♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
胸鎖乳突筋と自律神経
この季節、気候や気圧とともに乱れやすくなる自律神経。
自律神経は
内臓や血液の循環など、自分の意志で動かせない神経です。
(反対自分の意志で動かせる神経を体性神経といいます)
自律神経は、脳の視床下部から全身に行き渡っている末梢神経のひとつ。
血行や消化吸収、体温調節などを24時間休むことなくコントロールしています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類あり、交感神経は、活動的に体を動かす車のアクセルのようなもの。反対に副交感神経は、体をリラックスさせるブレーキの役割があります。
交感神経と副交感神経は片方が活発なときは、もう片方の働きが抑えられるというバランスで働いており、昼間は交感神経が活発で、夜は副交感神経が活発という1日のリズムを持っています。
交感神経が活発になりはじめる朝にきちんと起きて行動を始める。
反対に副交感神経が活発になりはじめる夕方からはゆっくりと心身を落ち着け、その働きがピークに達する時間はしっかりと眠る。そんな自律神経のリズムに合わせて生活することが健康につながります。
その自律神経のバランスを崩した状態を、「自律神経失調症」といい、
めまい、頭痛、耳鳴り、不眠、食欲不振などの原因になります。
自律神経失調症の予防&改善
じつは自律神経と深く関係している筋肉があるのです。
それが「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」です。
首の前側の筋肉で、 耳の下から鎖骨の中心にかけて、つながっています。
首をまわしたり、曲げたりできるのは、「胸鎖乳突筋」があるからなんです。
この筋肉のまわりには、たくさんのリンパが集結しています。 中下内深頚部リンパ節、顎下リンパ節、後頭リンパ節など…
リンパには老廃物を排出する働きがあります。 リンパの流れが悪くなれば、免疫力が低下するばかりか、耳鳴りなど耳の症状、むくみ、だるさ、しびれが起こってしまいます。
またリンパ球は細菌やウイルスと戦う細胞で、リンパ節が腫れて、痛みがあるときは、病原菌と戦ってくれているのです。
つまり、胸鎖乳突筋の凝りをほぐすと、リンパの流れが良くなり、 リンパの流れが良くなると、自律神経のバランスが整い、自律神経失調症の予防&改善につながるのです。
ストレッチで伸ばしましょう!
胸鎖乳突筋ストレッチやり方
1. 椅子に座ったまま楽な姿勢で首をまっすぐ伸ばす。
2. リラックスしながら首を左側に倒す。
3. そのまま首を斜め左後ろに倒していく。
4. 10秒間ほどキープ。
5. ゆっくりと首を1の状態に戻す。
首こりほぐせば、気持ちも前向きに!
逆にバランスのよい自律神経の状態になると日中は交感神経が、夜は副交感神経がやや優位となり、双方が穏やかに入れ代われば、心も穏やかに落ち着いた状態でいられます。
“疲れ”って何?
「ぼんやりする」「めんどくさい」「だるい」といった体の不調を「疲れ」と片付けてしまいがちですが、それは「体の不快感」なのです。
自律神経のバランスが乱れると、人は疲れ=体の不快感を感じやすくなります。
疲れにくい体を手に入れるためには、自律神経を整えることを考えると良いかもしれません。
胸鎖乳突筋のマッサージ
小さな筋肉が集まっている繊細な部位なので強い刺激を与えると、かえって傷めてしまうため、
ゴリゴリしたり、強く揉んだりすることはおすすめできません。
奏では首は強すぎない刺激で「持続圧」
でゆっくり、じっくりほぐします。
また乳突筋肉にいきなりアプローチするのではなく、肩甲骨や脇下、鎖骨など、周りの筋肉から緩めていきます。
頭痛や眠りが浅いなど
自律神経が乱れているかも?!と思う方は「胸鎖乳突筋」を意識してみてくださいね。
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