♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 02 / 25  07:58

ブレない身体と心「上虚下実」

世の中にはいろんな人がいます。

 

尊敬する人はどんな人ですか?

私はお客様にこの人素敵だな、見習いたいなって思う方、たくさんいます★

 

「肝が据わる」とよくいいますが

度胸があり、めったな事では動揺せず、落ち着いていて冷静。

グラグラしないでしっかりしていて

「肝が据わる人」は精神的にいつも安定し、堂々と自信を持っで行動し、頼もしく信頼できる

そんな人でしょうか。

  

 

 

ヨガや太極拳などで使われる

「上虚下実」という言葉があります。

 

 

上は虚(広さがあり、無限)

下は実(実態があり、有限である)

 

つまり上半身の無駄な力みが抜け、重心が下腹部のあたりに落ちて腹や足腰などが安定し、からだ全体が気に満ちている状態です。

 

 

現代社会で頭ばかり使いがちですが、首から上にエネルギーが集中しすぎると

下半身の力は抜けてしまいます。

この逆転した不自然なバランス状態だと

人間が持つ「身体の自然な可能性」を引き出すのは難しく自分本来の力を発揮できないのです。

 

人が怒りを感じると

「頭にきた」とか「血がのぼる」とか言いますよね。

これが気が上に上がっている状態です。

 

逆に

「肝が据わっている」というのは、

気がおなかのあたりにあり、落ち着いてどっしりした状態です。

 

上虚下実は

上半身はリラックスしていて、肩の力が抜けている、下半身は力を入れて引き締めて、背筋が伸びている。

これが理想の姿です。

 

一流の武道家の姿勢は、この上虚下実だと言われています。

 

なぜ上虚下実が良いのか?

人間の骨格は一番強いのが腰です。腰椎は背骨の中で一番太い部分です。

人は上半身の力みが抜けてくると骨盤の中に力が集まり、重心が中心に寄ってきて、足腰がしっかりする構造です。

 

重心が骨盤の中にあると仙骨を両側の腸骨がしっかり挟む力が生まれて

結果的に軸がブレにく余分なエネルギーを使わないために疲れにくくなります。

 

腰がしっかりすると姿勢が良くなり、視野が広がり、また胸が緩んで広くなり、呼吸もしやすくなります。

 

余談ですが活躍した男性たち

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なで肩なのではなく、上虚下実です笑

肝が座り芯が強い人柄だったそうです。

 

デジタル社会はあらゆるものがスピード化し、私たちの思考も、立ち止まってじっくり深く考えることなく、何かが起こると、衝動的で瞬間的に考え、行動してしまうことが多くなっているのではないでしょうか。

 

安定した下半身と、広がりを持った上半身、つまり上虚下実の状態でいると

外から入った情報を一度受け止め、深く考え、自分で噛み砕いてから解釈したりアウトプットできるのです。

 

ヨガでも、安定した下半身と上半身は軽やかに保っていく練習をし

これが身体と心にも繋がります。

 

腹式呼吸

この上虚下実の状態を作っていく一番身近な方法は腹式呼吸

 

丹田(おへその下)に呼吸を入れます。

気が上がっている時は、呼吸が浅く、

胸の上のほうだけで呼吸をしていることが多いので、おなかを膨らませるように、ゆっくりと呼吸をします。

これだけで身体も心も安定するのを感じられます。

 

頭を使い過ぎると、「心ここにあらず」

「地に足がついていない」状態になり、

フワフワしたり、身体も安定しないだけでなく、気持ちの軸もブレ、不安定になります。

 

私も最近呼吸はとても大事だと実感しています。

これから施術内で呼吸法も取り入れていきたいと思いますので

呼吸が浅い、息苦しさを感じる人は

ご相談下さいね◟̆◞̆ 

 

今日から新しい1週間。

肩の力を抜いてリラックスしましょう★

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