♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2021 / 03 / 12  08:56

春の養生(過ごし方のポイント)

 

九州の方では桜開花の知らせも届いたようで

いよいよ春。

 

厳しい冬を超え、ワクワクする反面、

同時に花粉症・のぼせ・めまい・気持ちが安定しないなど、不調を感じやすい季節でもあります。

 

 

東洋医学では春は発陳(はっちん)といいます。 

新陳代謝にも「陳」の字が入っているように、陳とは古いもの意味。 

 

人間の身体も新陳代謝が活発になり、エネルギーの消費量も増加し、

冬の間にたまった古いものを外に出します。

 

東洋医学では、エネルギーを「気」と呼びますが、春は「気」が体の内からあふれ

良くも悪くも目覚める季節。

 

活動的になったり、新しいことを始めたいなど気力が湧いてくると同時に

感情が出てきやすい季節でもあります。

 

春は臓器では「」と関係が深く

「肝」は「怒り」と繋がっていると言われ

 

陽の気が上に上昇するので、気や血が頭にのぼりやすく興奮しやすい事が要因ですが

 

イライラしたり、怒りっぽくなるというようなこともあるかもしれません。

 

特に怒りはエネルギーも消耗させるので

この時期から春のキーワードは

 

「のびのび」「ゆるゆる」

 

自分がイライラしたり、周りの方が怒っている時は一歩引いて「春だから、仕方ない」と思ってみたり

 

ついイライラして怒ってしまった時は、自分を責めるより

 

まず身体を整えてみましょう。

 

🔹春【肝】疲れのサイン

・視力低下、眼精疲労、めまい、ドライアイ(肝は眼と深い関係があります)

・疲れがとれない

・貧血、冷えのぼせ

 

🔹【肝を労る春の過ごし方】

・適度な運動

・春野菜で苦味のある物や酸味のあるものを食べる

・頭の使いすぎ、眼の使いすぎ注意

・多すぎる仕事量、情報量に注意

・腹式呼吸やヨガ、ストレッチで気や血を頭から下に下げる

・とにかくよく寝る

肝臓はこの時間に大量の血液を処理するので、横になっている方が血流量が増え処理がしやすいのです。

 

養生の考えとして、

夏なら春、秋なら夏というように、

その季節の症状を緩和する為には、

ひとつ前の季節の過ごし方がポイントなのです。

 

つまり今の疲れは冬に蓄積した疲れであり

今の食生活や労ることが

5月頃から夏にかけてのエネルギーに繋がります。

 

春は私たちの体や心も

春風のように時に激しくゆらゆらと揺れやすくなります。

 

忙しい季節ですがなるべく

のびのび、ゆるゆる

 

疲れたら、リセット

 

心がけたいものです◟̆◞̆ 

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