♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2022 / 08 / 02  10:10

夏は焦らず、慌てず、怒らず…

夏は焦らず、慌てず、怒らず…

 

東洋医学では

体内にある臓器を「五臓六腑」といい

 

よく「五臓六腑に染みわたる!」と身体の隅々にいきわたる表現をするアレですが

 

五臓は

肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)があり、生命活動の中枢として機能しています。


六腑は、胆(たん)・小腸(しょうちょう)・胃(い)・大腸(だいちょう)・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)があり、飲食物の消化吸収と水分代謝、排泄に関与しています。

 

季節によっても負担がかかりやすい五臓が違い、

夏は心(しん)が弱りやすいとされ

心(しん)は暑さが苦手なのです。

 

また、心(しん)のはたらきのひとつに精神・意識を統括するという役割があり、

焦りや動揺、怒り・驚きなどの感情は心(しん)を傷めると漢方では考えます。

 

すると、夏バテしたり、次の季節である秋にも不調があらわれやすくなります。

 

なんと、1712年に書かれた「養生訓」という本があり江戸時代の健康で長生きするためのバイブルだっそうですが

現在も昔もその考え方や精神は変わらないとされます。

 

養生訓にある夏の過ごし方として

 

~ 気を養う法 ~
心を静かにして騒がしくせず、ゆったりとしてせまらず、気を和かにして荒くせず、言葉を少なくして声を高くせず、大笑いせず、いつも心を喜ばせてむやみに不平をいって怒らず、悲しみを少なくし、どうすることもできない失敗をくやまず、過失があれば一度は自分をとがめて二度とくやまず、ただ天命にしたがって心配しないこと、これらは心気を養う方法である。「養生訓」より

 

ざっくり言うと

 

夏は焦らず、慌てず、怒らず、穏やかに

 

ということです。

 

酷暑ですが

心身穏やかに過ごして、暑さを乗り切りましょう。

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