♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 05 / 29  08:36

呼吸は「鼻」でするものです?!

最近よく「呼吸が大事!」と言われていますが、

実は無意識にしているその「呼吸の仕方」自体に問題があるかもしれないのです。

 

皆さんいつも鼻で呼吸をしていますか?それとも口で呼吸をしていますか?

 

そう言われても

意識していない人がほとんどだと思います。

 

人間以外の動物は口呼吸ができません。

犬が舌を出してはっはとしているのは、体温調節のために熱を逃がしているだけ)

 

本来は鼻で呼吸をするのが自然なのです。

 

口は食べ物などの栄養を取り込む器官として作られていて、もともと呼吸をする器官ではない口での呼吸をすると

空気中のダニ、カビ、ほこり、ウィルスが体内にフィルターを通さずに直接入ることとなり、

免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こします。

 

口呼吸が身体に及ぼす影響

・ドライマウス、顎関節症、虫歯

・いびき、睡眠の質の低下

・アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎

・膠原病、関節リウマチ、全身性ループスエリテマトーデス、多発性筋炎

・胃炎、潰瘍性大腸炎、痔、便秘など

・白血病、高血圧、腎臓病、風邪、インフルエンザ、冷え性

・うつ状態、パニック障害、全身倦怠感

 

この他にも、

唇を閉める筋肉がゆるむため、しわやたるみの原因になり

 

さらに、脳にしっかりと酸素がいきわたらないため、前頭葉の活動が休まらず慢性的な疲労状態に陥りやすくなります。

 

そして

注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすと言われています。

 

 

鼻呼吸のメリット

1 唾液の分泌を活性化

鼻呼吸をすることで、

唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増えます。唾液の分泌量が増えることで、免疫力の向上、口臭の予防、アレルギーを予防するなどにつながります。

 

2 内臓筋の強化

鼻呼吸をすることで、意識をしなくても腹式呼吸になります。

結果として、横隔膜筋やその他の内臓筋を鍛えることができます。

 

3 免疫力アップ

鼻は天然、自前の空気清浄機で湿度・温度調整までしてくれる優れた呼吸器官です。空気中のダニやほこり、細菌やウイルスの多くを取り除き、きれいな空気を身体に取り入れ、結果として免疫の消耗を避けることができるため、免疫力アップにつながります。

 

 

4 血中酸素量アップ

鼻呼吸をすることで自然と腹式呼吸になり、肺全体に酸素が行き渡ることで、細胞への酸素供給量がアップします。

 

5 血液を浄化

内臓の機能が向上すること、血中酸素量が増えることから、

血液の浄化機能が高まり、さらさらのきれいな血液になることが期待できます。

 

 

鼻呼吸のやり方

①意識的に背筋、首筋、骨盤をのばして、顎を引いて胸を張る

②口を閉じて、鼻からゆっくり横隔膜を上に吊り上げて息を吸い、ゆっくりと鼻から吐く

これらの動作を行っている間、上下の歯は1~2mmほど開ける

 

意識してみると皆さん普段「口呼吸」になっていることに気づくと思います。

 

オリンピック選手が

「口呼吸」を「鼻呼吸」に変えただけで、 

「運動パフォーマンスが上がった」

「喘息が完治した」

「体重が減った」

「疲れない体になる」

「体内のデトックスができる」

「睡眠の質がよくなった」

そうです。

 

これを聞いたらどう思いますか?

 

人は生きているかぎりつねに呼吸していて、 その呼吸法が健康を促進してくれることもあれば、 健康を妨げる足かせになることもあります。

 

口が渇く、眠りが浅い、気管支が悪くなりやすい

そんな方は「鼻呼吸」を意識してみると良いかもしれません。

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