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体の潤いの源【津液】
東洋医学では体を流れる色のついていない水(水分)のことを津液(しんえき)と言います。
簡単にいうと津液のはたらきは、
全身を潤すこと
皮膚や毛髪、胃や腸などを潤すとともに、関節の働きを円滑にする管理などをしています。
秋は乾燥が始まるので、この津液が不足しやすくなったり、巡りが悪くなりやすいのです。
この状態を、津虚(しんきょ)といい
どのような症状があらわれるかというと
流れている川の水はキレイですが、停滞して濁ってしまうイメージです。
手足のむくみ、顔のむくみが代表的な症状ですが、お腹に余分な水がたまっていると、お腹のチャポチャポ音や食後に眠くなる、嘔吐や下痢などの症状が現れたり、全身がだるいといった状態になります。
逆に花粉やアレルギー性鼻炎などは余分な水を貯めているための症状です。
津液不足や巡らない原因は
水分をあまりとらないから、という単純なものではなく
寝不足や過労、加齢、生活の乱れなどで起こり
水分を摂るだけでは津液不足が改善されることにはなりません。
血と同じく津液も、夜体が休んでいるときに作られるため、夜の時間帯にしっかり休むというのも大きなポイントです。
また、疲れがたまったり、ストレスなどで気の流れが滞ることで、体の中に余分な熱がこもります。
こうした熱も津液を消耗させる原因となりますので
やはり休息やリラックスも大切なことです。
また、栄養の不足が原因で津液不足になることもあれば、食べ過ぎや偏食など食生活のバランスが悪くなることで、脾や胃の経絡のバランスが崩れ、津液の不足や滞りを生む原因となることがあります。
特に食生活に気を使い津液の精製と運行をスムーズにすることも改善にポイントです。
体の潤いが足りなくなると
心の潤いも足りなくなります。
乾燥の季節「潤い」が不足しないよう
休息、食事…大切にしましょう。
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