♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
【脳脊髄液】が流れると不調は良くなる
人間の身体の働きを支配している脳。
脳が正常に機能することはとても大切なわけですが
あまり聞き慣れないながら、その脳の働きにとって重要なのが「脳脊髄液」です。
からだには、血液・リンパ液のほか
もうひとつ循環している液体があり
それが脳脊髄液です。
脳脊髄液は頭蓋骨と脊柱の中にあり、リンパ液と同様、無色透明です。脳の内部や、脳と頭蓋骨のすき間を流れ、なんとその正体は、私達の体中を流れている血液が濾過されたものなのです。
例えば、頭を壁などにぶつけると、頭蓋骨に衝撃がかかりますが、柔らかい脳が崩れないのは、この脳脊髄液がクッションとして衝撃を吸収しているからです。
脳脊髄液は、24 時間で3 ~ 4 回入れ替わって、頭蓋骨から仙骨までを循環したあと、最終的に血液またはリンパ液に混ざる仕組みになっています。
また、脳と脊髄にとどまらずに、循環した後はリンパ管に出ていくことがわかっているんだとか。
🔹脳脊髄液の役割とは?
1.脳と脳神経の保護
頭蓋骨と脳の内部にくまなく満たされ、クッションや緩衝材のような役割を果たしており、このおかげで、私たちは脳に多少の衝撃を受けても耐えられるのです。
2.脳に栄養を補給し、老廃物を排出する
血液が全身を巡って、体中に栄養を届け老廃物を排出するように、脳脊髄液も同じような役割を果たします。
実は血液もリンパ液も脳脊髄液も体内を巡り循環することで意味を成します。
つまり、流れが滞ってしまうと、それはそのまま体の様々な不調に繋がっていくのです。
具体的に脳脊髄液の流れが滞ると
1.身体がかたくなる
脳脊髄液の流れが滞ると、背骨に通っている脊髄の流れも悪くなり、筋肉が硬直しやすくなります。その結果、体の柔軟性がなくなります。
2.風邪などをひきやすくなる
自律神経のはたらきを乱し、また、老廃物を体外に排出する作用が乱れてしまうので、免疫力が低下します。
3.頭痛
脳脊髄液の流れが滞ることは、脳内を圧迫することにもなります。
そのため、頭痛を起こしやすくなります。
4.自律神経失調症
自律神経の乱れを引き起こし、動悸・息切れや不眠症、耳鳴り、低体温や手足などの痺れといった様々な症状があります。
🔹脳脊髄液の流れが悪くなる原因は
「頭蓋骨のズレ」と言われています
頭蓋骨は15種類の骨が22個組み合わさり構成され、
その空間の中に脳が収まり、それぞれの骨の間には関節があり、ごくわずかですが動いています。
健康な状態であれば、頭蓋骨は全体に均一に膨らんだり、縮んだりを繰り返していますが
何らかのズレや隙間が出来たり、頭蓋骨が広がって肥大し頭皮が引っ張られて血管が圧迫するなど影響を及ぼしてしまうのです。
頭蓋骨のズレの原因は
・足を組む
・噛み癖(左右どちらかで噛む)
・荷物を同じ手で持つ
・頬杖をつく
・横向きで寝る
脳脊髄液の流れを良くするには
まずは頭の筋肉の硬さをとること。
ヘッドマッサージなどで緊張を緩めることにより、頭蓋骨のズレも調整されます。
そして血液とリンパ液の巡りを良くすることも重要なのです。
血液とリンパの流れを良くするにはオイルマッサージなどが有効だとされています。
脳脊髄液の巡りが整うと自然治癒力が高まり、自律神経が整い、副交感神経が働いリラックスもできます。
実は、この液体の中には、実は幸福感アップ、苦痛を和らげる効果のあるβエンドルフィンが放出されているそうです。
また膵液の分泌を促し,食欲を抑制する効果やホルモンバランスを整え、アンチエイジング効果も期待できるんだとか。
脳脊髄液の流れには後頭部にそのポイントがあるということがわかり、奏では後頭部(首の後ろ)をしっかりほぐしています。
頭痛や不眠など気になる方は
ちょっと頭を触ってみて硬くなっている場合は
脳脊髄液の巡りが悪くなっているかもしれません。
足を組む、寝る姿勢など日頃のクセを少し意識し、頭の緊張を取るとこを意識してみてくださいね☺️