♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 07 / 14  08:13

「腸」能力は超能力

「最近便秘気味...

「なんだか、お腹の調子が悪い」

「お腹がはっている気がする」

 

そんなお腹のトラブルは身体からのサイン。

お腹の調子は健康のバロメーターと言われるほど

 

腸はカラダの中で一番と言ってもいいほど働き者なのです。

 

“腸”が持つ潜在パワー

食べたものは、食道を通って、胃、その外側にある肝臓やすい臓、胆のうと関わりながら、消化・分解され、

糖や脂肪、アミノ酸、ビタミンの形となり小腸で吸収され、

その先にある大腸水分が吸収され、

残りカスが便となって排出されます。

 

もっと詳しく腸の働きをいうと

 

1.消化

消化酵素によって脂質や糖質、たんぱく質などをブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどの吸収しやすい形に分解。

 

2.吸収

小腸の粘膜から栄養素のほとんどをカラダに吸収させ、「じゅう毛」と呼ばれる毛細血管を通ってカラダ中に運ばれていく。

 

3.合成

腸内細菌と協力してたくさんのビタミンやホルモンの合成、酵素を作る。

3000種類もの酵素が作られ、セロトニンやドーパミンなどの活力ホルモンを作る

 

4.免疫

体内の免疫細胞70%が小腸に集中し、リンパ球の60%が集合。腸内細菌と協力して腸の免疫細胞が病原菌やウィルスから体を守る。

 

 

5.浄血

善玉菌が元気だと腸内腐敗を防ぎ、きれいな血液に保ち、血液をサラサラにしてくれる。

 

6.解毒

腸の粘膜組織や腸内細菌が有害物質を分解して解毒をサポート。化学物質を分解・シャットアウト

 

7.排泄

いらない老廃物や毒素などを含み、大腸で栄養分を取り除いた後の残りカスを便として形成。

 

 

さらには体内の臓器と連携してコミュニケーションを取っている臓器の中の「ハブ」役でもあります。

 

 

中でも免疫細胞はウィルスによる風邪や病原菌などからだに悪さする外敵から感染を防いだり、免疫を抑えたりなどしてカラダを守ってくれるシステムですが、

 

実は誰にでも同じように働いてカラダを守ってくれる訳ではなく、

食事や生活環境によってその細胞の働きは大きく変わります。

 

免疫細胞には

白血球やリンパ球のNK細胞、B細胞、T細胞など様々な働きのある細胞が

存在しています。

腸管上皮にあるリンパ球や小腸下部にあるじゅう毛の間、パイエル板とよばれる部位でウィルスや細菌が侵入してきたときに戦う為に準備しています。

 

侵入してきたときに

このパイエル板から免疫細胞達が出てきて様々な病原菌と闘ってくれます。

 

 

腸内環境が悪い場合は

パイエル板の機能は落ちて免疫細胞の働きも停滞し

 

風邪、アレルギー、生活習慣病など、

の病気や不調を引き起こします。

 

 

腸内の免疫細胞

「自然免疫」の細胞

からだに備わる自然の防御力で

異物や病原体から24時間休まずカラダの中を守ってくれている。

 

・マクロファージ

外敵や異物の侵入を見張り、指令を出す

 

NK(ナチュラル・キラー)細胞

指令を受け病原菌や異物を即座に攻撃する。常に体内をパトロールし、

マクロファージの指示を受けずとも病原体を察知、攻撃する働きを持つ。

 

 

自然免疫では防御が効かない時は獲得免疫というのが働きます。

一度戦った病原体を記憶し二度と入らせないようにします。

 

・ヘルパーT細胞

細菌やウィルス、アレルゲンなどの異物を察知して抗原を退治する指令をだす。

 

B細胞

指令により作り出した抗体を使って病原体を退治する。1度作ったことのある抗体はしっかり記憶しているので、同じ外敵は入らせないように見張り、防御している。

 

・キラーT細胞

がん細胞やウィルスが感染してしまった細胞にくっついて酵素を出して攻撃、破壊します。

 

このように腸内では、たくさんの細胞がカラダを守るために休みなく働き続け、

健康のためにコントロールをしてくれています。

 

逆に

腸が健康でなければ、細胞も適切に働いてくれないため、

免疫力を高める上では、腸内環境を良くすることがキーポイントです。

 

最大の免疫器官と呼ばれる部分“腸”は

ないがしろにできないのです。

 

 

 

食事はとても大切ですが、

いくら腸内環境をよくしようと栄養に気をつかっていても、

腸内フローラ(細菌のバランス)が整っていなければ栄養を摂っていても十分に吸収ができず、

乳酸菌を摂っていても細菌を生かしきれないなど、“適切に働く腸”になっていない場合があります。

 

腸内フローラが整っていると

心とカラダの健康状態を左右するバランスや機能も整います。

 

良いバランスは

・善玉菌 (2030%)

・日和見菌 (6070%)

・悪玉菌 (10%)

 

バランスが崩れるのは

悪玉菌が優勢になってしまう場合

 

添加物や有害物質など胃腸の処理能力を超えた食べ物や毒素、死んだ細菌は宿便という形で腸内に留まり、腐敗を始めます。

 

つまりは意識して善玉菌が優位になる

生活習慣を心がることが 

健康の秘けつ。

 

 

さらに!

腸内フローラのバランスが整っていると、カラダだけでなく、

見た目や思考などにも良い影響になります。

 

・ビタミンや酵素の合成を活発にして、肌もキレイに


・ホルモンの生成を促すことで思考にも

変化が


・免疫細胞が元気になると免疫力を高めて健康になる

 

 

副交感神経や交感神経の自律神経にも左右していることがわかっています。

 

だから

「腸が第二の脳」と言われるのです。

 

 

腸内フローラを良好な状態に保つことは、美しさや自分の思考方法を変えてい

くことにも繋がります。

 

 

腸のために控えること

・食品添加物

・糖分・炭水化物の過剰な摂取

・抗菌剤や抗生物質の乱用

 

 

そして常にデトックスが必要!!

毎日しっかりと排出が行われれば、

しっかり栄養分を吸収して、腸がビタミンの合成やホルモンを生成し、

免疫細胞も活性化しやすく、

“ちゃんと働く腸”になります。

 

 

その為には

・水をたくさん飲む

・食物繊維をとる

・適度な運動

・ストレスを溜めない

 

良い食べものやサプリをプラスする前に

不要なものをデトックスするのが先決。

 

何か不調が起きた時、

発しているサインに気づいて原因を探ることが

心とカラダの健康の一歩なのかもしれません。

 

不調が多かったり、メンタルが乱れがちなとき

腸の調子を一度良く観察してみてくださいね☺️

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