♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
とれない疲れ…ホルモンから?
心や体の不調が実はホルモンが原因で起こっていることもあります。
体のホルモンの生産地として土台となる器官が、〝ストレスの腺〟といわれる「副腎」
左右の腎臓の上にあるピラミッド型をした臓器です。
重さは5gと、とても小さいですが、
近年の研究では、高血圧、慢性疲労、うつ症状、糖尿病、アレルギー、花粉症、動脈硬化、性欲低下、不眠、認知障害…など、実に多くの不調・疾患に副腎で作られるホルモンが関わっていることが判明しました。
仕事、人間関係などのストレスや、偏った食生活や運動不足などによって副腎の機能低下が続くと、ホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労、精神不安、食欲不振、下痢、アレルギー症状などの様々な症状を引き起こし
これは副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)症候群と言われます。
- いつも眠く、寝てもつかれがとれない
- 朝、起きるのが辛い
- 塩分や糖分の濃いものが欲しくなる
- 抜け毛が多くなる
- 慢性的に便秘
- 冷え性
- 顔や腕にシミができやすくなった
- 関節が痛む
- PMSがひどい
- 疲れているのに寝れない
- ちょっとしたことでイライラしてしまう
- 集中力がなくなり記憶力も鈍くなる
- 気分が落ち込みやすく、何もかもが嫌になる
副腎が分泌するホルモンの中でもコルチゾールはストレスに対処し、生命維持に欠かせない「スーパーホルモン」です。
この副腎はなかなかダイレクトにアプローチするのは難しいものですが
一番は日常の食生活を改善することです。
副腎が疲弊していると、細胞は体に貯蔵された栄養素を使い果たしてしまい、常に新たな栄養素を必要とします。
しっかり機能するためには、まず食べたものがきちんと腸で消化され、栄養が吸収され、不要なものはスムーズに排泄されるようにしなければなりません。
そのためには腸内細菌のバランスを整え、腸の粘膜を丈夫にして、細胞を活性化するのが大切です。
腸が荒れて炎症が起こると、副腎はコルチゾールをどんどん分泌して炎症を食い止めようとし
その結果、副腎が疲弊し負のスパイラルが起きます。
副腎疲労がある人の共通点はこの腸の炎症で
その炎症やアレルギーの元になるのが小麦に含まれるグルテンと乳製品に含まれるカゼインという物質だといわれ、
小麦粉を使った食材や乳製品をできるだけ減らしたり、味噌、納豆、漬物などの伝統的な発酵食品から植物性の乳酸菌を摂ることが改善のカギです。
そして副腎へのセルフケアとして
副腎周辺の皮膚にマイルドな刺激を与えること。『皮膚は露出した脳』と言われていて、皮膚への刺激は心に直接影響を与えていると言われています。
手を当ててタッチする
副腎のあたりに直接手を当てて、優しく温めるように触れるというそれだけです。身体心理学の研究によると、このエリアに焦点を当ててタッチすることで、副腎の過活動を抑えてくれたり、不適応状態になっているのを手助けしてくれます。
シャワーなどで温める
シャワーをお灸のように副腎あたりに当てることによって、副腎の活動を抑制することができます。
熱いシャワーを浴びると表面温度が一時的に上がりますが、その後の放熱作用(熱を発散させようとする力)で身体の内部や脳の温度を低下させるので、より熟睡できて心身ともにリラックス効果を高めます。
【効果的なシャワーの浴び方】
・少し熱めのお湯を頭から顔、胸、お腹、脚と順番に、1カ所につき30秒程度かけてから全身に移動させます。
・特に腰の部分は、やや熱め(41度から43度くらい)のシャワーを1分ほど集中的にかけましょう。副腎の活動を抑えることによってストレスホルモンを低下させることができます。
気づかぬ疲労=副腎疲労の人はかなり多いと言われています。
私自身も食事を変えたことにより、体が劇的に変わったひとりです。
小麦製品が好きな方は大幅にカットすることは逆にストレスにもなりかねないので
緩く実践したり、その他のケアをすることをオススメします。
以前書いた副腎疲労のブログから奏を見つけて下さった方がいましたが、整体では副腎にダイレクトにアプローチするというよりは
体を整え全体の臓器の働きを良くすることで副腎の疲労、負担を軽減させると考えます。
取れない疲れ…もしかしたら副腎疲労かもしれません。
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