♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
呼吸は「鼻」でするものです?!
最近よく「呼吸が大事!」と言われていますが、
実は無意識にしているその「呼吸の仕方」自体に問題があるかもしれないのです。
皆さんいつも鼻で呼吸をしていますか?それとも口で呼吸をしていますか?
そう言われても
意識していない人がほとんどだと思います。
人間以外の動物は口呼吸ができません。
犬が舌を出してはっはとしているのは、体温調節のために熱を逃がしているだけ)
本来は鼻で呼吸をするのが自然なのです。
口は食べ物などの栄養を取り込む器官として作られていて、もともと呼吸をする器官ではない口での呼吸をすると
空気中のダニ、カビ、ほこり、ウィルスが体内にフィルターを通さずに直接入ることとなり、
免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こします。
口呼吸が身体に及ぼす影響
・ドライマウス、顎関節症、虫歯
・いびき、睡眠の質の低下
・アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎
・膠原病、関節リウマチ、全身性ループスエリテマトーデス、多発性筋炎
・胃炎、潰瘍性大腸炎、痔、便秘など
・白血病、高血圧、腎臓病、風邪、インフルエンザ、冷え性
・うつ状態、パニック障害、全身倦怠感
この他にも、
唇を閉める筋肉がゆるむため、しわやたるみの原因になり
さらに、脳にしっかりと酸素がいきわたらないため、前頭葉の活動が休まらず慢性的な疲労状態に陥りやすくなります。
そして
注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすと言われています。
鼻呼吸のメリット
1 唾液の分泌を活性化
鼻呼吸をすることで、
唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増えます。唾液の分泌量が増えることで、免疫力の向上、口臭の予防、アレルギーを予防するなどにつながります。
2 内臓筋の強化
鼻呼吸をすることで、意識をしなくても腹式呼吸になります。
結果として、横隔膜筋やその他の内臓筋を鍛えることができます。
3 免疫力アップ
鼻は天然、自前の空気清浄機で湿度・温度調整までしてくれる優れた呼吸器官です。空気中のダニやほこり、細菌やウイルスの多くを取り除き、きれいな空気を身体に取り入れ、結果として免疫の消耗を避けることができるため、免疫力アップにつながります。
4 血中酸素量アップ
鼻呼吸をすることで自然と腹式呼吸になり、肺全体に酸素が行き渡ることで、細胞への酸素供給量がアップします。
5 血液を浄化
内臓の機能が向上すること、血中酸素量が増えることから、
血液の浄化機能が高まり、さらさらのきれいな血液になることが期待できます。
鼻呼吸のやり方
①意識的に背筋、首筋、骨盤をのばして、顎を引いて胸を張る
②口を閉じて、鼻からゆっくり横隔膜を上に吊り上げて息を吸い、ゆっくりと鼻から吐く
③ これらの動作を行っている間、上下の歯は1~2mmほど開ける
意識してみると皆さん普段「口呼吸」になっていることに気づくと思います。
オリンピック選手が
「口呼吸」を「鼻呼吸」に変えただけで、
「運動パフォーマンスが上がった」
「喘息が完治した」
「体重が減った」
「疲れない体になる」
「体内のデトックスができる」
「睡眠の質がよくなった」
そうです。
これを聞いたらどう思いますか?
人は生きているかぎりつねに呼吸していて、 その呼吸法が健康を促進してくれることもあれば、 健康を妨げる足かせになることもあります。
口が渇く、眠りが浅い、気管支が悪くなりやすい…
そんな方は「鼻呼吸」を意識してみると良いかもしれません。