♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
感情との付き合い方
体の痛みや不調が心の声(感情)からくるということがあります。
施術中に色々話している中で、怒りや不安の感情が出てくるということはよくあることです。
感情はエネルギーの波なので、流れていくことも、それを塞いでしまうこともできます。
ただ消え去ることはないといいます。
無視したり押し殺したりすると、ますます力を増し、ねじれて間違った方向に表現されてしまうのです。
これが体の痛みや、食べ物や何かへの依存だったりします。
まず
不安という感情は、ここには危険がある!という信号を察知した時に自動的に起こるプログラムのようなもので
内臓を制御する自律神経系というのが、まわりの環境の変化や微細なサインを感じ取り、いまが危険なのか安全なのかを勝手に察知して、身体のモードチェンジします。
狩猟をして暮らしていた頃の人間は、常に死と隣り合わせだったので、迫りくる危険に対して敏感になり不安になるのは、危機から逃れるために不可欠かつ自然な反応でした。
今は猛獣が待ち構えているわけでもないけれど、ストレスにさらされたり、自分の安全が脅かされるようなサインを感知したときに、人間の本能で「危険だ!」という非常信号が出ます。
それが不安の正体です。
次に怒りという感情がユニークなのは、根っこに別の感情があるところです。
怒りの場合は、誰かのある言葉や行動が自分がないがしろにされたと思う悔しさや悲しさ、バカにされたという屈辱感などがあることが多いと言います。
怒りは迫りくる脅威と戦うために必要な感情なのでアドレナリンを分泌させ、血圧が上がり筋肉の血流が増えて、「戦う」ことを選択できるようになるそうです。
そして、対象が人だとすれば、戦うか逃げるかしたくなるわけです。
怒りは、「第二次感情」といわれ、何もないところから生まれるのではなくて、「第一次感情」といわれる不安や寂しさ、悲しさが溢れたときに起こり
根っこに別の感情があります。
怒りを感じているときには、その怒りの根っこにどういう感情があるのかを探ってみるのは良い方法です。
不安や怒りを抱いているとき、肩がこわばったり、呼吸が浅くなったり、胃の奥が締め付けられるような不快な身体感覚がありますが
交感神経の働きで身体が「危険モード」に入っているからです。
ここでやってはいけないのは
不安を感じてはダメ、怒ってはダメ、
と否定することで
こんなことで怒ったりくよくよして…「だから私はだめなんだ」という解釈を加えてしまうと
その解釈自体が新しい負の感情を生んで負の感情が無限に生まれてしまうというスパイラルに…
大人になればなるほど、「感情はコントロールしなければいけない」とプレッシャーをかけてしまう人は多いように思います。
だけど
感じてはいけない感情は、一つもない
ということです。
まずは深呼吸して、自分の身体の状態を知り
そして、根本にどんな感情があるのか
心は何を感じているのか落ち着いてから次の行動を考えてみる
そして
自分(他人)の常識は
他人(自分)の非常識
なこともあることを頭に置いておくこともひとつです。
なんで怒っているんだろう?という時というのは
言葉や行動が、その人にとっての許容範囲を超えてしまった時で、
逆も然り、悪気がないことがほとんどです。
でも何気ないひとことを
目の前の人はどう思うか考えること
心の距離感も大切だと思う最近です。
特に身体が疲れているときは、ネガティブな感情も感じやすいので
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