♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2022 / 05 / 04  08:25

【痛み】を感じやすい人と感じにくい人

 

昨日に引き続き、【痛み】について

 

実は、痛いと感じる感覚は人によって全く違うものなのです。

 

同じ種類、同じ強度の刺激でも、

痛いと感じる人もいれば、痛くないと感じる人もいるということです。

 

この痛みの感じ方の違いを痛みの閾値(いきち)と言い

痛みの閾値が高ければ痛みを感じにくく、

痛みの閾値が低ければ痛みを感じやすいとされています。

 

どちらが良いとか悪いわけではありませんが

この違いはどこから生じるのか?という話です。

 

そのひとつとして

「過去に大きな怪我をした」

「子供の頃注射などて痛くて怖い思いをしたことがある」

「痛みによるトラウマがある」

 

などがあると「痛みに敏感」になりやすいそうです。

 

逆にあまり怪我や痛みに無縁だった方は「痛みに鈍感」になりやすい傾向に。

 

これも「脳」が関係していて、もともと「痛み」自体は体の「痛覚受容体」が感じ取り「脊髄」を通って「脳」に送られますが、繰り返したり、とても痛い思いをしたりするとその「痛み」を脳が覚えてしまいます。

 

すると怪我をしたり、同じシチュエーションになると「過去に起こした痛み」をフィードバック、ループさせてしまい、余計に「痛みを増幅」させるんだとか。

 

そして

 

不安や恐怖といったネガティブな感情は

痛みを感じやすくすることも分かっています。

 

痛みは感情と密接な関係があり、

痛みを感じやすい人は痛い!と感じると同時に

嫌だなという感情をたくさん味わうので

痛みに対してネガティブなイメージをもってしまいます。

 

そこからくる不安や恐怖というものが、

さらに痛みの閾値を下げ、より痛みに敏感になっていくというスパイラルが生まれます。

 

さらに

 

脳というのは不思議なもので、「痛い、痛い」と思って痛みに集中すればするほど、より痛みを感じやすくなります。

 

例えば肩が凝っていると感じても楽しみな予定が入っていたり、好きなことに没頭しているときは

忘れているなんてことがあるかもしれません。

 

【痛み】というものは、本人にしか辛さがわからないこともありますし、

 

奥が深いです。

 

もちろん、痛みはない方が良いのですが

 

①体の異常を知らせるサイン

②何らかの気持ち(感情)を伝えるサイン

 

であり、身体を守る上でとても大切な機能でもあるのです。

 

だからこそ、大きな痛みになる前に

ちょっとした違和感を早めに気づき、ケアしてあげることも大切です。

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