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秋の養生=過ごし方のポイント
過ごしやすい気候の秋ですが
季節の変わり目は、朝晩と日中の寒暖差も激しく、体調を崩しがちな時期でもあります。
夏はエネルギー旺盛な生命活動を行い、
秋から冬にかけては、夏に消耗した体力を回復させ、次第にエネルギーを蓄えるように転換されるようになっています。
夏の疲れがデトックスできていないと、その溜まったエネルギーが体の弱い部分から噴出す事があります。
また喉や鼻、皮膚が乾燥したり痒みを感じる方が多くなり
東洋医学では秋はは「燥」の季節で「燥邪」の影響を受けやすいと考えられています。
秋に大切なのは『肺』
『肺』は気のエネルギーと水分を全身に巡らせていますが、秋はその方向性を体の表面へ向かってでなく、体の奥深い『腎』の方向へ収めていこうとします。
この作業が順調にいかなくなると肺に水分がたまることになり、咳が出たりします。
また、肺から外部へ通じる出口である鼻からも水分を排泄しようとして、鼻粘膜に負担がかかり、秋の空気の乾燥と相まって、アレルギー性鼻炎が起こりやすくなります。
🍀秋の養生ポイント
1、 水分をしっかり補う
2、 軽い運動などて体の免疫力をアップする
3、 体を潤す食材をとり、高カロリー、脂っこいものを控える
4、早寝早起きを心がける
漢方に「身土不ニ」という考え方があります。
「体(身)と環境(土)はバラバラではない(不ニ)」という意味です。
人がその場の環境になじむには、その土地やその季節に合った食べ物をとることが大切だとされ、その土地で、その季節に自然にとれるのもを中心に食べていれば、暮らしている場所の気候・風土に適応し、季節の変化についていく事が出来ます。
きのこや、秋の果物、野菜、魚などを積極的にとりましょう。
🍀気持ちの波に注意する
秋はなんとなく淋しくなったり気分に波がでやすい季節です。「肺」は悲しみと繋がっているので肺が疲れやすい秋は気分が落ち込みやすく、
心が落ち込むと、身体の気の流れが悪くなってしまうので意識的にリラックスできる時間を作る事も、この季節の変わり目を上手に過ごすポイントとなります。
私たちは人間である前に動物であり
心や体は自然や季節に合わせて変化します。
特に今年はこの半年、
いつも以上に様々な変化に対応してきました。
気付いていなくても、心身はストレスを感じ、その疲れが寒くなった頃に出てくるかもしれません。
振り返ってみて「よく頑張ってきたな」って
自分自身に思うことも大切かもしれません。
食欲の秋、芸術の秋、読者の秋…
そして
なるべくリラックスの時間、作ってあげてくださいね◟̆◞̆