱」は炎症部位の熱を下げることは痛みには有効ですが、炎症部位以外の熱も下がってしまう恐れがあります。
熱が下がると痛みの症状が長引く、慢性化する場合もあるのです。
長引く痛みや慢性化している場合はどうしたらいいのでしょうか?
東洋医学では、
「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。
言葉のとおり「通りが悪ければ、則ち痛みが生じる」
通らないとは停滞、渋滞があるということ。水や空気など自然の物質はもちろん、政治、経済など、道路も停滞や渋滞が起こると全てがうまくいかなくなります。
これは人の体も同じことで
3つの通りが悪くなると、不調がでます。
身体を維持する3つは
「気・血・水」
「気」とは、身体を維持する生命エネルギーのことです。元気・生気・やる気なども含まれます。
「血」は、主に血液。
身体の栄養や潤いを与える物質
「水」は、「血」以外の身体を潤す体液のことです。汗、唾液、涙、尿、消化液などのことをいいます。
気やエネルギーの停滞が起これば、胸が詰まったり、お腹が脹ったりします。
血の通りが悪ければ肩こり、高血圧などが起きます。
また津液(しんえき)と呼ばれる体液が停滞すれば、むくみなどの症状が見られます。
この流れの停滞の原因は様々
体質、不摂生、生活習慣、過労、ストレス、加齢、運動不足、気候変化など…
薬を頼らず「痛み」とうまく付き合うためには
まずは何が痛み、停滞の原因なのかを見定めることが必要です。
安易に、「鎮痛剤」を使用して、体温を下げ、血流を悪くすることは
「痛み」だけでなく、自分自身が病気を治す力=免疫力も下げてしまいます。
基本的には痛みは
血の巡り、水の巡り、気の巡りが悪い、
もしくは「足りない」ことが原因で起きます。
見極めポイント
気の巡りが悪い
・体がだるい
・疲れやすい
・食欲がない
・風邪をひきやすい
・胃もたれしやすい
・冷えやのぼせがある
・急に顔が赤く、熱くなる
・急な頭痛や腹痛に襲われる
・手足に汗をかきやすい
・焦燥感に襲われる
胃腸の不調から気が不足している場合が多いです。忙しさや加齢に伴っても気が不足します。体を温め、気を補うものを摂りましょう。
食材では、豆類、ヤマイモなどのいも類、牛肉、鶏肉、豚肉、えび、うなぎ、穴子、鯛、鮭、まぐろ、たら、かつお、もち米、くるみなどがおすすめです
血の巡りが悪い
・アザができやすい
・手足が冷える
・肩こりがひどい
・髪の毛が抜けやすい
・顔色が青白い
・皮膚が乾燥して荒れやすい
・貧血になりやすい
・爪が割れやすい
・唇が乾燥する
・目がかすむ
・足がつりやすい
・集中力がない
コリや運動不足で血が順調に流れず体の一部で停滞したり、は栄養不足で起きます。
黒豆、ひじき、レーズン、プルーン、人参、レバー、カシューナッツ、クコの実、ほうれん草、鮭、さば、さんま、かつお、まぐろ、たら、うなぎ、鶏卵、レバーなども血を補う作用があります。
水巡りが悪い
・むくみやすい
・関節痛があり、手足がしびれる
・めまいや立ちくらみがする
・胃がむかむかして、嘔吐する
・鼻水が出やすい
・下痢しやすい
・のどが渇きやすい
水はけが悪い状態なので、水分調整をし、胃腸を強くする必要があります。
小豆、大豆、黒豆、黒米、ハト麦、山芋、昆布、わかめ、もずく、なまこ、あさり、ナス、きゅうり、春雨、きくらげ、きのこ類などをとりましょう。
体の不調だけでなく、心の不調がある場合もバランスが取れていない証拠です。
本来「身体は健康になるようにできている」のです。
身体はいつも健康に向かって進んでくれていて
不調というサインで様々なことを教えてくれます。
食べ物のバランスが乱れてるよ、
生活習慣が崩れているよ、
その考え方はストレスになるよ…
と生き方や考え方の軌道修正を教えてくれているのかもしれません。
身体、心と上手に付き合っていきたいものですね。
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