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アーユルヴェーダの考え方
私は基本的に「東洋医学」の観点から施術をしていますが、
"アーユルヴェーダ"の考え方も、普段の生活の中で取り入れたいと思っています。
アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダは、サンスクリット語の「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(知識)」が合わさった言葉で「生命科学」を意味します。
インドやスリランカでは、医学として使われ、
"体と心を整え、自然との調和により自己治癒力を高める"思想と
人間とは、人生と何か、幸せな生活とはどういうもので、どうすれば幸せになれるのか…
心身共に調和のとれた幸せで健やかな生活を過ごす方法を教えてくれるものがアーユルヴェーダだと言われます。
西洋医学のように病気の症状を取り除くのが目的ではなく、
「より健康に、より幸せに…」のために
それぞれが生まれ持った性質・体質をもとに
対処療法だけではなく、未病の段階から、 その人「全体」をケアすることができます。
アーユルヴェーダの体質の考え方を「トリ・ドーシャ理論」といいます。
シンプルにいうと、
人は大きく分けて、3つの定義されたエネルギーで構成され
そのエネルギーを、
ヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(地)
の3つで分けています。
これらのエネルギーは「ドーシャ」と呼ばれ「不純なもの」「病素」という意味があります。
「ドーシャ」は人間の身体のすべての働きに関わっています。毎日の心身の変化、季節ごとの体調の変化も、「ドーシャ」の働きによるものです。
「ドーシャ」の構成バランスは、一人ひとり違い、アーユルヴェーダでは、これらの「ドーシャ」がその人本来のバランスの取れている状態を健康といい、そのバランスが崩れると健康を損なう状態になると考えます。
■ヴァータ=動くエネルギー
元素:空、風
役割:体内での液体、空気、食物の運搬、動きを管理する
感覚器官:聴覚、触覚
心理状態:恐怖心、緊張、不安、短気
性質:粗い、乾燥、軽い、動きやすい、冷たい、微細
■ピッタ=消化のエネルギー
元素:火
役割:消化、代謝、酵素などの転換プロセスを管理する
感覚器官:視覚
心理状態:怒り、嫉妬、勇気、意志
性質:熱い、鋭い、すっぱい、激しい、油っぽい
■カファ=結ぶエネルギー
元素:地、水
役割:湿り気、結合、固体性を管理する
感覚器官:味覚、嗅覚
心理状態:愛情、忍耐、寛容、食欲、愛着、所有欲
性質:重い、堅い、安定、遅い、厚い、粘り気、湿り気
どれが足りてなくて、どれが多すぎるのか?
これを食事などで補ったり、デトックスしたりします。
そして
アーユルヴェーダでは
「生命の本質は“成長”である・人生の目的は“幸福の拡大”である」
と説いています。
「健康」は
成長するために、幸福であるために
基本となるものです。
これは東洋医学にも共通していますが、
全ては
「バランス」です。
ちょっとバランスが崩れていないか、
何か偏りすぎていないか…
不調気味な方はすこし意識してみてくださいね◟̆◞̆
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