♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
【ホメオスタスシス】のはなし
桜が開花したと思ったら、雪が降ったり、また暖かくなったり…
気温の変化に対応するのに大変💦
このように寒暖差も激しい春は、体や心に想像以上に多大なストレスが加わり、さまざまな不調につながります。
そんなとかこそ知っておきたいのが
「ホメオスタシス」です。
ホメオスタシス(homeostasis)とは、簡単にいうと
生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのことで「恒常性」とも呼ばれます。
変化を拒むので、一見、邪魔な存在な気がしますが健康的に生きていく上でとても重要な働きをしています。
気温や気圧など、場所・時間によってさまざまに変化する体外環境は私たちの体の細胞レベルにまで及びます。
でも、体には、体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとするしくみがあります。
それが「ホメオスタシス」で
例えば、
暑い時は、体温を下げるために汗をかきます。
寒い時は、体温を上げるために体を震えさせます。
他にも
・身体のなかに細菌などの異物がない状態を保つ
・軽いけがや風邪も時間が経てば健康な状態に戻る
・塩分濃度や血糖値など、体液の組成を一定に保つ
・体内の水分量を一定に保つ
・ダイエットしても体重は一気には減らない
つまり気象の変化や周りの環境に自分の体を適応させ、安定した状態を保つため、体には生まれ持った防御機能が備わっています。
ホメオスタシスは「自律神経」「内分泌」「免疫」3つの機能のバランスによって成り立っています。
しかし、ストレスにさらされ続けると、ホメオスタシスには過度な負荷がかかります。
すると、3つの相互作用が崩れてバランスを失い、さまざまな病気や体の変調を生んでしまいます。
そして、ホメオスタスシスは体だけでなく
心(心理的)にも働きます。
「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理です。
頭では変わりたい、考え方を変えたい、性格を変えようなんて思っていても
無意識の部分では変わらないように拒みます。
脳は、自分の生命維持をはかるために、「今のままの状態を維持すること」を最優先にするからです。
人には「コンフォートゾーン」というのがあり
直訳すると「快適な領域」です。
ここにいれば安心だと思える場所、つまり“慣れた環境”なので
自分のコンフォートゾーンである“慣れた環境”を出ようとすると、ホメオスタシスが「本当にここから出て良いの?」と止めに入ってくるという仕組みになっています。
人は基本的に「変わりたくない」と思う生き物て
どんな人にも、このホメオスタシスは働いています。
体のホメオスタスシスは
自然の流れに沿って働いているので、あまり逆らず
疲れているなら休む、眠いなら寝る、
食べたいなら食べる
など正直になった方がよいです。
心理的なものに関しては
まず、「本当に変わりたい、変えたいのかどうか」
本当に変わりたいのであれば
よく「環境や付き合う人を変えよ」と言われます。
あくまで私の考え方ですが
周りの環境や人(の性格など)は自分の意思では
変えられないので
嫌なら自分が変わるか、環境を離れるか、
人から離れるしかありません。
環境や周りの人は関係なく
自分自身を変えたいときは
言葉を変えること
かなと思います。
「変わりたいのに変われない」
「体が心についていかない」
「頑張りたいのにやる気がでない」
そう思った時、それは怠けているからでも
才能がないからでもなく、
ホメオスタシスが現状維持しようと頑張っているせいなのです。
そして、気温差が激しいときは
まずは「体を整える」ことも大切なことです。
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