♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
背筋と脳
昨日に続いて背骨関係の話しで、今日は背筋と脳についてです。
実は背骨(背筋)を伸ばしているかどうかで、脳の覚醒の度合い、処理能力が違ってくるそうです。
背筋を伸ばすと、脳が覚醒し、情報処理に必要な短期的な記憶力などが高まり
背筋を伸ばしたことで抗重力筋が働き、覚醒に作用するノルアドレナリンが脳内に分泌されるんだとか。
逆に、椅子の背に深くもたれかかったり、机に突っ伏したりした姿勢だと、抗重力筋の働きが弱まるため、覚醒水準は下がり、脳は休息モードに入ってしまいます。
また姿勢は思考パターンとも関連していて
下を向けば内向き思考に、上を向けば外向き思考になります。
視線を下げたときは、脳内でデフォルトモード・ネットワークが働きます。デフォルトモード・ネットワークは、ぼんやりしているときに活動する脳のネットワークで、これが働いているときは、過去を振り返ったり、自分を見つめたりと自省的になり、ひらめきも起こりやすくなります。
視線を上げたときは、脳内で注意喚起のネットワークが働きます。情報を取り込み、未来などに思考が行きやすくなります。
デスクワークなどでも「よし!やるぞ」となった時はスッと良い姿勢になっていやと思いますが
身体を起こして背筋を伸ばすだけで集中して前向きな気持ちへのスイッチが入ったりもします。
その姿勢を意識することで気分的な落ち込みも少なくなるかもしれません。
実験では、前かがみの状態でネガティブな気分に浸っていても、直立の状態にしてその姿勢を保つようにすると、次第にポジティブな気分になりやすいとも報告されていて、それだけ、姿勢によって気持ちは左右されるものと考えられます。
姿勢を正しく保つことで、得られるものは想像以上にたくさんあるのかもしれないですね。
年齢や環境に関係なく元気な身体や心のために
定期的なメンテナンスも大切です。