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股関節の動きに深く関係する【仙腸関節】
昨日は股関節と腸腰筋の関係でしたが
股関節の動きには筋肉だけでなく
忘れてはいけない股関節の動きに大切な
関節があります。
それは【仙腸関節】
仙腸関節とは、
骨盤の中心にある仙骨とその両サイドの腸骨をつなぐ関節です。
脚を動かすのは股関節ですが、
連動して仙腸関節も動いています。
仙腸関節が動くと言っても実際は数ミリなのですが、その可動域があるから上半身と下半身のバランスが保たれていて、
歩く動作では股関節が前後に動くと同時に骨盤(腸骨)も前後に回旋します。
この腸骨の回旋が行われるのが仙腸関節です。
そのため、成長期の骨盤の偏った使い方や出産などで仙腸関節がずれてしまうと、脚の動きにも影響が出てしまうのです。
そしてもうひとつ仙腸関節のずれの原因が
扁平足や外反母趾などの足の問題
足底には3つのアーチがあり、土踏まずを構成して、足が地面に着く時の衝撃と捻れを和らげています。このアーチが崩れた状態が扁平足で、足の裏の2番目の指の付け根にタコができやすくなります。実は外反母趾も扁平足が原因と言われます。
扁平足になると、かかとの骨が内側に傾くために重心が不安定になり、歩く時に、体の動きに伴う衝撃と足の捻れが、仙腸関節に悪影響を及ぼし、骨盤周囲の筋肉や靱帯にも大きな負担がかかります。
また女性は、妊娠時にホルモンの影響で骨盤周囲の関節が緩むため、ずれてしまう方も珍しくないんだとか。
🍀歪んで固まった仙腸関節を緩めるセルフケア
①まず座布団などの上にうつ伏せになり肘を立てる。
②次に足を腰幅に広げ足裏を天井に向け、足がVの字になるようにします。
③かかとで円を描く。
④左右の足で内回し外回しを各30回。
1日1セットから3セット行うと効果的。
固まった関節がほぐれるのをイメージするのがポイント。
もうひとつは大切なのが太ももの裏にある筋肉「ハムストリング」です。
腸骨を後ろから支えるハムストリングが硬くなっていると、体を前傾したときに腸骨が十分前に倒れないために仙骨だけがさらに前に出て、仙腸関節に痛みが出てしまうのです。
腰痛においては
仙腸関節性腰痛と言われるものがあり
・仰向けで寝ると痛い
・痛いほうを下にして寝ることが出来ない
・椅子に腰をかけるのがつらい、そのため、痛いほうのおしりを浮かしている
この場合、仙腸関節の影響かもしれません。
特に足を組むくせがある方、扁平足や外反母趾の方は股関節同様、仙腸関節…少し意識してみてくださいね。
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