♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
【力を抜く】ということ
今日から10月、だんだんと秋らしくなってきましたね。
今日は【力を抜く】ことについてです。
マッサージ、歯医者さんなどで
「力を抜いてくださいね~」
と言われたことはありませんか?
お客様でも常に力が入ってしまう方が結構います。
実は私もこの仕事をしていながらも、力を抜くのが下手です笑
「自分では力を入れているつもりがないのに…」
そんな場合には、「力を抜いて」と言われても、困ってしまいますよね。
でもこのように無意識に
筋肉に力が入ったままだと
筋肉が縮こまったまま固まって「こり」となり、さらに血行が悪くなるので、そこに溜まっていた発痛物質などが血液に乗って押し流されなくなります。
血液と共に栄養も行きわたらなくなるので、“重い”、“だるい”、“痛い”といった症状が出てきます。
また、筋肉がしなやかに動くことができず、
ぎっくり腰や寝違え等も起こりやすくなってしまいます。
🔹無意識に力が入ってしまう理由
多くはざっくり言うと「ストレス」ですが
もっと言うと
「自立神経の乱れ」の可能性が高いです。
自律神経は
戦闘モードの交感神経と
リラックスモードの副交感神経
がバランス良く働くことで無意識に心身の機能を調節してくれますが
緊張やストレスなどにより
戦闘モードの交感神経がずっとONになっていると、筋肉はぎゅっと収縮します。
体を硬くすることで、その原因となるものから身を守ろうとしているのです。
これが続くと
不眠、動悸、息切れ、体温調節ができない、下痢、便秘、膨満感、頭痛、精神が不安定になる、冷え、筋肉の痛みなどに繋がります。
🔹どうしたらいいの?
意識的にストレッチやヨガなどで力を抜くことを体に覚えさせるのも大切ですが
簡単かつ効果的な方法は
「呼吸を改善する」ことです。
交感神経が優位になっている方は呼吸が浅くなっています。
呼吸を深く、腹式呼吸することでリラックスモードである副交感神経が活性化します。
その結果、自然と力が抜けてきます。
🔹別の方法として
とにかくぎゅーっと全身に力を入れます。
(これ以上入らないくらい全力で)
5秒くらいぎゅーっと力を入れ
そのあとストンと脱力します。
生理学的にも筋肉の収縮のあとには弛緩がやってくるので
これを上手く利用すると筋肉の力を抜くことができます。
この脱力の感覚を体に覚えこませることが大事です。
ミニ知識として
マッサージを受けても
痛いばかりであまり気持ち良いと感じない方は、力が入りやすい方が多いです。
力を抜くことによって、施術者がそんなに強い圧で押さなくても、筋肉の奥まで圧が届き緩みやすくなるだけでなく「痛気持ちいい♡」という感覚を感じます。
力が抜けない方がマッサージを受ける時のコツとして
「呼吸を深くしながら受ける」ことです。
私はお客様の呼吸と私の呼吸を意識して押していて、
ウトウト寝てしまう方がほとんどですが
実はこのウトウトが脳にも体にもとっても良い状態なのです。
奏ではオープンしてからずっと「ウトウトできるのに効く」施術を目指しています。
個人の自由ではありますが「感覚を覚えていよう」
とか「意地でも寝ない」みたいな方がたまにいらっしゃいますが、それも力が入る原因になるので
できたら身を任せて寝てしまった方が
体は緩みます。
マッサージの相性と言うのは
呼吸があっているかどうかにあると思っています。
なのでせっかちタイプの人が、穏やかタイプの人の施術と合わなかったりするのは
せっかちタイプの人は息が早く息が合わないからな気がしています笑
マッサージだけでなく
息を合わせる
という言葉があるように
呼吸を合わせると
力を合わせたり、心が通いあったり、
意思を通じ合わせたりできるものです。
話がそれましたが
力を抜けない方は
まず、呼吸を意識して
なるべく肩の力を抜いて過ごすことで
疲れ具合が変わるかもしれません。
ウトウトしたい方はお待ちしています◟̆◞̆
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