♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 06 / 14  08:22

虚証・実証とは?

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夏に向かうこの梅雨時期

 

何となくダルかったり、身体が重かったり

向かう季節の変わり目は、疲れがどっと出やすいときです。

 

疲れやストレスなど

東洋医学では心身の状態を見る独自の「ものさし」があり、そのひとつを「虚証・実証」といいます。

 

漢方の考え方を用いて明らかにした病気の姿を“”といい、

病態の基本的なものを表すのが虚(きょ)、実(じつ)です。

 

 

虚証と実証っていったい何?

東洋医学では「同病異治(どうびょういち)」といって、

 

疲れや疲労とひとことで言っても、

東洋医学では、同じ疲れでも体質や症状によってその原因や対処が異なると考えます。

 

その際、その人の体質と、かかりやすい病気の傾向を知る目安として、「虚証」と「実証」に大きく分けられます。

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虚証

[生命力が弱まって体の機能が低下]

つまり、「虚証」とは本来あったものが失われ、

生命力や抵抗力など本来の体の機能が低下して不健康になった状態。

 

実証

[中身が充満]

有害物によって体の機能が阻害された状態

外からの有害物(邪)が取りつき、充満することで不健康になった状態。

 

同じ“疲れ”という症状があっても、虚証と実証では捉え方が違ってきます。

 

疲れやすいのは「証」の変化が原因!?

疲れやすい人は実証よりも虚証の人に多いのですが、「証」は年齢によっても変化します。

個人差はあるものの、20代をピークに体力が低下していきます。歳を重ねると実証から虚証へと向かうので、それに応じた生活を心がけることが大切です。

 

 

また東洋医学では、病気が生じる前の前の段階で、「虚(きょ)」の状態がすでに生じていると考えます。

 

「虚」とは、自然治癒力が、

なんらかの原因によって低下している状態ですが、

こうした体内に「虚」がある状態に、

カラダの外から入ってくるものがあります。

 

それが

「邪(じゃ)」です。

 

 

具体的には、暑邪(しょじゃ)、寒邪(かんじゃ)、火邪(かじゃ)、操邪(そうじゃ)、風邪(ふうじゃ)

などの季節的な湿度・温度の変動や

ウイルス・細菌といったものも邪として扱われます。

 

これが内臓に入り混み、体内に蓄積していた毒に届き、その毒を活性化させ、

その活性化した毒が体内のあちこちへと波及し、さまざまな症状がでます。

 

 

不調やこり、痛みを予防するには

・睡眠

・食事

・運動

も大切ですが

 

まずは「自分のカラダを知ること」

が重要です。

 

 

基本的にココロもカラダも

自分が「気持ちがいい」と感じることは心身にもいいことです。

「これは効いたよ」と他人に勧められたり、流行の健康法があっても、その方法が自分には苦痛であれば、それは自分の体には適切な方法ではないかもしれないのですを

 

「何が自分には不足しているのか」「何が自分には有害なのか」「何が自分には心地よいのか」といったことを

微妙な体の変化から常に察知することで、病気や不調を未然に防ぐことができます。

 

季節の変わり目のこの時期に自分のカラダとココロを

「理解する」ことで

夏以降の心身が変わるかもしれません☺️

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