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体のバリア機能【衛気】のチカラ
寒さが一段と厳しくなり、まだまだウィルスとの戦いは続きそうですが
中医学では免疫力アップには「衛気(えき)」を高めることも重要と考えています。
ウイルスや細菌、花粉などから体を守るには、「衛気」のチカラが大切なのです。
「衛気」とは、体表を保護し外邪(がいじゃ)の侵入を防御する「気」で
人体が本来持っている免疫力の中でも、特に皮膚や粘膜といった体表部分に働くエネルギーのことです。
免疫力を調整し皮膚や粘膜をバリアのように丈夫にすることで、ウイルスなどから体を守ってくれます。
体表に衛気という目に見えないバリアを張り巡らせると、邪気の侵入を阻止し、病気になる前に防ぐことができるわけです。
秋から冬は防御壁となる皮膚、鼻、気管支、など「肺」に関係の深い機能が弱まるので、インフルエンザなどが流行しやすくなります。
本来「衛気」は日常生活の中で自然とつくられるものだから、生活が不摂生であると不足がちになります。
(1)睡眠が不足
(2)食生活が偏ったり食べ過ぎで「衛気」の原料である栄養が不足
(3)疲労やストレスで「衛気」を消耗してしまう
(4)運動不足で気のめぐりが悪くなっている
では、この衛気はどこで作られているのかというと
まず、「衛気」の元となる「気エネルギー」は胃腸(脾(ひ))の消化を通して、作られます。そして、その気エネルギーの一部が肺に送られて、肺が「衛気」のバリアを張り巡らしています
つまり「衛気」を強くするには、
① 胃腸の働きを整えて、質の良い「気のエネルギーを豊富につくる」
② 肺で、丈夫な「衛気」バリアを張る
ということです。
ポイントとしては
①「脂っこい、甘い、味の濃い」食事を避けて胃腸の負担を軽くする
②黄色い食べ物で「脾(胃腸)」をいたわる
(かぼちゃ、さつまいも、トウモロコシ、にんじんなど)
③ 「肺」をうるおす白い食べ物をとる
(豆腐、レンコン、山芋、大根、白菜、梨など)
④ 定期的な呼吸で肺を元気に
⑤質の良い睡眠で「衛気」をチャージ
冬になる風邪をひきやすい人と、いつでもパワフルで元気な人がいますよね。
人は皆、両親から生命エネルギーをもらって生まれ、これを「先天の精」といい、生まれ持った「精」の量には実は個人差があるのです。
足りない精を補うのは食べ物です。
これを「後天の精」といいますが
体に入れるものがジャンクフードや栄養の足りないものだと、エネルギーを十分に補えず、虚弱体質になったり、冷えやすく風邪をひきやすくなったりします。
ジャンクフードもたまにはOKだと思いますが
冬は特にエネルギーをしっかりチャージして、免疫力を意識したいものです。
そして、まずは睡眠。
睡眠の質が悪い場合は、それを改善することも大切です。
眠りの浅さ、呼吸の浅さ、疲労感…ご相談ください。
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