♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
身体の大切な道=「経絡」けいらくとは?
先日、慢性的な腱鞘炎のあるお客様が全身の指圧でかなり痛みが軽減したというお声を頂きました。
肩が痛いんだから肩だけをやって欲しい…
首が凝ってるから首だけを圧して欲しい
その気持ちはわかるのですが
私は基本的には「部分的」な施術をしていないのは
「経絡」という考え方を基本にしているからです。
東洋医学で使われる経絡というものは
目には見えないので、あまり身近に感じることができませんが、
気や血液の流れる「みち」を経絡と呼んでいいて、つまり全身を巡っている気などが流れているルートのことです。
これらは、内臓と関係が深くあります。
いくつかの種類があり、
特に大切なのは、12本の経絡です。
それぞれの経絡は
・体幹から手に向かうものが3本、
・手から顔面に向かうものが3本
・顔面から足に向かうものが3本
・足から体幹に向かうものが3本
これらは、主に体表に現れるところですが、実際は体の内部も走っています。
手、足だけでなく、内臓、頭、骨、神経など全身すべてを通っています。
また、これらの経絡は一本につながっていて、
肺経は大腸経につながり、肺から始まって、
肝経までで体をまんべんなく一周して、また肺経に戻ってきます。
イメージとしては
内臓から経絡が出ていて、
内臓が親で、経絡は子どものような関係。
膵臓や脳、生殖器、内分泌器官など、
ほぼ全ての内臓がどれかの経絡と関係をもっています。
その中には、エネルギー(気)が流れています。
気とは
体を正しく動かすエネルギー「正気」と、
体に良くない影響を与える「邪気」があります。
邪気は体の中でも作られるしうえ、体の外からも入ってきますが、
いわば体から出た老廃物や毒素です。
東洋医学では、経絡には
気、血、水が流れるとされています。
経絡の主な働きは、
エネルギー(気)を運ぶ道=レールです。
食べ物かの正気を全身に配る時、
体で必要になったところへ正気が移動していくときなどに、経絡を使って配られます。
その経絡は内臓に繋がっていますので、経絡を通して内臓を調整していくことができます。
寒い時期は「邪気」も入りやすくなり、不調が出やすくなるのです。
不調の原因には「内因」と「外因」あり、外因は寒さや暑さなど外邪が関係しているもの。
内因は心配事や、悲しみ、怒りなどをためておく事によるもの
とされます。
話を戻すと
肩が痛い、首や腰、腕が痛い原因は
痛む部位そのものにあるだけではなく、
何かしら「経絡」に沿ったどこかに原因があるのです。
なので、経絡に沿って=道を辿って順々に施術する必要があるのです。
この経絡をある程度、知っておくと
セルフケアでも役に立ちます。
頭痛があるとき、胃腸が疲れている時など、
どこを圧せば良いかわかるからです。
基本的には
①外側(足)から内側(内臓)へ
②痛気持ちいい圧で
お風呂で足裏からふくらはぎまでだけでも
マッサージするだけでも足の疲れだけでなく、肩こりまで軽減されることも…✨
私がツボやマッサージに興味を持った原点は
高校生の時に便秘に悩んでいて、授業中に胃腸のツボをボールペンで一日中押していたら、翌日お腹がくだったことでした笑。
その時に初めて、身体って不思議で、ツボって凄いなって思ったことを覚えています。
私も経絡やツボについては独学なので、
専門的な治療はできませんが、
お家でご自分でもマッサージをしたい、
辛い時にどこを圧せば良いかなど、知りたい方は聞いてみてくださいね◟̆◞̆
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