♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
立冬とからだ、こころ
11月7日は立冬です。
「暦上では、冬の始まりです」などとよく耳にしますが
「立」の字には“新しい季節になる”という意味があり、立春、立夏、立秋と並んで、季節の大きな節目です。
1年の四季では真夏(夏至)のときに陽が極まり
冬至のときには陰が極まるとされ、
陽が弱まって陰が強くなる間のことを「陽消陰長」(ようしょういんちょう)といいます。
この現象は、人のからだにも深く関係があり
人の体の様々な器官や臓器にも陰陽があって、陰と陽のバランスが健康状態に影響します。
健康なときは陰と陽のバランスが上手く保たれていますが、陰陽のどちらかが強くなりすぎたり、逆に弱くなりすぎたりするとバランスが崩れます。
たとえば、陽が強くなる(陽盛)や陰が弱くなる(陰衰・陰虚)ときは、からだが熱っぽくなり
逆に陽が弱くなる(陽衰・陽虚)ときは
陰が強くなる(陰盛)のときは体が冷えて、その状態がつづくと病気になりやすくなります。
人には本来、陰と陽のバランスを自然に回復する機能や能力が備わっており
夏は汗を出して陽を下げるようにし
冬には汗を出す器官の汗腺を閉じて陽が逃げないように、弱くならないように調節します。
もっと簡単にいうと
冷えている所は温めて、熱い所は冷やす
これが法則です。
冷えている所を更に冷やしたり、熱い所を熱したら逆に症状が悪化してしまうのです。
陰陽の概念は自然界、社会、人体など万物の事象に関わり、その全てが陰陽のバランスで成り立っているのだとも言われます。
自然界の陰陽に合わせて
体も心もバランスを保ち、大きな乱れを作らないような日常生活を心掛けることが大切です。
この時期は
本来は体を休ませ、本格的な冬にむけてしっかりエネルギーを蓄えるとき。
そして激しく怒る・驚く・悲しむなどの感情も体には大きな負担がかかるので極力抑えたいときでもあります。
とにかく穏やかに過ごすのが一番
ということです。
とはいえ、忙しい時期でもあり
心身がザワザワしやすいので、なるべくリラックスの時間を作りましょう。
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