♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
暑さによる脳のストレスを予防するには…?
暑くて頭がぼーっとしたり、
猛暑で疲れや眠りにくさのストレスを感じている方も多いかもしれません。
脳はとても暑さに弱く
脳の温度が40・5℃を超えると脳を構成するたんぱく質が変異してしまい、脳は機能障害を起こしてしまいます。
それを避けるために、本来脳には過熱を保護するためのシステムが備わっています。これを「選択的脳冷却機構」と言います。
ポイントは「鼻」👃
鼻腔の奥には脳と繋がっている毛細血管がたくさん通っていて、鼻呼吸で冷たい空気を通過させることによって、脳を冷やすことができます。
運動などで体温が上がると呼吸の回数が増えますが
これは必要代謝量の増加に対する反応で
同時に鼻の粘膜での冷却システムもフル稼働します。
マスクの着用もありますが、口呼吸が癖になっていると水の蒸散が十分にできないため、脳冷却機構で効率的な血液の冷却ができなくなってしまいます。
昔は「鼻が悪いと頭が悪くなる」と言われたそうですが、これは本当なのです。
脳冷却機構をちゃんと機能させるためには
「鼻呼吸」が重要になります。
鼻呼吸と脳は密接な関係で
これはパソコンの仕組みとよく似ています。
ひと昔前のパソコンは長時間使用していると突如高速でファンが回ることがありましたが
これは熱を持ちすぎたCPU(処理装置)を冷却するためにファンによって温度を下げているのです。
このパソコンのCPUにあたるのが、人間の脳で
熱が高いと頭がぼーっとしてクラクラするのは
そのためです。
それを防ぐための冷却ファンに相当するのが鼻呼吸というわけです。
つまり鼻呼吸をして少しでも冷たい空気を通過させると脳を冷やして脳の温度を下げ、ぼーっとしたり熱中症予防になります。
そもそも本来、人間は鼻で呼吸するようにできていて
肺の負担をやわらげることができたり、空気中の細菌やウイルスの侵入を阻止するのも鼻呼吸のおかげです。
口呼吸をしている人のほとんどは、無自覚でしていますので
鼻呼吸を習慣にするには、常に意識して口を閉じ
日頃から鼻呼吸を「意識的」に心がけることが大切です。
鼻呼吸には他にも多くのメリットがあります。
無意識に口で息を吸ってしまう方は、鼻呼吸に切り替えましょう!