♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2022 / 11 / 05  09:03

体の潤いの源【津液】

 

東洋医学では体を流れる色のついていない水(水分)のことを津液(しんえき)と言います。

 

簡単にいうと津液のはたらきは、

全身を潤すこと


皮膚や毛髪、胃や腸などを潤すとともに、関節の働きを円滑にする管理などをしています。

秋は乾燥が始まるので、この津液が不足しやすくなったり、巡りが悪くなりやすいのです。


この状態を、津虚(しんきょ)といい

どのような症状があらわれるかというと


流れている川の水はキレイですが、停滞して濁ってしまうイメージです。


手足のむくみ、顔のむくみが代表的な症状ですが、お腹に余分な水がたまっていると、お腹のチャポチャポ音や食後に眠くなる、嘔吐や下痢などの症状が現れたり、全身がだるいといった状態になります。

 

逆に花粉やアレルギー性鼻炎などは余分な水を貯めているための症状です。

津液不足や巡らない原因は

水分をあまりとらないから、という単純なものではなく

寝不足や過労、加齢、生活の乱れなどで起こり

水分を摂るだけでは津液不足が改善されることにはなりません。

 

血と同じく津液も、夜体が休んでいるときに作られるため、夜の時間帯にしっかり休むというのも大きなポイントです。

また、疲れがたまったり、ストレスなどで気の流れが滞ることで、体の中に余分な熱がこもります。

こうした熱も津液を消耗させる原因となりますので

やはり休息やリラックスも大切なことです。

 

また、栄養の不足が原因で津液不足になることもあれば、食べ過ぎや偏食など食生活のバランスが悪くなることで、脾や胃の経絡のバランスが崩れ、津液の不足や滞りを生む原因となることがあります。

 

特に食生活に気を使い津液の精製と運行をスムーズにすることも改善にポイントです。

 

体の潤いが足りなくなると

心の潤いも足りなくなります。

 

乾燥の季節「潤い」が不足しないよう

休息、食事大切にしましょう。

71F495A7-CEC6-48C0-8DC2-0C23FCE28022.jpeg

ご予約はこちらから💁‍♀️🔽

https://izumi-kanade.com/free/yoyaku