♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
なんだか、だるい…は湿気のせいかも?

梅雨明け前、雨の日が続き
「なんだか体がだるい…」
「重たいような疲労感が抜けない…」
「食欲がない」
そんな不調を感じていませんか?
ただ暑いだけではない...それが日本の夏の特徴ですが
気温の高さに加えて、湿度が非常に高くなるため、じっとりと汗ばむような感覚や、空気の重たさを感じる方も多いのではないでしょうか。
中医学(東洋医学)の視点から見ると、「湿気」が体調不良の大きな原因のひとつとされています。
🔹湿気が体に与える影響とは?
中医学では、湿度の高い状態で体に悪影響を与えるものを「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿邪は、重たく・粘り気があり、体に停滞しやすい性質を持っています。
湿邪が体に入り込むと、まず弱りやすくなるのが「脾(ひ)」と呼ばれる消化吸収を司る臓腑。
脾の働きが落ちると、水分代謝がスムーズにいかなくなり、体の中に余分な水分が溜まってしまいます。
すると、以下のような不調が現れやすくなります:
• 体が重だるく感じる
• 足や下半身のむくみ
• 頭がぼーっとする
• 食欲がわかない
• 胃がもたれる・張る
特に湿邪の性質は「下に溜まりやすい」ため、下半身の不調として表れやすいのが特徴です。
蒸し暑い季節を快適に過ごすための養生ポイント
体の中にこもった湿気を、うまく「外に出す」ことがこの時期の養生のカギです。日常生活では、以下のことを意識してみましょう。
① 水分の摂りすぎに注意
湿度が高いと、発汗がうまくできず、体内に水分がこもりやすくなります。
のどが渇いたとき以外に無理に水分をとるのではなく、「適量・こまめ」に摂ることが大切です。
② 冷たい飲み物や生ものは控えめに
アイスや冷たいお茶・ジュース、生野菜や刺身などは体を内側から冷やし、脾の働きを弱めてしまいます。
消化によい温かいスープ、お粥、蒸し野菜などがおすすめです。
③ 湿気を「発散」させる
・風通しの良い服を着る
・軽く体を動かして汗をかく
・お風呂ではシャワーだけでなく湯船にしっかり浸かる
など、体の巡りを良くして余分な水分を外に出すようにしましょう。
「夏バテ」や「食欲不振」は、実は湿度が原因で起きていることも少なくありません。
単なる疲れや気分のせいではなく、季節による自然な体の反応なのです。
湿邪をうまく避ける工夫を取り入れて、夏を健やかに乗り切りましょう★
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