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身体がサビる「酸化」とは?
病気や老化の原因となる「糖化」と「酸化」
昨日の糖化続いて今日は酸化について。
酸化のメカニズム
"息をしている限り体はサビます"
私たちは生きているかぎり、酸素をとりこみ続けています。
酸素は、肺から血液中に入り、全身の細胞に運ばれ、ミトコンドリアという小さな器官でエネルギー代謝に利用されますが、その代謝の過程で酸素の一部が活性酸素に変化します。
体にとりこんでいる酸素は1日700~800リットルといわれますが、その1~2%が毒性の強い「活性酸素」になるのです。
活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、老化を促進するので悪いものだと思われがちですが、
実は人間の身体になくてはならないもので
細胞内のミトコンドリアを介して身体を動かすために必要なエネルギーやホルモンをつくったり、体内に侵入した悪い菌やウィルスを退治したり……と大切な役割もあるのです。
酸化還元のバランスが崩れ、必要以上に
「活性酸素」が増えすぎて、自分自身を酸化させようとする力のことを「酸化ストレス」といい、
酸化ストレスが蓄積すると自らの細胞を傷つけてしまうので、老化が進行して病気につながっていくのです。
実は病気の9割は活性酸素が原因だとも言われています!
酸化が引き起こす病気
①癌
②心臓病
③脳血管障害
④高血圧
⑤糖尿病
⑥認知症
⑦白内障
⑧アトピー・アレルギー
⑨膠原病
⑩高脂血症
⑪シミ・しわ
糖化と酸化の関係
「酸化」と「糖化」は、お互いに影響を及ぼす関係にあります。
タンパク質が糖と結びついて老化の原因物質AGEを生み出すことを「糖化」といいますが、糖化する過程で「フリーラジカル」という不安定な電子が発生して酸化を促進してしまいます。
また、活性酸素のなかにもフリーラジカルが存在するので、酸化が糖化を進める原因にもなるのです。
糖尿病や白内障などさまざまな病気は、糖化タンパクが作り出すフリーラジカルや活性酸素が悪さをするからだといわれ、
紫外線を受けてシミやシワになる「光老化」を起こすのもフリーラジカル、活性酸素です。
活性酸素やフリーラジカルが必要以上に増えてしまう理由は「抗酸化力」の低下です。
「抗酸化力」とは、もともと人間の身体に備わっている活性酸素のパワーを抑える仕組みのことで、20歳くらいをピークに年々衰えていきます。
抗酸化力が落ちると体内の活性酸素が増えすぎてしまい、「酸化ストレス」が蓄積されます。
誰しも抗酸化力は年々落ちますが、
・栄養の偏った食事や過食
・運動不足
・睡眠不足など不摂生な生活
・アルコールの飲み過ぎや喫煙
・精神的ストレス
などでさらに抗酸化力の低下に拍車がかかります。
活性酸素を減らす生活習慣
●タバコを控える
●アルコールをとり過ぎない
●軽めの運動をする
●ストレスをためない
●紫外線をさける
食事からの予防
食べ物には、活性酸素の働きを抑えるさまざまな抗酸化成分が含まれています。
キウイやイチゴ、トマトなどに多く含まれるビタミンCや、ナッツ類、大豆などに多いビタミンEを、「若返りビタミン」ともいいます。ビタミンCやEには、細胞の酸を防ぐ働きがあります。
抗酸化成分には、ほかにも
赤ワインやブルーベリー、リンゴ、ココアなどのポリフェノール、
緑茶のカテキン、ピーマンやニンジン、カボチャなど緑黄色野菜のβカロチン、トマトやスイカなどのリコペン、豆類やタマネギ、シソ、緑茶などのフラボノイド、ゴマのセサミノール、ニンニクやキャベツなどの含硫化合物、エビやカニの色素アスタキサンチンなど。
が挙げられます。
やはり健康な体をつくるには
いかに食事が大切かということがわかりますね。
不規則な生活や食生活により
身体はサビ(酸化)たり、焦げ(糖化)ていきます。
何となくサビつきを感じる方は
少し食事や生活習慣を意識してみてくださいね。