♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
自然のリズムに合わせた生活を【子午流注】
季節や自然の流れは1年、1か月、日々…移り変わりますが
実は一日の中でも移り変わっています。
「陰陽」の視点から見ると昼は陽で夜は陰
陽=活発・興奮など動的なエネルギー、
陰=鎮静・休息、内向的・静的なエネルギー
などで昼間は動いては寝るというのが
当たり前ですかリズムに沿った生き方で
昼夜逆転の生活は自然のリズムに逆らうことなり体への負担は大きくなるのです。
漢方医学書の中に「子午流注(しごりゅうちゅう)」という言葉がありますが
「子午」は時刻を「流注」は体内の気や血の流れを意味しています。
24時間を2時間区切りで分けて十二の干支を割り振ったもので、「流注」とは各臓器を活発にするために順番に巡っている、血液とエネルギー(気)の流れを指しています。
子(23〜1時): 胆
丑(1〜3時): 肝
寅(3〜5時): 肺
卯(5〜7時): 大腸
辰(7〜9時): 胃
巳(9〜11時):脾
午(11~13時):心
未(13〜15時):小腸
申(15〜17時):膀胱
酉(17〜19時) :腎
戌(19〜21時):心包
亥(21〜23時):三焦
表から
起床する7時頃から11時は胃と脾
胃と脾は主に「消化器全般」」を指すので
吸収された栄養がスムーズに全身へと運ばれる時間帯です。
栄養を最もしっかりと吸収できる時間帯が午前中であることを考えると、
朝食が体にとってとても重要なものであるとがわかります。
夕方以降の時間は、膀胱、腎
なので
その時間帯に、膀胱そして腎の臓器が活発になる、と考えます。つまり本来は夕方以降は水分代謝と排泄の時間帯なのです。
ここでいう排泄系というのは「デトックス」の意味水分を十分に摂り、トイレにもしっかりと行くようにして、身体の中の老廃物などをよく流すことを意識すると良いということになります。
理想的なことを言えば、夕方以降はさっぱりとした消化の良いものを食べた方が、身体への負担は小さくなります。
午後を過ぎると、「陽」のエネルギーから「陰」のエネルギーへと徐々に切り替わって行きますが
「陰」副交感神経が優位になってくるときで
活動する力となる「陽」のエネルギーも減ってくるのため、疲れも感じやすくなります。
漢方で言う「腎」とは排泄器官だけでなく、生命力を蓄える重要な役割をしています。
つまり、この時間帯に仕事などを積極的に行って「陽」のエネルギーのままの状態でいることは、
「陰」を消耗させることに繋がってしまうのです。
「陰」が消耗(不足)してくると、
・頭がボーっとする
・だるい
・熱っぽい
などの症状がでてきます。
これは「陰」が減り、身体の潤いが不足することによるものです。
続く夜の時間は、胆、肝
「肝」の大きな役割に
・不要物の解毒・分解を行う
・血を貯める
・感情と関わる
があります。
「血」は感情とも密接に関わっているため、
その血を貯める臓器である「肝」は感情とも関係性が深く
肝に対応するこの時間帯(午前1〜3時)は、
しっかりと休息を取り、エネルギーを養うことが重要です。
当たり前といえばそうなんですが
1日を自然のリズムに沿って過ごすことは
体への負担が少ないと同時に
体が心地良いと感じることです。
そして
「季節」の過ごし方は、体だけでなく心にも影響します。
冬は“生命力を貯める・蓄える”時期です。
昔から冬は作物が収穫できないため、あまり外出をせずに保存食を作り、蓄えて、厳しい寒さを乗り越える時期でした。
もうすぐ来る節分が暦でいうと本来の新しい年です。
今は振り返りなどを行なって内面と向き合ったり
心と体を整えて
これからの計画を立てたりする時期なのかもしれません。